答えられへんなんて！(T . T)
ばぶばぶには毎日
ママたちがたくさんの質問事項を持って来院されます。
質問事項・・・
というと難しいですが
要は、
子育てをしていて感じる些細なギモン、フシギを
解決しに来られます。
例えば
乳児湿疹。
なぜ起こるかご存知でしょうか？
小児科で「どうして湿疹が出るのですか？」
って質問したら
たいていは、
「赤ちゃんだからね〜」とか
「新陳代謝が激しいからね〜」とか
湿疹が出る「原因」については
あまり言及せず
あいまいな説明にいまひとつ納得がいきませんよね。
わたしなら、以下のように説明します。
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赤ちゃんはおなかの中にいた時代に
ママの身体から大量の女性ホルモンをもらいます。
だけど彼らは所詮、赤ちゃんなので
そんなにたくさんの女性ホルモンは必要がありません。
ということに、彼らは生後半月ぐらいで
そうか！と気づくわけです。
それから生後３〜４ヶ月までかかって
過剰なホルモンを体外に放出する作業をします。
それが乳児湿疹の正体。
思春期のホルモン活性化によるニキビっ面の子どもたちと
同じような仕組みです。
ほかにも、同じホルモン放出が原因で
男女問わず
赤ちゃんなのにおっぱいにしこりがある子や
女の子だと白いおりものがたくさん出たり
新生児月経と呼ばれる出血がある場合も。
男の子だと赤ちゃんのくせに陰嚢（タマタマ）が
やたら大きく黒くグロテスク！
また、頭が加齢臭みたいな臭い！！
（脂漏性湿疹）も、ホルモン放出が原因です。
で、生後４ヶ月を過ぎると
ホルモンは完全に出し切って
そこでようやくちっちゃいオッチャンから
赤ちゃんに昇格するのです。
乳児湿疹もその時点を持って
出なくなっていきますよ〜♪
クサ〜イおっちゃん臭もなくなって
赤ちゃん特有のミルクっぽい甘い匂いになります。
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専門家ならば、
ママからギモンを振られたときには
このぐらいの説明はしてあげて欲しいと思います。
子どもの行動のすべて、
子どもの身体のすべて、
ママのことも
どんなことにも必ずそうなる「科学的根拠」があるのだから。
根拠や理由を丁寧に説明してあげれば
ママたちはスッキリしますよね！
「赤ちゃんだからしょうがないよね〜」
「産んだら治るよ〜」
は、
いちばん根拠なき
意味不明な説明だと思います（笑）
どんなギモン・フシギをママから
ぶつけられても
わたしはほぼパーフェクトに
答えられると思っていました。
先日いつものように
ひさこさん〜聞いてもいい？
はいはい、なんでしょう？
どんなギモンもぶつけてきてよー。
うちの子、４ヶ月なんですが
パパを見るとよだれが出るんです。
それってどういうこと？
教えて！！
・・・。(ｰ ｰ;)
一瞬固まったワタシ。
うそやろーーーーーー。
答えられへんやんっっ！
ああ、自信喪失。
このわたしが！
答えられないなんて・・・！！
「パパを見るとよだれが増える」
なんて、聞いたことないケド
わたしの勉強不足かも。（笑）
パパが美味しそうなのかなぁ？
それとも好きすぎてよだれが出るのかなぁ？
いや〜〜〜〜ん！
なんちゅー平凡なアホな答え！！
・・・その日はずっと悶々としていました。
誰か答え、
教えてくださいー。
このままじゃわたし
熟睡できません〜！
