畝（うね）ができてた！

先日、
冬野菜の畑作りのお話を載せました。

先月、シルバーウィークに
手のひらにマメをいっぱい作って
汗水流して作ったのは
20メートル四方の広〜い畑です。

もともとは雑草がうっそうと生い茂る
石コロだらけの空き地でした。
とてもじゃないけど
これが畑になるなんて
「ホンマかいな？」な、荒れた土地。

まずは除草剤を撒いて
雑草が枯れてしおれてきたところで
草刈機で草を刈り、
石を拾い、
耕運機で土を耕し
鍬（くわ）でさらに土の固まりを細かく砕いて
よりきめ細かい土を作るため
しゃがみこんで固まっている土を手を使って砕いて
サラサラの状態にしていきます。

日本の多くの土壌は雨が多いために
土の中のカルシウムやマグネシウムが
溶けて流れてしまうため
酸性になりがち。

土の酸性度を中和するために石灰を撒き
堆肥（にわとりのフン）を撒き、
再び鍬でよく土を混ぜ合わせます。

野菜の栽培床、
土を盛り上げて作る部分を畝（うね）といいます。
畑経験者には当たり前の言葉だと思うけど、
ど素人のわたしは初めて知った言葉です。

幅70センチ、長さ20メートル、
均等に、まっすぐ土を盛り上げて畝（うね）を作り・・・

が、これがまた、なかなかキレイに
まっすぐにならない〜。
「うね」だけに、「ウネウネ」した「畝」に
なっちゃいました！←イマイチやな・・・(ｰ ｰ;)

最後にようやく冬野菜の種や
苗を植えると
すっかり畑らしく変身しました！！！

草刈機はホームセンターで買ってきて
機械の力を借りました。
耕運機は農業をしているお友達のハルくん
（うちの畑の師匠！）に
貸してもらいました。

ハルくんが耕運機を操ると
すごく簡単そうに見えるんです。
「なんや簡単やん！余裕、余裕♪」そう思って
やってみると、思いのほか
土が重くてなぜか全然前に進めない〜。

見かねてハルくんが手伝ってくれて・・・

というか、
ハルくんがメインでやってくれて
わたしがちょこっと手伝った・・・
というか、
足手まといだった・・・
というほうが正解かもです。(ｰ ｰ;)

優しいハルくん、このド素人を
なにかと気にかけてくれます。

畑はね
雑草との戦いなんだよ

昨日、日曜日も
雑草抜きで１日が終わりました。

シルバーウィークはお天気がよかったので
毎日、畑へ出て作業をしていました。
秋に植える野菜は、
この連休中にやってしまわなければ時期を逃す！
と言われていたので
がんばりました〜！

けど、おかげで全身筋肉痛。
手はマメだらけで痛いし、
鍬の使い方の基本動作がなっていないために
身体のあちこちに負担がかかってガタガタです。
ああ、情けない。

土地の広さから考えて
畝は全部で5列。
機械でやったら早いんだろうなぁ〜と思いつつ
ハルくんになるべく迷惑がかからないように
鍬を使って昔ながらの手作業での畝作り。
それがこんなにたいへんだとは思わなかった！！

でも考えてみれば
機械なんかなかった昔の人はみんなこうやって
農作物を作っていたのですよね。

妊婦であろうと、乳飲み子がいようと
毎日畑で働いていた昔の女性、
すごいよな〜と思います。

「妊娠は病気じゃないから！」と
臨月に入っても関係なく畑で作業をして

鍬を振り下ろしているうちに
自然に陣痛が来て
産婆さんに来てもらっての自宅分娩。
そんな営みがごく当たり前だった時代がありました。

日々の畑仕事によって
足腰の強さは現代人とは比較にならないほどだっただろうし、
子宮を支える筋肉や靭帯も強靭！
おかげで妊婦の骨盤は開きすぎることも歪むこともなく
当然、お産は大安産！
のケースが多かったことでしょう。

シルバーウィークに3列の畝を作ったところで
力尽きました。
平日はばぶばぶでの仕事があるので畑はできず、
そのまま放置していました。

すると先週、
仕事から帰ってきたら
手つかずだった４列目と５列目の畝が
できてるではないですか〜！

ハルくん？
もしかしてやってくれた？

朝４時すぎ

畑で作業中の彼をつかまえて
問い正したところ（？）

あ〜もう
種も撒いといたよ〜

しゃあしゃあと言うではないですか！

たった１列の畝を作るだけで
わたしがどれほどたいへんな思いをしたことか！
必死の形相で仕上げた畝も
農業のプロにかかれば
この爽やかさ。

なにごとも極めるっていうのは
すごいです。
ほんと尊敬。

わたしが（いや、ハルくんが？）
がんばってる畑、
ばぶばぶフォトアルバムに画像を載せたので
よかったら見てくださいね。

いつもなんの気なくスーパーで買っている野菜も
実はこんなにたいへんな畑仕事があってこそ
できあがるのだということを
身を持って経験しています。

今さらながら、
農家のみなさんに心から感謝です！

美味しい農作物をありがとうございます！