乳児湿疹のお悩み解決!原因と症状、毎日のスキンケアについて
目次
こんにちは。助産師HISAKOです。
「ママになると何事にも動じなくなる」とは、誰が言ったのでしょう!
赤ちゃんの小さな変化に敏感に反応し、動揺してオロオロしてしまうのがリアルなママの姿です。
例えば肌のトラブルは、乳児湿疹は多くの赤ちゃんが経験する一般的な肌の問題です。決して珍しい話ではないとわかっていても、いつも目につく惨状だけに胸が痛みますよね。
「何が起きているのかわからない」「どう対処すればいいのかわからない」
「わからない」ほど不安なことはありません。その湿疹の原因、そして適切な対処方法を知ることが、赤ちゃんの肌を守り、ママの不安を払拭するための最善の道だと思います。
この記事では、乳児湿疹についての基本知識と日々のスキンケアをサクッと学び、あなたの疑問をスマートに解決。
一度きりの貴重な親子時間を笑顔で過ごせるよう全力でお手伝いさせていただきます!
そもそも乳児湿疹とは?
乳児湿疹とは、新生児期(生後28日まで)から乳児期(生後1ヶ月〜1歳のお誕生日まで)にかけて見られる、さまざまな肌トラブルの総称です。
赤ちゃんは成長とともに抵抗力がつき肌も強くなっていくので、乳児湿疹は時間とともに自然に落ち着いていくことが多いです。
その一方で、『新生児期からの保湿剤塗布によりアトピー性皮膚炎の発症リスクが3割以上低下する』ことが国立成育医療センターの研究班により明らかにされています。
成育出生コホート研究におけるランダム化臨床研究介入試験で、新生児期からの保湿剤塗布によりアトピー性皮膚炎の発症リスクが3割以上低下することが分かりました。
皮膚のバリア機能が障害された状態で、早期に十分な対応がなされず皮疹の改善が遅れると、食物アレルゲンの皮膚感作が進行します。
国立成育医療研究センター公式HPより
乳児湿疹を正しくケアしないまま放置すると、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーなどの根治性の肌トラブルに移行することがあります。
つまり、家庭での適切なスキンケアを継続していくことが、赤ちゃんの今後の健康に大きく影響するのです。
乳児湿疹の原因と症状
あなたの赤ちゃんの湿疹はどのタイプ?
「乳児湿疹」には、過剰な皮脂、乾燥、摩擦、汗、食物、体質、遺伝的要素など原因が異なるさまざまなタイプがあります。
症状も、ベタベタ、カサカサ、ブツブツ、ジュクジュクなど多数。また、身体のどの部分に現れるかによっても、適切な対処法は異なります。
そこで、まずは乳児湿疹の主な5つのタイプについて詳しく見ていきましょう。
①皮脂が原因の「脂漏性湿疹」※新生児期〜生後3、4ヶ月頃まで
乳児湿疹の中でも、月齢の低い赤ちゃんによく見られるタイプです。これは、赤ちゃんの皮脂腺の活動が活発になり、皮脂が過剰に分泌されることで起こります。
症状としては、頭皮や耳の後ろ、顔などの皮脂腺が多い部位に黄色いかさぶたやフケのようなもの、赤みを伴う発疹が現れます。かゆみはあまりありません。
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②乾燥が原因の「皮脂欠乏乾燥性湿疹」※生後4、5ヶ月頃〜
乾燥性湿疹は、赤ちゃんの肌が乾燥することで発症します。とくに冬場の乾燥した環境や、エアコンの風が直接肌に当たることで悪化することがあります。
症状は、顔や手足、そして身体の露出部分の肌が粉を吹いたようにカサカサになり、赤みを帯びたり、小さな発疹ができます。かゆみがあるのが特徴です。
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乳児の乾燥性湿疹の原因と症状とは?スキンケア方法も伝授します!
③汗が原因の「あせも」
汗を原因とする乳児湿疹は、暑い夏だけではなく、冬でも着せすぎや温めすぎなどによって引き起こされます。
汗が肌表面に留まることで、赤ちゃんの敏感な肌に刺激を与え、赤いブツブツ、白いブツブツ、細かい水泡などの発疹が生じます。
このタイプの湿疹は、首回り、胸、おなか、背中、おむつの中など汗をかきやすい部位によく見られます。
④おしっこうんちが原因の「おむつかぶれ」
おしっこやうんちの刺激に肌が反応し、肌バリアの抵抗力の落ちることでおしりが赤くただれます。
排泄のたびにヒリヒリした痛みとかゆみが強くなり、おしり拭きシートで拭き取るときの繊維摩擦で大泣きしてしまうことも。
さらに細菌が侵入して炎症を起こすとジュクジュクしたり出血することもあります。
⑤よだれが原因の「よだれかぶれ」
生後2ヶ月頃になると、消化吸収能力が向上することに伴ってよだれが増えてきます。
かわいい手を口に持っていき、しゃぶるようになると、赤ちゃんの口の周りはよだれまみれに!(泣)母乳やミルクの成分が含まれるよだれは、口の周りの肌を刺激してが赤くただれてしまいます。
離乳食が始まると、食材や調味料などの成分が刺激になってかぶれることもあります。
💡HISAKOポイント!
例えば子どものかんしゃくは、甘えたい、眠い、空腹、要求を通したいなど理由(原因)はさまざま。原因がわからないと対応の仕方もわからないよね。
それと同じように乳児湿疹も、原因も症状も異なるのに、同じ対処でいいはずがな〜い!まずは何が原因の乳児湿疹なのか見極めることから始めよう!
乳児湿疹とアレルギーの見分け方
アトピー性皮膚炎との違い
アトピー性皮膚炎は、乳児湿疹などで肌バリアが弱っているところから外部からの刺激物が体内に侵入することで発症します。
体内に入った刺激物を排除しようと身体の免疫細胞が暴走することで、いくら清潔保持と保湿を行なっても皮膚の炎症が持続し、なかなかよくなりません。
遺伝的要素や体質も絡んでおり、乳児湿疹よりも強いかゆみを伴うことが特徴。ステロイド薬による専門的な治療が必要です。
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食物アレルギーとの違い
食物アレルギーは、特定の食物に対する過敏反応です。
乳児湿疹は食べものに関係なく現れますが、食物アレルギーの場合は、原因となる食物(卵、乳、小麦など)が肌に触れたり、食べさせた後15分から2時間以内に、目の周り、口の周りから始まって、顔全体の赤み、ブツブツ、蕁麻疹、むくみ、ひどくなると嘔吐や下痢などが見られます。
食物との接触や摂取のあと、肌になんらかの症状が出る場合は、食物アレルギーの可能性があるため、病院に行きましょう。
乳児湿疹はいつまで続く?
乳児湿疹は、生後数週間から数ヶ月の間によく見られます。
1歳ぐらいまでに自然によくなっていくことが多いですが、適切な肌ケアができているかいないかによっても、症状の程度や持続期間は異なります。
💡HISAKOポイント!
子どものかんしゃく、理由はどうあれこれだけは絶対やってほしい基本のケア、それは「大好きを伝える」こと。その上でかんしゃくの原因に合わせた対処をプラスしてあげると子どもは案外すぐに落ち着く。
乳児湿疹の原因もさまざまやけど、すべての赤ちゃんの肌のための基本のケアは「清潔、保湿を徹底する」こと。そこに各原因に特化した肌ケアをプラスしてあげることで赤ちゃんの肌はよりよい状態に守られるよ!
乳児湿疹の改善・予防に大切なのは毎日のスキンケア
乳児湿疹の改善と予防の基本は、「清潔」「保湿」だということがおわかりいただけたでしょうか。
ではここからは、効果的なスキンケアのポイントをご紹介しますね!
清潔について(入浴)
身体を清潔にすることは、乳児湿疹の改善と予防に役立ちます。お風呂は1日1回。赤ちゃんの肌に優しく刺激の少ない洗浄料を選びましょう。
熱いお湯は肌の乾燥を促すので、ぬるめの38度程度のお湯で。洗いすぎに注意し、ママの手のひらで優しく洗いましょう。水分を拭き取るときにも、ゴシゴシ擦らずに優しくタップするようにしてあげてくださいね。
わたしが開発した赤ちゃん用洗浄料『ポメロ』は、トラブルが起きやすい赤ちゃんの肌を適度にうるおしながら洗い上げます。
洗浄力が強すぎると必要な皮脂まで取り除いてしまうことになるので、ポメロのような適度な保湿力のある洗浄料を選んであげることをおすすめします。
保湿について
朝とお風呂上がりの1日2回が基本ですが、乳児湿疹の予防と改善において保湿ケアは絶対に省くことのできない大切な要素です。乾燥を感じたら保湿は何度でもOK!
入浴後は5分以内が勝負です。肌がまだ湿っている状態で保湿剤を丁寧に塗ります。水分が蒸発する前に肌の内部に閉じ込めるイメージですね。
保湿剤は人工添加物が少なく、なるべく赤ちゃんの肌への刺激にならないものを選び、全身こまかい部分も忘れずに。たっぷりテカテカになるぐらいに塗りましょう。
わたしがプロデュースした、赤ちゃん向け保湿料『マシュマロ』は無添加にこだわり、ミネラル成分豊富な沖縄の海洋深層水をベースに厳選した原料でつくりました。
毎日のスキンケアは赤ちゃんのすこやかな肌を維持するだけでなく、アトピー性皮膚炎の発症や、それに続く食物アレルギーの発症を予防することが期待でき、長期的な発育の上でとても大切です。
その他、日常生活で気を付けたいこと
赤ちゃんの肌に触れるものは清潔に保ち、優しい素材(綿100%が基本)の衣類や寝具を第一選択に、摩擦による刺激から守ってあげましょう。
また、赤ちゃんの肌は直接太陽にさらさないよう紫外線対策もお忘れなく。適切な温度と湿度を保ち、汗をかきっぱなしにしないこと、おむつはこまめに取り替えること、肌は強く擦らないことも大切です。
💡HISAKOポイント!
肌を守るための皮脂分泌が十分になる年齢は、なんと13歳!
毎日の保湿ケアでうるおい肌を維持するとバリア機能が高まって、さまざまな感染症からも身体を守ることができるって知ってた?!
病気になりにくい強い身体を作るためにも、保湿は赤ちゃん時代だけじゃなく幼児期も学童期も継続したほうがいいよ〜!
繰り返す乳児湿疹…病院を受診するべき?
清潔と保湿、基本のケアに、原因別対処法を加えてがんばっているのになぜか症状が悪化していくときは、小児科や皮膚科の受診をおすすめします。
出血、ジュクジュク、赤ちゃんがあまりにもかゆそうにしているときは、低下した肌バリアから細菌やカビが感染している可能性、またはアトピー性皮膚炎などのアレルギー性皮膚疾患の場合もあります。
「改善の兆候がない」そんなときは、悶々と考えるよりも手っ取り早く受診しちゃいましょう!
まとめ
どんなトラブルにも必ず原因があります。
「乳児湿疹は多くの赤ちゃんが経験する肌のトラブルだから仕方がない」
なんて諦めず、ここで得た知識を駆使して赤ちゃんの健やかなツヤ肌を目指しましょう!原因がわかったら、おのずと解決策も見えてきますよね。
今朝、わが家の3歳児がかんしゃくを起こしました。原因は「バナナの皮を自分で剥きたかったから」。基本のケアである「大好き」を伝えつつ、新しいバナナを渡すという原因に特化した対処をしたら一瞬で機嫌が直りました。(なんじゃそりゃ)
基本のケア+原因に特化した対処。こつこつ根気よくダブルケアで挑んだら、どんなトラブルも改善に向かうんやなぁとバナナを食べながら痛感した助産師HISAKOでした!
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