高校生、大人になってきた！

わが家の長女は
青春まっただ中の高校１年生です。

もう義務教育ではないから
欠席や遅刻も含め、何か問題を起こせば
当然ながら「停学」「退学」「留年」
という厳しい措置がとられます。
行動のひとつひとつが自己責任。
社会的自立に向かって一歩ずつ進む高校生、
カッコイイです！

最近はバイトも始めました。
働いて収入を得ることの大切さ、ありがたさ。

お勉強も大事だけど
さまざまな年齢層の大人にまじって
仕事をすることで
教わることがたくさんあるはずです。

新鮮な毎日に刺激を受けて
人間力がどんどんupしていってるように
思います。

今のうちからいろんな年齢層や境遇の人と
対人折衝能力を磨いておくことは
いいことだと思います。
幅広い種類の人と関わることで
コミュニケーション能力、社会人との関わり方の常識が
どんなものか、垣間見ていくことができて

本人もきっと
そのすべてが新鮮で、自分の世界が広がるという意味で
充実していることでしょう。

義務教育のぬくぬく守られた環境にいる中３の次女と
社会経験をスタートした長女では
ここでグンと差が開いてきたのを感じます。

まだ15歳なんですけど
大人になったなぁ〜〜と感じる今日この頃です。

留学生を受け入れる外国人クラスのある公立高校は
大阪でも数少ないのですが、
彼女のクラスは、仲間の1/3が外国人です。

中国、韓国、フィリピン、パキスタン、アメリカ・・・
教室の中をさまざまな言語が飛び交います。
イスラム教の友達は、昼休みには必ず祈りを捧げに
一人どこかに消えていく・・・など
文化の違いに触れ、

身振り手振り、
言葉の壁を友達どうしで助け合ったり

秀才が集まる学校より
個性的な子が多いのが
「めっちゃおもろい！」のだそうです。

うちの高校は
「いじめを許さない学校」として
力を入れています。

クラスメイトのどんなに小さな変化も見逃さないよう
仲間作りといじめについての学び合い活動も盛んです。

今はネット時代だからこそ
一歩間違えば怖いですよね。

「死ね」「うざい」「消えろ」「きもい」
「デブ」「ブス」

人を侮辱する文字がLINE上に飛び交っていたり
嫌がるニックネームで呼んだり、
身体的ないじめより、
言葉や態度を使った精神的いじめをよく目にします。

上記の言葉、長女の高校では
校内で発した時点で「停学処分」なんです！

でも、子どもって
悪気がなくても気安く「死ね！」とか
軽〜く、ノリで言っちゃうんですよね・・・。

言われた方も、それほど深刻にとらえていなくて
ただふざけていただけ、冗談で終わることも
もちろんあります。
大阪人にとって
「アホやな〜」が褒め言葉だというのと
似てるかもしれません。

でも、「いじめ」と「からかい」は根本的に違います。
仲良しで信頼し合える関係の人たちと
お互いに言い合って
みんなが楽しんでいる場合は単なる「からかい」になるけれど
言われる側が「いつも同じ人」で、
かつ「そのことを苦痛に感じている」なら
それは立派な「いじめ」です。

もちろん最初は「からかい」でも
途中で誰かが傷ついて気まずい雰囲気になったら
そこで終了するのが原則ですね。

高校生になって半年。
最近の長女を見ていると
明らかに変わってきました。

中３は究極の反抗期！
ママはもう心が折れそうでしたが、
高校生になって少し落ち着いてきました。

「死ね！・・・いや、生きてっっ！」
「チビ！・・・でもそこがかわいいよっ！」
「ウザい！・・・ときは美味しいもの食べて寝よっ！」

咄嗟の禁句が口から出たあと、
必ずすかさずフォローが入ります。

ほぉほぉ〜〜〜〜
いい傾向ではないですかー。

「停学なったらイヤやしな！」

と本人は言います。

先日、ホームルームで
「自分が人から言われて嫌だった言葉」を
発表したそうです。

173cmのすず。

えーーーっと
わたしは
「デカい」が傷つきます！

発表した途端
クスクス・・・
クラス中に笑いが。

ど〜ゆうこっちゃ！
おい！

それが傷つく〜
ゆーとるやろがぁ〜！

ヒール履いて180や！
なんかアカンのか！

すずさんは黙っちゃいませんよ。

なぁ、ママ！
みんなひどない？！
どう思う？！？！

だいたいなぁ！
バイトでもちっちゃいおばちゃんたちに
「すずちゃん、あの棚の上のやつ取って♪」

言われるんや。

店長には
「すずちゃんは力もありそうやな。
玉ねぎのダンボール運んでくれるか？」

言われるんや！

なんやねんーほんま。
誰や、こんなデカいの産んだん！！！

あなたの場合はそれが「冗談」になるんだね。
きっとこれからも
強く生きていくことでしょう。
ママはある意味、安心やわ。

デカいの産んでごめんね〜。
でももう時効ー。^ ^