乳児の乾燥性湿疹の原因と症状とは?スキンケア方法も伝授します!
目次
こんにちは。助産師HISAKOです。
赤ちゃんの肌はとてもデリケートです。
丁寧に保湿を継続していくとモチモチ肌になるし、放置すればカサつき、ちょっとした刺激や環境の変化でトラブルを引き起こしやすくなります。
同様に、わたしたちの心もとてもデリケートですよね。
丁寧に扱われると心はうるおい、少々のことにも動じない強さとなっていきますが、冷たく放置されると、心はうるおいを失い、ちょっとした刺激にも過剰に反応して、カサつきひび割れ、傷ついてしまいます。
乳児期によく見られる肌トラブルをまとめて「乳児湿疹」と呼びますが、なかでも頻度が高いのが乾燥による湿疹です。
そもそも赤ちゃんは胎内では羊水に守られて過ごしていました。つまり、生まれたあとも心身ともに健康であるためにはうるおいが必須なのです!
この記事では、乾燥性湿疹の「なぜ?」を解き明かし、赤ちゃんの肌を守るためのスキンケア方法について、詳しくご紹介します。
乳児乾燥性湿疹の原因は、ズバリ乾燥!
生まれたての赤ちゃんは、胎内でママからゆずり受けた女性ホルモンの影響で皮脂の分泌が過剰です。おかげで肌はいつもしっとり♡・・・と言いたいところ、残念ながらギトギト〜!
生後3ヶ月を過ぎる頃になると、皮脂分泌量は一気に低下し始め、赤ちゃんの肌は「0か100か」の極端さで変化していきます。
ギトギトからカサカサへ急転直下!それなりにちょうどいい量の皮脂が分泌できるようになるのはまだずっと先のことです。
そもそも赤ちゃんの肌は、外部からの刺激に対するバリア機能が弱く、乾燥しやすいという特徴があります。
とくに冬場の乾燥した空気や、エアコンの使用による室内の乾燥は乾燥性湿疹に拍車をかける環境なので適切なスキンケアで守ってあげましょう。
乳児乾燥性湿疹の症状は?
乾燥性湿疹の3大症状は
・赤み
・カサカサ
・かゆみ
発症しやすい部位は
・顔
・手足
衣類から露出して外気にさらされやすい部位に症状が出やすく、そのまま放置しているとプツプツした湿疹に移行したり、かき壊してジュクジュクになることもあります。
脂漏性湿疹やアトピー性皮膚炎との違い
乾燥性湿疹は、脂漏性湿疹やアトピー性皮膚炎と症状がとても似ていることがありますが、原因や治療法はまったく異なります。
あなたの「心」に置き換えて考えてみましょう。
「心がしんどい」という症状があるとき、その原因は多種多様ではないでしょうか。
寝不足で疲れているだけのこともあれば、夫と価値観が食い違うイライラが原因だったり、大切な人との別れが原因だったり、ケースバイケースですよね。
「何に影響を受けて心がしんどいのか」を見極め、原因に沿った対策や改善を行えば、案外簡単にあなたの心は元気を取り戻します。
同様に、見た目に同じような湿疹でも、脂漏性湿疹は新生児〜3ヶ月頃の低月齢の赤ちゃんの皮脂の過剰分泌が原因だし、アトピー性皮膚炎は体質や遺伝的素因が絡むアレルギー反応による肌の炎症が原因です。
そして、乾燥性湿疹は皮脂の欠乏による乾燥が原因です。
赤ちゃんの湿疹、5つの観察ポイント
「何に影響を受けて肌トラブルが起きているのか」を見極めるための観察ポイントを5つご紹介します。まずはあなたの赤ちゃんの湿疹の原因を探索してみましょう。
①身体のどの部分に現れているのか?
②特徴的な症状はないか?
③季節は?
④赤ちゃんの月齢は?
⑤遺伝的素因はないか?
また、以下に乾燥性湿疹と症状は似ているけど原因が異なる他の肌トラブルについてのリンクを貼っておきます。
各記事の中で5つの観察ポイントをさらに詳しく説明していますので、この機会に確認しておきましょう。読んでおいて損はしませんよ〜!
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乾燥性湿疹には毎日の保湿ケアが大事!
乾燥性湿疹はその名のとおり「乾燥」が原因です。だとすると、予防と改善にはひたすら乾燥を防げばいいわけですよね。なんと単純明快なのでしょうか!(笑)
シンプルなんだけど、具体的な方法がよくわからないというあなたのために、効果的なスキンケアのポイントをご紹介しますね。
①お風呂はぬるめの温度でやさしく洗う
入浴は赤ちゃんの肌を清潔に保つために大切ですが、熱すぎるお湯や強い洗浄力の石けんやボディソープは肌を守るために必要な皮脂まで洗い流してしまうため、極端な乾燥を促す原因になります。
お湯は大人が「ちょっとぬるいかな」と感じる38℃ぐらいの温度に設定します。(計る必要はありませんよ。ママの感覚を大切に!)
洗浄料はしっかり泡立ててママの手のひらで優しく洗いましょう。泡はきちんと洗い流してくださいね。
乾燥性湿疹の出やすい乳児期後半は、保湿力のある洗浄料選びがポイントです。
わたしが開発した赤ちゃん用洗浄料『ポメロ』は、トラブルが起きやすい赤ちゃんの肌を適度にうるおしながら洗い上げるのでおすすめです!
②お風呂の後はすばやくしっかり保湿する
入浴後の肌は瞬時に乾燥するため、5分以内に保湿して肌の水分が蒸発するのを防ぎます。保湿剤は、赤ちゃんの肌に優しい刺激の少ない成分のものを選びましょう。
「保湿しているのに乾燥性湿疹になってしまった」という赤ちゃんのママによくよくお話を伺うと、「保湿剤の量がまったく足りてへんー!」というパターンが結構あります。
保湿剤は「塗りすぎじゃない?」と思うぐらい、赤ちゃんの肌がテカテカするまでたっぷりと、頭皮からつま先まで全身均等に塗ってあげてくださいね。
③乾燥がひどいときは保湿剤を重ねづけ
乾燥がひどいときは、最初にローションやミルク系の水分多めのサラッとした保湿剤を肌に浸透させます。
続いてその水分を蒸発させないために、油分多めのクリーム、オイル系の保湿剤を上から重ねづけて肌に蓋をすると保湿効果が上がります。
④くびれ部分の保湿も忘れないように!
乾燥性湿疹が出やすい月齢の赤ちゃんはぷくぷくに太って手足がまるでちぎりパンみたいだったりしますよね。(笑)
手足は衣類から露出していることが多く、とくにくびれ部分は保湿が抜けてしまいがちだったりするため、そこに集中的に乾燥性湿疹を発症している赤ちゃんが多い印象があります。
シワは伸ばしてくびれの中まで丁寧に保湿してあげましょう。
⑤室内の湿度や衣類の素材も気にかける
赤ちゃんが過ごすお部屋の温度はもちろん大切ですが、実は湿度がとても重要!
冬は加湿器を導入したり濡れタオルをハンガーにかけておくなどの工夫で湿度を50%程度に調節してあげましょう。
肌に直接触れる衣類は綿素材が基本です。また、首がすわると抱っこひもでお出かけする機会も増えると思いますが、ママの衣類に赤ちゃんが乾燥した顔や手足を擦りつけることで湿疹が悪化することがあります。
ママの衣類の素材も確認、そして赤ちゃんは薄手の長袖長ズボンで肌を保護してあげることもおすすめです。
洗濯洗剤は低刺激のものを使用し、かきむしっても傷になりにくいように赤ちゃんの爪は短く切っておきましょう。
⑥乾燥がひどいときは1日何度でも保湿!
保湿ケアの基本は朝とお風呂上がりの1日2回ですが、乾燥がひどいときはその限りではありません。
おむつ替えのたび、外出から帰ったタイミングなど、気づいたときに何度でも保湿してあげてください。
わたしがプロデュースした、赤ちゃん向け保湿料『マシュマロ』はミネラル成分豊富な沖縄の海洋深層水をベースに厳選した原料でつくりました。
乾燥性湿疹の出やすい月齢の赤ちゃんは、おててをしゃぶるのもお得意ですよね!
1日に何度も保湿する場合に、赤ちゃんがしょっちゅう保湿剤を塗ったおててを舐めてしまい、身体への影響が心配・・・というママたちの不安の声をよく耳にします。
その点、マシュマロは無添加にこだわった優しい成分でつくられている保湿料なので、もしも舐めてしまっても過度な心配をしなくていいのが助かる!と高評価をいただいています。
症状が長引いてる場合は病院へ
乾燥しやすい赤ちゃんの肌の特徴があるかぎり、乾燥性湿疹の発症自体はある程度しかたがないことです。大切なのは、そこから症状を悪化させないこと。
乾燥性湿疹の症状が長引く場合や、ひどくなっている場合、あまりにもかゆがる場合は、小児科や皮膚科の受診をお勧めします。
乾燥性湿疹が引き金になって、アトピー性皮膚炎やカンジダ菌や白癬菌(水虫)などの真菌の感染など、他の皮膚トラブルに移行させなように食い止めましょう。
まとめ
外部からの刺激に影響されない強くたくましい肌を育むためには、根気よくスキンケアを継続しうるおいをプラスしながら大切に守っていくことが良策だとお解りいただけたでしょうか。
12人育ててきて痛感することがあります。それは、心も肌と同じで本当にデリケートだということです。うるおいを失った心は擦れただけで乾燥し傷んでしまいます。傷つきやすいからこそ、子どもたちには、愛情シャワーでたっぷりのうるおいを与え続けてあげたいですよね。
そして、あなた自身の心と肌にもうるおいを。
世界はそこまで怖くはありません。世間体なんか気にせず素直な自分を楽しみましょうね。自分らしくいられる強い心は、健康な肌と同じように最強ですよ!
助産師HISAKOでした。
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