子どもの靴はね
最近はオシャレな子ども靴が
たくさん売り出されています。
昔ながらのキャラクターシューズもあれば
シューズメーカーのしっかりした運動靴、
アパレルメーカーのサンダルやブーツにいたっては、
完全に大人用のミニチュア！
大人顔負けでびっくりします。
わたしがママたちに伝えたいことのひとつに
「子どもの靴の選び方」があります。
洋服の選び方は、
どんなに安くてもOK。
ひたすら着やすさ重視。
伸びる素材は基本。
新品を選ぶことにこだわるよりも
リサイクルでどんどん使い回すべし。
なぜなら、本当にお金がかかるのは
中学生以降だからです。
必要なときに、必要なお金を
有効に使ってほしい！
わが子にカワイイ服を着せたい親心、
おさがりには抵抗があるという気持ちは
よくわかるのですが、
思春期の子どもを育てているわたしは
声を大にして言いたいぞ！！！
「小さいうちに不必要なところで
お金をかけるな！」
「本当に必要なモノだけにお金をかけよう」
すぐにサイズアウトする洋服は
着やすささえ問題なければ
ワンシーズンで終わりで十分。
でも、子ども靴だけは
お金を惜しまないで欲しいし、
どこで買うかにもこだわってほしいです。
足の成長、足腰の健康は
靴の選び方で決まると言っても
過言ではありません。
オシャレなデザインや手頃な値段だけで
靴選びをしていると、
外反母趾や偏平足・・・
多くの健康リスクを抱える可能性もあるので
靴だけはこまめにサイズをチェックしながら
きちんとした靴のメーカーのものを
選んであげてくださいね。
間違った靴を選ぶと、足はもちろん、
ヒザや腰の病気につながったり、
内臓の働きに影響を与えることもありますよ。
うちの高校生の娘が
まさにそのパターン。
第３子だったため、小さいころは
兄ちゃん姉ちゃんのサイズアウトした靴を
使いまわしていました。
先天的な足の形などもあるだろうから
一概に、おさがりの靴だけが原因では
ないとは思いますが、
彼女は小学生の頃から
しょっちゅう足が痛くなり
日常生活にさえも支障をきたすことがありました。
「なんで？」
本人は、ずっと悩んでいたようです。
「なぜ自分だけすぐに歩くのが
苦痛になるんだろう」
「なぜ足はこんなにむくむんだろう」
「なぜすぐに膝や腰が痛くなるんだろう」
すべての理由は
極度の扁平足にあり！
というのが判明したのはつい最近のことです。
今は、病院特注のインソールで
足の形を矯正治療中。
子ども靴は、早ければ
たった３ヶ月で買い替えになってしまうこともあるので、
親にしてみたら、どうせすぐ成長するんだし、
ちょっと大きめの靴でいっか・・・と
洋服と同じ感覚で買いたくなるかもしれません。
でも、これが
子どもにとって
足のトラブルを引き起こす原因になるのです。
昔の子は土の上をたくさん歩いて遊びました。
今は車社会で道路は舗装、外遊びもあまりしないので、
おのずと歩行量は低下、足の筋力も
足のアーチも育たず、
身体の体幹バランスが崩れ、健康トラブルに
拍車をかけています。
子どもにとって「歩くこと」は
健やかな成長のための
大切なトレーニングだから
軽視すべきではないです。
わたしは学生時代、陸上部でした。
微妙にシューズが合っていないというだけで
見事に故障（怪我）が増えるんです。
だから、陸上選手にとってシューズ選びは
とても重要でした。
子どもの靴は、それと同じくらい、
身体にとって重要なアイテムです。
子どもの足の発達を阻害する靴を
親が無意識に与えてしまわないようにしましょうね。
ちなみにわたしの子育て経験上・・・
歩始めたばかりの１歳児に
安くて軽い靴を履かせてみたら
ガニ股歩きになってよく転びました。
いい靴に替えたら、
一気に転ぶことが減って
身体が左右にブレる歩き方を
しなくなりました。
靴が変わると歩き方が変わるんです。
見てはっきりわかるぐらい
歩き方や姿勢が変わって
靴の大切さに驚いたことがあります。
だから、
靴だけは、おさがりはNGです！
靴は履いた人の足の形に変化します。
上の子の履いた靴を下の子に履かせると、
姿勢が崩れたり足を痛めることになるので
お下がりは避けましょう。
科学的な知見から子どもの足の特性や成長に見合った
真面目な靴作りをしているメーカーの靴は、
年齢で変わってくる運動レベルに合わせた靴作りをしていて、
さすがやな〜！な、機能がいっぱいです。
うちの子たちは
服はボロボロやけど（笑）。
過去の失敗から学習して
小さな子たちの靴だけはシューズメーカーの
「かなりええ造りのスニーカー」を
履かせてます！
大人顔負けの値段するけど。。。
健康には変えられないから。
新調するときは必ずシューフィッターさんに
足のサイズを正確に測ってもらうことも
お忘れなくね♪
