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2020.10.16

助産診断してしまう〜〜(T . T)

周産期母子医療センターの
4人部屋。

わたしが暮らしている(?)お部屋は
未分娩の妊婦ばかりが入っています。

無事に出産を終えると
赤ちゃんがNICU、GCUなどに入らず済み、
ママの状態も安定していて
母子分離がなく一緒に過ごすことが可能なら
めでたく妊婦部屋は卒業!

母子同室部屋へと移動されていき、
空いたベッドにまた
新しい妊婦さんが入院してこられます。

入院が入るたび医師や助産師が
患者さんたちそれぞれの現在の病状や、
今後の方針など説明しに来ます。

プライバシーに関わる話だから
聴いちゃいけない!

って思うのだけど

なにせ大部屋だから~

聴かないでおこうと思っても
嫌でも聴こえてまうやん!!( ̄◇ ̄;)

昨晩は、
翌日誘発でお産する予定の37wの妊婦さんが
自然陣発したようでした。

カーテン越しに様子を伺っていたところ
発作は短く不規則。

ん~~
前駆陣痛っぽいなー
まだ本陣痛には至っていないな・・・

と、わたしは思ったのですが

夜勤の助産師さんが新人だったみたいで

「陣痛室移動しましょうっ!」

と。

えーまだそれは早いやろ・・・

移ったところで
子宮口まだそないに開いてないと思う。

出血もないみたいやし
明日の誘発も
バルーンからスタートするんやろ?

てことは、
頸管熟化進んでない所見やん?

陣痛室移っても
今の弱い陣痛じゃ
ここに戻ってくることになるだけやで~

・・・ほら、やっぱり戻ってきた。(^◇^;)

いやはや、いろいろと
気になって気になってしかたがない・・・。

医療従事者が、
目の前にいる患者さんに関する情報を
日々の支援における介入に活かすことを
サポートしてくれるもののひとつが
『アセスメント』です。

医師、看護師、助産師、助産師
理学・作業療法士も
ソーシャルワーカー、福祉専門職も、
みんなアセスメントをした上で
目の前にいる人と関わっています。

適切な医学的介入のためには
まず患者さんについての情報を集め

→何が起きているのか?
原因は?因果関係を考え

→今後起こり得ることを予測し

→情報の意味を解き明かし仮説を立て、

→複数の介入の選択肢の中から
患者さんに合った方法を選び

→実践して評価する

という
診断学がベースとなります。

適切なアセスメント抜きに
適切な介入は生まれません。

助産支援においても

妊婦さんに対しても、
産婦さんに対しても
ママに対しても

どのような手を打つか、
その決定プロセスにおいて
アセスメントの質の向上は欠かせないと確信して
日々、仕事をしています。

でも今わたしは、『助産師として』
ではなく、

低置胎盤で帝王切開待機入院で
周産期センターにいるんですよ!

ただの臨月妊婦は
変身無用ですから!

観察眼を鍛え抜かれた戦士ゆえ
やめとこうと思うのに
つい妄想が膨らんでしまうのです。

たくさんの専門性の高い情報が溢れかえっている
周産期センターの大部屋にいては
無意識に観察&アセスメント
してしまうクセが・・・

凄腕医師もいっぱいいる。
わたしなんかよりたくさん
修羅場の臨床を経験している先輩助産師も
いっぱいいる。

だから、あなたの出る幕はないんだよ~

って・・・

わかってる。
わかってるんだけどぉぉぉ!!!(;ω;)

ほっとけへんやん!
黙ってられへんやん!
見過ごされへんやん!

妊婦さんが、
さっき主治医から聞いた病状説明を
電話で旦那さんに伝えているのが
聞こえてきたりして

あ、それは
そういう意味じゃなくて・・・

あ、それは
点滴じゃなくて筋肉注射で・・・

事あるごとに、思わず
妊婦から助産師モードにチェンジしてしまいそうになって

あ゛~~~~~~~~~~~~~っっっっっっっ!!!

って、なります。

辛いです。

誰か助けてーーー。(ToT)

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