母が家庭的だと娘は。。。

ばぶばぶに来られる赤ちゃんや子どもたち。
ときどき手編みのセーターやニット帽、
ポンチョなどを着せてもらっている子が
います。

手編みって、温かみがあって
作り手の愛が伝わってきて
しかも、とてもかわいらしいですよね〜！

なかには、
思わず見入ってしまうような
手の込んだ柄だったり、
一針ずつの編み目のクオリティーが
めっちゃ高い感動モノに出会うこともあります。

「誰が作ったの？」

尋ねると
たいてい、

「ばぁばが得意なんです〜」

わたしたちの母親世代は、
今みたいに便利な世の中じゃ
なかったからでしょうか、
手先の器用な人が多いように感じます。

最近は、例えば幼稚園の通園おカバンだって
手芸屋さんで材料を購入すれば
幼稚園指定どおりのサイズのモノを
作ってくれるサービスが
あったりする時代です。

手芸や裁縫、
できる人とできない人の差が
真っ二つに分かれるのが
今のママたちの特徴かもしれないなぁと
感じます。

ばぁばが器用だと、
たいていその娘は不器用だったり。（笑）
ばぁばがなんでもできちゃうから
つい、ばぁば任せになってしまうからでしょうか。

ばぁばの編んだニットと同じレベルで
「私も作れますよー」というママには
なかなか会ったことがありません。

幼稚園で使うお道具袋などは、
つい、すべてばぁば任せ。
裁縫が得意な母親がいると
お願いすればなんでもやってくれるので
娘はやろうともしないまま
育ってしまうのかもしれませんね。

やらなければ当然、上達することもないし、
食べず嫌い状態で「苦手」「できない」って
決めつけてしまいます。

ちなみにわたしは手先が器用です。
昔から図工、美術の成績はよく、
細かいものを作ることは大好きでした。
今でも何かのきっかけで
一旦ミシンを引っ張り出せば
しばらくハンドメーキングのブームが
続きます。

ただ、取り扱い説明書とか
作り方マニュアルってやつが
大の苦手です！

ちゃんと学べばできる子のはずなのに
我流を貫き通して
基礎を知らないままなので、
自分の能力の限界値に達すると
そこからなかなか這い上がれる術がないので
上達できないまま終わってしまう
という難点が・・・。

わからなければ
落ち着いてマニュアルを読んで
基本を学べばいいのにねー。
って頭では思うんですけどね。

そうすればきっと
もっと完成度の高いモノが
できるはずなのに

型紙から自分で考えて
いろいろ独創的にやってみて、
作りながらどんどん形が変化していって、
当初頭にあった完成図と違うモノができたりする。

マニュアル通りの完成品ができひんとこが
ハンドメーキングの醍醐味やねん！

と持論を展開しています。←頑固者

規定やら規制やらRailを敷かれるのは苦手だし、
どこから見ても
非の打ちどころのない出来すぎたモノじゃなく
あっちこっちに味が出る
手作り感溢れるモノでいいんです〜。
作る過程、考える過程が楽しければ
わたしにとっては
できあがり結果はさほど重要ではないんですね。

わたしの母はどちらかというと
不器用でした。
裁縫・編み物・工作、絵、お菓子作り、
髪の毛を結ぶのも、
お母さんにやってもらうと
決して上手ではないので
いつしかわたしは母に頼らず
自分でやるようになりました。

そしたら母は、
自分ができないもんだから
器用になんでもこなす娘を
「すごいね〜！」って褒めてくれました。

褒められると素直に嬉しいじゃないですか。
その自信と優越感が次へのやる気につながり、
どんどんチャレンジしていく
→上手になる

という好循環を生み出していったのかなと
思います。

そしてわたしの祖母は
もう亡くなりましたが、思い起こせば
器用な人でした！

おばあちゃんが器用だったから
お母さんは不器用になっちゃったのかな。
で、お母さんが不器用だから
わたしは器用で、

とすると、

わたしの娘たちは・・・？

娘の人数が多いので
一概にみんながみんな、
不器用ではないですが

なかには

「ママに任せっぱなし〜♪」
「ママの料理最高やしな〜♪」

まるで自分でする気なし！
の娘もいます。

そういやわたし、

「あーもういいよいいよ
　ママがやっといてあげるよ」

って
彼女たちが自分の力ですべきこと、
能力の開花を平気で
奪っているかもしれません！！

でもなー
わたしがパパっとしたほうが
断然早いねんけどなぁ・・・

手編みのセーターが編める娘に
育てあげるのは母の力量？

あ〜〜
葛藤やなぁ〜。

とか言いつつ
孫ができたら
ばぁばの手編み、
わたし、思いっきりやってそう。（笑）