乳児湿疹で病院行くタイミングや目安·症状は?皮膚科·小児科どっち?
目次
こんにちは。助産師HISAKOです。
ある日、赤ちゃんの顔や体にポツポツと湿疹を見つけたら、あなたはどんな気持ちになるでしょうか。
わたしは12人の赤ちゃんを育ててきましたが、愛らしいかわいいほっぺ、プニプニのおなか、いろいろな部位にポツポツと乳児湿疹を見つけては、どうケアすべきか、病院に連れていくべきか、迷った経験が何度もあります。
「助産師で子育て経験豊富、さぞ的確な判断ができるんでしょ?」と言われますが、残念ながらわたしは、あたふたするばかりでした。
どんなに些細な異状でも、大切な赤ちゃんゆえに見つけてしまったときには気持ちは沈みます。そして慌てふためいてしまうのがママという生きものですよね。
早急にどうにかしてあげたいけど、自宅でのケアでいいのか。それとも専門家の診断を受けるべきか。判断基準がわからないとどう動いていいものやら困ってしまいます。
そこでこの記事では、乳児湿疹の症状とそれに対する対処法、病院への受診タイミングについて、分かりやすく解説します。
乳児湿疹、こんな症状なら病院に行かなくてもOK!
今、あなたの赤ちゃんの乳児湿疹はどんな症状が現れていますか?
ママから見て、症状は現状維持、あるいはなんとなく回復傾向の気がする・・・少なくともどんどん悪化している感じはないということなら、このまま家庭で根気よくスキンケアを続けつつ様子を見ましょう。
💡HISAKOポイント!
乳児湿疹の悪化は、体質や遺伝、環境的要素などが複雑に絡み合うので、病院での治療が必要になるケースもありますが、多くの乳児湿疹は家庭での正しいスキンケアで1歳のお誕生日頃には自然によくなっていきます。
乳児湿疹、こんな症状があれば病院へGO!
上記の「病院に行かなくてもOK」の症状に当てはまらなかった赤ちゃんは、次に以下の症状がないかチェックしてみてください。
乳児湿疹は多くの赤ちゃんが経験するものですが、いくつかの兆候は家庭でのケアだけでは足りず、医師による診断と専門的治療が必要であることを示しています。
以下の6つの症状と照らし合わせて、当てはまるようなら受診しましょう!
1)乳児湿疹の範囲がだんだん拡がる
例えば、最初はほっぺに赤い湿疹がひとつできただけだったのに、みるみるうちに顔全体に、さらに身体の下側へと拡がっているような場合。
家庭でのスキンケア方法が赤ちゃんの肌に合っていないのかもしれません。
有効な保湿ができておらず、肌が極度に乾燥し、バリア機能が低下している可能性がありますので、医師の指示を仰ぎましょう。
あまりにも症状が強いときにはアレルギーに関する血液検査を行うこともあります。
2)拡がりはしないが、乳児湿疹が良くならない
湿疹ができている部位が増えることはないけど、2週間以上治らず、逆に症状が悪化してきているような場合。
もしかすると、その湿疹の「原因」に特化した適切な対処ができていない可能性があります。まずはどんな原因で赤ちゃんの乳児湿疹が現れているのかを見極めることが大切です。
さらに、悪化の兆しが見られる場合には肌バリアが低下して炎症が起き始めている可能性があるので受診をおすすめします。
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3)症状が改善しても、またすぐにぶり返す
家庭で清潔と保湿の基本ケアをしているうちに、「乳児湿疹が治った〜!」と喜んだのも束の間、また同じ場所に繰り返し乳児湿疹が現れる場合。
また、一見キレイになった肌でも、実は肌の奥で小さな炎症がくすぶっていて、それが再燃してきている可能性もあります。
赤ちゃんの肌は乳児湿疹の有無に関わらず保湿ケアは必須です。治ったからと、保湿を怠っていませんでしたか?
炎症の火種があるのなら、病院処方のステロイド軟膏による治療で小さな炎症を完全に押さえ込む必要があります。
4)湿疹とあわせて、発熱・不機嫌など他の症状がある
鼻水や咳など、風邪の症状はないけれど、乳児湿疹の症状とともに発熱が見られ、赤ちゃんが辛そうな場合。
乳児湿疹の部位の肌バリア機能が低下し、そこから細菌が体内に入り込んだ可能性があります。
細菌感染に対しては抗生剤の内服、乳児湿疹には炎症を抑えるステロイド軟膏と抗菌薬を処方されますので小児科へ行きましょう。
5)肌が熱を持って赤く腫れる
軽症の乳児湿疹なら保湿剤のみで対処することもありますが、肌が赤みを帯び、熱をもって腫れるような症状が見られる場合。
これは炎症が起きているサインかもしれません。
ストロイド軟膏や免疫抑制剤によって、赤ちゃんの肌に触れた外部刺激(花粉、ダニ、ほこり、食物など)に対し、身体が過剰に反応して炎症を起こさないようにアプローチする必要があります。
6)強いかゆみ、引っかいてジュクジュク、膿や血が出る
かゆい部分をこすりつけたり、手のひらで強く掴んだり、爪で掻き壊すような場合。
皮脂の分泌過多、あるいは乾燥から引き起こされる乳児湿疹をこじらせ、炎症が起きているサインです。
黄色い滲出液が出てきてジュクジュクになり、肌のバリア機能が崩壊すると、外部からの異物刺激を体内に取り込みやすくなります。
体内に侵入した異物を排除しようと免疫細胞が暴走、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎などのアレルギーを発症するリスクが高まりますので受診しましょう。
ステロイド軟膏、抗菌剤の処方と、強いかゆみを抑えるため、抗ヒスタミン剤を内服することもあります。
薬で炎症を抑えたうえで、肌を清潔に保ち、保湿剤で全身をしっかり保湿していきます。
赤ちゃんの乳児湿疹、受診すべきは何科?
肌の症状で病院を受診したいとき、小児科か、皮膚科か、どこに連れて行けばいいのか悩みますよね。
乳児湿疹を含め、赤ちゃんの身体で気になることがあれば、まずは子どもの専門、「小児科」を受診することが基本です。
でも、肌の症状がひどく気になるなら、最初から皮膚科の専門医に直接相談することも選択肢のひとつです。
では、それぞれの専門科を受診するメリットをお話します。
乳児湿疹で「小児科」に行くメリット
小児科では、赤ちゃんの全身をくまなくチェックして、多方面から把握することで総合的に診断します。
乳児湿疹だと思っていても、実は内科的な病気が隠れていて、そこから肌の症状が現れている可能性もあります。
ですので、小児科では症状が出ている部位だけを限局的に診るということはありません。
例えばお薬も、赤ちゃんの月齢や体重など、その子の発達段階や個性に合ったものを考慮して選びます。
このようなきめ細やかな診察ができるのは、子どものスペシャリストだからこそですよね。
💡HISAKOポイント!
肌症状に合わせて、発熱やぐったりしている、グズりがハンパないなど、他にも症状がある場合は迷わず小児科を受診しましょう。
赤ちゃんの全般的な健康状態を把握し、他の病気がないか確認した上で、悪化傾向の乳児湿疹であれば必要に応じて肌の専門、皮膚科へとつないでくれます。
乳児湿疹で「皮膚科」に行くメリット
皮膚科は基本的には大人の肌の専門科ですが、なかには、小児もしっかり診ることができる皮膚科医師もいるので、「小児皮膚科」で調べてみてもいいかもしれませんね。
まずは小児科受診をしてみて、塗り薬などを処方してもらい、よくなる場合はそれで大丈夫ですが、
繰り返し症状が出て小児科でもらった薬ではあまりよくならないときは、セカンドオピニオンとして皮膚科に行ってみるのもアリだと思います。
例えば、皮膚を採取して顕微鏡検査ができるのは皮膚科だけです。
その結果、乳児湿疹の原因が実はカビの感染だった!としたら、一般的なステロイド薬では効果がなく、カビ専用の塗り薬が必要になるわけです。
このように肌に特化した細やかな検査と対応ができるのは皮膚科だけです。
💡HISAKOポイント!
「早めに皮膚科を受診して乳児湿疹の原因を特定しておけばこんなに長引かせずに済んだのに!」ということもあるので、小児科とあわせて皮膚科のかかりつけ医も作っておくと、いざというとき助かりますよ。
【繰り返さない】乳児湿疹の原因と予防・ケア・対処方法
なぜ乳児発疹をこじらせる?
それはズバリ、乳児湿疹の原因をきちんと把握していないことによる、的外れなスキンケアのせいです!
ピントがずれたケアをして、症状がよくなるはずがありません。同じ症状を繰り返したり、悪化させてしまったとしても、そりゃ当然そうなるよね・・・な、話ですよね。
赤ちゃんの肌は大人の肌に比べて薄く、外部からの刺激にとても敏感です。
乳児湿疹は、赤ちゃんの月齢、季節、衣類や寝具の素材、湿度や気温、体質や遺伝的要素など、日々の生活環境とともにさまざまな要素が関連し合って引き起こされます。
💡HISAKOポイント!
乳児湿疹をこじらせない、繰り返さないためには、あなたの赤ちゃんの湿疹の原因が、皮脂なのか、乾燥なのか、汗なのか、よだれなのか、アレルギーなのか、何に反応してできているのかを探ることから始めましょう。
乳児湿疹をこじらせない基本のスキンケア方法
大前提としてすべての赤ちゃんは肌が未熟でバリア機能が弱く、ほんの小さな刺激に反応しやすいという共通点があります。
そこへ、肌を刺激する各々の原因が重なることで乳児湿疹はこじれていきます。
ですので、赤ちゃんの基本的スキンケアは
① 肌の清潔を保つこと
② 乳児湿疹の原因にアプローチする継続的な保湿ケア
この2ステップが回復への近道だと覚えてくださいね。
また、あなたの赤ちゃんの乳児湿疹に影響していると思われる環境的原因をなるべく避けながら生活してみることを意識しましょう。
スキンケア商品にもこだわって
お風呂で身体を洗う洗浄料や、保湿剤も、「なんでもいい」というわけではなく、赤ちゃん個人個人の肌に合わせた商品選びがとても重要になってきます。
たくさんの商品があって迷ってしまいますが、これらのケア商品は赤ちゃんの肌に毎日直接つけるものなので、そこに含まれる成分に、良くも悪くも肌はダイレクトに影響を受けます。
毎日のスキンケアは赤ちゃんのすこやかな肌を維持するだけでなく、アトピー性皮膚炎の発症や、それに続く食物アレルギーの発症を予防することが期待できます。
長期的な発育の上で必須だと言われているので、なるべく肌への刺激が少ないものを選んであげてほしいと思います。なにより、ママであるあなたが納得できる商品であることが一番です。
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わたしは子だくさんママとして、助産師としても、赤ちゃんの乳児湿疹に悩まされてきました。
だからこそ、世界中の赤ちゃんの肌を本気で守りたいと思っています。ママと赤ちゃんを笑顔にしたいのです!
その想いの果てにとうとう、2年の月日を費やして、ミネラル成分豊富な沖縄の海洋深層水をベースに厳選した天然成分を配合した無添加保湿料「マシュマロ」、頭から体まで、全身使える洗浄料「ポメロ」を作っちゃいました。
毎日の保湿ケアでうるおい肌を維持するとバリア機能が高まって、さまざまな感染症からも身体を守ることができます。
病気になりにくい強い身体を作るためにも、保湿は赤ちゃん時代だけじゃなく幼児期も学童期も継続してあげてくださいね。
まとめ
赤ちゃんに乳児湿疹ができたとき、ママであるわたしはなんとなく気分が落ち込んで、何をしていても上の空・・・。
気づけばいつも赤ちゃんの心配な肌の状態ばかりに目が行って、かわいい赤ちゃんの成長を楽しむ心のゆとりを持つことができませんでした。
赤ちゃん時代の肌づくりは、その子とママの幸福度を一生かけて左右すると言っても過言じゃないぐらい、大切なことだと痛感しています。
適切なケアと、ここぞというタイミングでの専門医の診断と治療によって、家族みんなに笑顔でいてほしい!
乳児湿疹の肌ばかりに着目する不安だらけの育児ではなく、赤ちゃんのかわいさを噛み締め、幸せを感じる育児であってほしい!
わたしの熱い想い、どうかあなたに届きますように。
助産師HISAKOでした!
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