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2022.06.08

子離れ

わが家にはネコが5匹います。
産後2週間の母ネコと仔猫4匹を
保護して2ヶ月が経ちました。

保護当時、仔猫ちゃんたちは
やっと目が開いたばかりで
ひたすらママのおっぱいを飲んでは寝るを
繰り返していました。

4匹もいたら、
どの子がお世話済みで、
どの子はまだなのか、
わからなくなりそうだけど、

育児日誌に記録するでもなく
本能で偏ることなく全員まんべんなく

毎日仔猫たちのカラダを舐め、
鳴いてると様子を見にいき、
危険がないところに咥えて運び、
休むことなくお世話をする姿に感動。

母乳しか飲んでいない赤ちゃんのウンチは
善玉菌のビフィズス菌がたくさんいて
キレイです。

知ってるけど、でも!

敵に気づかれないよう匂いを消すという
防衛本能的な目的があるとはいえ、
仔猫のおしりを舐めて、排泄を促し
ぜんぶ舐め取ってしまうなんて
母猫の愛情はどれだけ大きいのだろうかと
ただただ驚かされます。

わたしだって負けないぐらい
子どもはかわいいと思ってますが
わが子のうんち食べるのはちょっと・・・(^◇^;)

仔猫たちが母乳と並行して
カリカリを食べられるようになってきた
生後1ヶ月半の頃

ある日、朝のリビングに
かわいらしい小さなうんちが
コロンと転がっているのを発見!

おお〜
自力でうんちできるようになったんだね!
なんか感動。

それからたった数日で
仔猫たちはトイレの場所を覚えました!

ママの真似をして
前足でトイレの砂をカキカキして、
一丁前にうんちを隠すことまでできるように。

ネコ、すごい。
1ヶ月半の赤ちゃんなんて
人間だったらな〜んにもできないぞ。

そして今
生後3ヶ月目に入った仔猫たちは
ヤンチャ盛りです。

部屋中を全速力で走り回り
ジャンプしたりじゃれて転げ回ったり
室内の観葉植物をよじのぼったり
(スタントマンかと思う・・・)

いきなり電池が切れたみたいに
コテっと寝てしまう様は
まるで人間の子どもさながらです。

成長スピードは圧倒的にネコが勝るけど、
落ち着きのなさや
好奇心旺盛なところ、
すぐチョケる(ふざける)ところ、
ネコの子どもも人間の子どもも同じなんですね。

脅威の身体能力を発揮しているのに
まだしつこく
4匹ともおっぱいを飲んでますが、
そろそろ卒乳だと思います。

いつも仔猫たちのそばに
ピタリと寄り添って
甲斐甲斐しくお世話してきたママは
最近、ちょっと離れた場所で
ひとりで寝そべっていることが増えてきました。

もうねこにゃんは
仔猫の排泄の介助もしません。

遊び疲れた仔猫たちが
おっぱい求めてそばにやってくると
スッと立ち上がって
無表情のままどこかに立ち去っていく姿も
見られるようになりました。

そして、仔猫そっちのけで
ゴロンと寝転んで人間の足にまとわりつき
ゴロゴロ喉をならしながら
クネクネおなかを見せて甘える行動が
よく見られるようになりました。

人間だったら

「ママらしからぬ行動」
「ママなのに子どもより自分が大事なの?」

とか言われて

自分の時間や趣味を持たずに
子どもに自分の人生もすべてをかけるママが
〝よいママ〟という偏った価値観で覆われた
がんじがらめの世間から
冷ややかな目を向けられるヤツだよな〜
と思います。笑

「わたしはママだけど
わたしにはわたしの人生(猫生)があるのよ。
いつまでも子ども優先で
やりたいことを我慢してストレス溜めるなんて
アホみたい!」

と、ねこにゃんの顔には書いてあります。

世間体なんてまったく気にせず
一寸の迷いもない
凛とした自信に満ち溢れた顔して
(なんにも考えてないんでしょうけど笑)
堂々と甘えてくる姿は
めっちゃかっこいいです!!

本格的な夏を迎えるころには
ねこにゃんはいよいよ本格的な
子離れの時期を迎えます。

仔猫が近づいてくると
威嚇して遠ざけるらしい・・・

近親相姦を避けるために
とくにオス仔猫に対しての拒否は激しくて

向こう行け!
もう親でもなければ子でもないわ!
近寄ったらボコボコにするぞ!

って、全力でなるらしい・・・^^;

子どもが幸せになれるよう
自分ができることは存分にしてあげたい
と思うのが親心というものでしょう。

でも、ときには
突き放すことも愛情です。

子どもには、
生き物としての成長の段階があります。
そこに合わせて子どもの生活力を育て
適切なタイミングで子離れすることが
親のやるべきことです。

子育ては、子どもが自立して
人生を切り拓いていくことができるよう
サポートしていくもの。

いつまでもママが
あなたをどうにかしてあげるよ

っていうスタンスでは
自立を促すことができません。

子どもの主体性を尊重し、
親の干渉をやめることで自立を促し
子どもを成長させるものこそが
ねこにゃんが今わたしに見せつけてくれている
『子離れ』の本質です。

子どもの力を信じて見守る勇気。

そして、
子育て以外の生きがいを見つけ
ねこにゃんを見習って
自分にとっての楽しみを追求する時間を
大切にしよう!って思います。

ということで!

まずはゴロンと寝転んで
子どもの足に絡みつき
クネクネ甘えてみることから
やってみようかと思います。

・・・いや、それめっちゃ
子離れできてないヤツ。(^◇^;)

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