夏が好きです！

四季には、それぞれに異なった風情があります。
あなたは春夏秋冬、どの季節が好きですか？

その昔、わたしは夏が大好きでした。
ギラギラと照りつける太陽と青い空、モクモクの白い雲。
いきなりド派手なスコールが降ったかと思えば
次の瞬間にはカラッと晴れ渡り、

泣いたり笑ったり怒ったり、
感情をフルに使って生きている
喜怒哀楽の激しい自分を見てるみたいで、

メリハリがあって、
行動力の固まりみたいなイメージの夏は
自分自身の性格とカブる季節でもありました。

陸上部でガンガンに走っていたあのころ。
夏はさまざまな大会のオンシーズン。
かなりレベルの高いところを目指して
本格的に走っていたため
血のにじむような練習の成果が
結果として表れるのが夏。
ちょうどこの季節でした。
全国大会出場や大会記録の樹立など
わたしにとって夏は、
思い出がいっぱいです。

ゴテゴテ重ね着をする必要もなく
軽装で過ごせるのも身軽で好き。
なんとなく活動的な気分になります。
気持ちをウキウキさせてくれます。

そしてなにより
わたしはスイカが大好きー♪

甘さが引き立つとかいう理由で
スイカに塩をかけて食す人がいますが、

あれは生粋のスイカ好きから言わすと
許せませんっ！(ｰ ｰ;)

スイカはスイカそのままの味を
味わってこそスイカやねん！！

って

子どもの頃からいつも
スイカについての熱弁をふるっていました。

お小遣いの残額とにらめっこしながら
自分専用のスイカを買ってきて
ひとりで食べるのが中学生のころの
趣味でした。

歳を重ね、
体力と気力が落ちたのか
（認めたくないですけどねっ！）

あんなに好きだった夏が
それほどでもなくなり、
季節がめぐってきても
なぜかあまり昔のように
テンションが上がらない数年が
ありました。

このまま夏は嫌いになっていくのかな〜と
思っていたのですが
最近また、夏好きが復活。

今年はとくに
暑ければ暑いほどイイ！

え〜〜〜うそーーーーー
ありえへんーーー！

って、声が
聞こえてきそうですね。^ ^

この変化は何が理由だろう？
考えてみました。

暑すぎると何もしたくなくなる
という人も多いと思いますが、
それって、平凡だけど幸せ〜〜〜に
暮らしているからだと思います。

わたしはこの１年
本当にいろんなことがあって
落ち込んだり浮上したり、
荒波の中を必死に生きてきました。

自分を健やかに保つために
どんなことからでも、どんなものからでも、
エネルギーを得ようと無意識な感情が
働いているのかもしれません。

とくに大きな問題を抱えるでもなく
日々を過ごしていれば
あらゆるものからエネルギーをいただこうという
意識も働かないでしょう。

それだと、この暑さに飲まれてしまうだけで
そこから何も得るものがないので
「夏はキライー」になってしまうかもしれませんね。

青空と白い雲と蒼い海と、
草木の鮮やかな緑、夏特有の匂い、

今年は、なにもかもがわたしにパワーを
授けてくれます。

わずらわしい日常生活の垢を洗い流し、
１年分の生きる力を養う季節。
この暑さを乗り切るからこそ、
このあとに来る冬の寒さにも耐えられる！！

夏の間にエネルギーをたくさんもらっておかなくて
いつ充電するんだ！

と、思う今日この頃です。

片道1時間15分かけて毎日ばぶばぶまで
車で通勤していますが
冬は夕方５時には日が落ちて
通勤がわびしかったんです〜。

でも夏は明るい時間が長いので
少々帰るのが遅くなっても気分が晴れやかです。
細かいことにもこだわらなくなります。

バタバタ忙しい日常、
普段は考えないような思いをめぐらせる時間が
たったひとりの1時間15分の通勤時間。

例えば「夏が好き」という些細なできごとから
「今の自分」を自己分析してみたりして。

頭の中で描いていく関連図に、
「ほぉ〜〜！」と
新鮮な気づきがあったり

「わたしって、そうだったのね！」と
驚きがあったり。

ああわたし、
今、一生懸命に生きてるんだなぁ・・・

夏が好きな「わたし」を分析してみて
そのような結論に達しました。

どのような季節、風情を好むかによって、
その人の、そのときの心が
ある程度わかるって
なかなかおもしろいですよね〜。