
赤ちゃんの保湿はいつから始める?保湿剤の選び方や使い方

目次
こんにちは。助産師HISAKOです。
日本には“儚いものほど美しい”という言い回しがあります。小さな生命は儚く、吸い込まれてしまいそうな魅力と美しさがありますよね。
赤ちゃん、そしてパパもママの存在も、弱く脆いからこそ尊く、今この瞬間という価値に厳かな生命を感じるのかもしれません。
脆いものは丁寧に扱ってあげなければ壊れてしまいます。赤ちゃんの肌も同じです。
美しく儚いので、油断すると乾燥などによる肌の不快感が生じることがあります。
その柔らかく繊細な肌のうるおいを保つため、最近では日々の地道な保湿ケアの重要性が語られるようになりました。
この記事では、赤ちゃんの保湿ケアについて、いつから始めるべきか、どの部位に注意が必要か、そして保湿剤の選び方や使い方について詳しく解説します。
※この記事は医学的アドバイスではありません。皮膚の症状については医師にご相談ください。
知ってた?保湿は生まれた日から!
ママのおなかの中にいた時代、赤ちゃんは羊水という最強のバリアに守られていました。おかげで肌はうるおいたっぷり、いつだってプルプルをキープすることができました。
そして、産声をあげると同時に羊水と訣別。赤ちゃんは外部の刺激をまともに受け止めることになります。
だけど自力で肌を守る能力はまだ持ち合わせていません。周りの大人が手助けしてあげなければ、ちょっとしたことで肌トラブルを起こしてしまいます。
だからこそ、生まれた日から保湿ケアでうるおいをサポートしてあげることが大切なのです!
赤ちゃんの保湿、重点的にケアしてあげたい部位は?
とくに首や顔、手足の関節部分などは乾燥しやすい部位として知られています。
また、おむつ周り、おなか、背中も摩擦や汗の影響を受けやすいため、こまめな保湿が必要です。
そうです!結論からいうと、赤ちゃんの保湿で重点的にケアしてあげたいのは全身です!(結局全部かーい笑)
保湿するタイミングはいつ?
赤ちゃんの保湿ケアは、1日2~3回を目安に行いましょう。
外出の前後や、お風呂の後やおむつ替えのときなど、肌を清潔な状態にするタイミングを逃さず、“ついでに保湿”を習慣づけてしまいましょう!
どんな保湿剤を使えばいいの?

病院処方の保湿剤と市販の保湿剤、どっちがいいの?
病院処方のもの、市販のもの、どちらが優れているということはありません。
なんとなく病院処方の保湿剤のほうが効果が高いんじゃないかと考えがちですが、実はそんなことはまったくありません。
病院処方の保湿剤を使ったら医療成分の副作用で赤みやかゆみが出てしまったけど、市販の保湿剤に替えてみたら大丈夫だったというパターンもけっこうあって、合う合わないは個人差の問題です。
肌に大きなトラブルがあるときは受診して治療薬を処方してもらいましょう。そうでなければ、あなたの赤ちゃんの肌に合う保湿剤さえ見つかれば、十分な効果が得られます。
保湿剤には4タイプの主成分がある
ワセリンタイプ
それ自体に保湿性はありませんが、肌に脂の膜を張って水分の蒸発を防ぐことで保湿性を発揮します。
肌にもっとも優しく、かぶれやアレルギーの心配が少ないので、ジュクジュクや赤みをともなったかゆみなど、肌の炎症があるときにも安心して使えます。
💡HISAKOポイント!
乾燥がひどいときは、下記のヘパリン類似タイプ、医療成分外タイプで肌に水分を浸透させた上からワセリンタイプで蓋をするダブル使いという方法もあります。
ヘパリン類似物質タイプ
肌の血行をよくする働きがあるとされています。水分子と結びつきやすい性質で保湿性を発揮することから保湿剤としても利用されます。
※医療用保湿剤については、医師に相談の上使用しましょう。
尿素タイプ
尿素は肌の角質層を柔らかくして(溶かして)保湿性を発揮する作用があります。それゆえに、肌の厚い大人のカチカチかかとや手足に使うことが多いです。
※医療用保湿剤については、医師に相談の上使用しましょう。
セラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸、グリセリンなど医療成分外タイプ
肌の血流をよくし、新陳代謝を促す作用がある物質は自然界にたくさん存在しています。
💡HISAKOポイント!
最近は、治療目的で使用される医療成分ではないけれど、肌のバリア機能を高めて水分を保持して潤す作用がある成分でつくった保湿剤が続々と登場しています。
保湿剤の質感、肌に乗せたときの付け心地
ワセリンタイプのテクスチャ(質感)は軟膏状のみですが、残りのタイプについては同じ種類の保湿剤でも、いろいろなテクスチャがあります。種類いろいろ、お値段もピンキリ!
ローション

水分が多いのでサラっとしています。薄くのばしたり広げやすいので、とくに暑い季節には快適に使用できます。軽い乾燥のときにおすすめです。
軟膏、オイル
軟膏は常温では固形。オイルとともにほぼ油分なので塗ったときにベタベタしますが、もっとも肌には優しい保湿剤です。
クリーム
軟膏より質感は柔らかく、油分が多めなのでしっとり感が強めです。ローションよりも保湿成分の比率が高い分、保湿力が高いです。とくに乾燥が気になる秋冬の顔や口元、ほっぺなどにポイント使いすることもできます。
乳液、ジェル
クリームとローションのちょうど中間あたりの水分油分量です。ほどよく伸びるので、頭皮にも使いやすく、季節を問わず万能です。
スプレー、泡
他のテクスチャと比べて保湿力は少し落ちますが、短時間で広範囲に使いやすいので赤ちゃんがよく動くようになると重宝します。
赤ちゃんに使うならどれ?保湿剤の選び方
1) 無添加や低刺激のもの
敏感な赤ちゃんの肌に毎日つけるものだから、なるべく肌に優しい素材でつくられているものを。
2) 伸びの良さ
伸びにくい、もしくはつけたあとにベタベタする保湿剤は、赤ちゃんが嫌がったりしてママもストレスになりがちです。
保湿はとにかく継続が大切なので、毎日苦痛なく続けるためには赤ちゃんが嫌がらずママが使い勝手がよいことは絶対条件ですよね!
3) 赤ちゃんの肌質や季節を考慮する
【乾燥が強めのとき】
ローションタイプでしっかり水分を入れ、上から軟膏タイプを重ねづけして水分を閉じ込めます。
【肌が敏感になっているとき】
肌が敏感に反応している場合は、刺激の少ない製品を選ぶとよいでしょう。医師に相談することをおすすめします。
【汗をかきやすい夏場】
サラッと使える水分多めの保湿剤をこまめに。
【乾燥しやすい冬場】
水分多めの保湿剤と油分多めの保湿剤の重ねづけがおすすめ。
寒い時期は軟膏が固くなっている場合があるので、手のひらで温めて柔らかくしてから塗ります。
💡HISAKOポイント!
通年使いやすい水分多めのローションタイプと、冬場や乾燥時に併用使いしやすい軟膏タイプ、両方を用意しておくのがおすすめ!
わたしが2年間かけて監修した赤ちゃん向け保湿料『マシュマロ』は、ミネラル成分豊富な沖縄の海洋深層水と植物性グリセリンを主成分とした保湿力の高い無添加保湿剤です。
ローションとクリームの利点を兼ね備えた絶妙な伸びの良さとしっとり感のテクスチャにこだわりました。

ママと赤ちゃんの笑顔を想像し全力でつくった『マシュマロ』良かったら使ってみてくださいね。

保湿剤の使い方とスキンケアのポイント
保湿剤は“適量”を手に取り、ママの手のひらで赤ちゃんの肌にムラなくなじませます。
“適量”の目安は、塗ったときに肌がテカるぐらいの量です。
肌が水分を吸収している入浴後は保湿効果が上がるので、できるだけ早くケアしてあげましょう。
プクプクの赤ちゃんは、くびれ部分も塗り残しがないよう念入りに。
また、ローションやミルクタイプなどさっぱりと使用感のいいものを先に塗り、その上にワセリン(プロペト)などの軟膏やクリームなど肌を覆う効果の優れたものを重ねることで、さらに保湿効果を高めることができますよ。
▼関連記事を読む
【顔・頭・頭皮】保湿剤の塗り方
顔や頭は特にデリケートなので、保湿剤は優しくなでるように塗ります。目や口、鼻の周りは特に乾燥しやすいので、念入りにケアを行いましょう。
保湿剤の種類にもよりますが、頭皮や髪にも保湿はしてもらっても大丈夫です。頭皮のうるおいが気になる場合は保湿ケアを検討してみてください。症状が気になる場合は医師に相談しましょう。
【おなか・背中】保湿剤の塗り方
おなかや背中は広い面積があるため、適量の保湿剤をしっかりと伸ばして塗布します。とくに背中は汗をかきやすいので、こまめなケアが必要です。わきの下も忘れずに!
【おしり】保湿剤の塗り方
おむつ替えの後、乾燥させてから保湿したほうがいいと信じて、うちわでパタパタしたり、フーっと息を吹きかけたりしているママが多いのですが、
実は、清潔な状態で十分に水分を含んでいる肌のほうが保湿効果が上がるんですよ〜!
【手・足】保湿剤の塗り方
腕や脚の関節部分は乾燥しやすいので、丁寧に保湿剤を塗布します。
手首や足首、太もものくびれは伸ばして。足の裏や指の間は「え?そんなところまで保湿?」と思うかもしれませんが、乾燥によるひび割れを防ぐために、細部までしっかりとケアしましょう。
新生児の保湿に関するQ&A

新生児の保湿ケアに関する疑問や質問をいくつかピックアップし、その回答をまとめてみました。
Q. 気温や湿度の高い夏でも保湿は必要ですか?
A. はい、夏でも保湿は必要です。高温多湿の環境とクーラーの組み合わせは、赤ちゃんの肌を乾燥させる要因となります。夏の保湿ケアで大切なのは、軽いテクスチャーのローションやジェルを選ぶことです。
Q. 季節によって保湿剤は変えたほうが良いですか?
A. はい、季節によって肌の状態や外部環境が変わるため、保湿料も変えることをおすすめします。冬は乾燥が厳しいため、よりうるおいを与えるクリームやオイルが適しています。
Q. 保湿しているのに肌の状態が改善しません…どうしたらよいでしょうか?
A. 肌の状態には様々な要因が関わっています。保湿ケアを行っても改善が見られない場合は、小児科や皮膚科を受診し、専門医に相談することをおすすめします。
是非一度試してみて!
HISAKOイチオシ保湿料はコレ!
「この子の肌、どうしたらいいの?」
そんな悩みを抱えるママの声から始まりました。
私が監修した、赤ちゃん向け保湿料『マシュマロ』そして、全身シャンプー『ポメロ』は、赤ちゃんの肌に使いやすい処方で、肌のうるおいを大切にするママから好評いただいています。
赤ちゃんの肌は一生の宝物。真剣に考えたいママ・パパにこそ、試してもらえたらと思います。
\累計10万本販売した保湿料!/
\セット使いがオススメ/
HISAKO監修第二弾の全身シャンプー!
シャンプーからボディウォッシュまでこれ1本!赤ちゃんもママも、うるうるの肌になると大評判です♪
\初回1,900円のキャンペーン中!/
今すぐ60%オフで購入する※これらの商品は化粧品であり、疾病の治療や予防を目的としたものではありません。