マタニティーブルーズというより、燃え尽き症候群だったらしい。

過去11回の産後、
毎回わたしは
マタニティーブルーズになりました。

なんとなく気分が上がらない。
なんとなく苛立っている。
なんとなく気持ちが不安定。
なんとなく涙もろい。

幸い〝なんとなく〟程度で、
食事がとれなくなるとか、
日常生活に支障をきたすような心の不安定さに
移行することはありませんでしたが
明らかに通常モードとは違い
些細なことでいちいち感情が
グラグラと揺れたり崩れそうになる感じ・・・。

これだけ出産を繰り返し、
これだけ専門的知識を持ってても
これだけ育児経験を積んでも

そんなこと関係なく
毎回訪れる産後の不安定。
もう、理屈抜きに付き合うしかないです〜。(￣◇￣;)

そして12人目の産後。
期待を裏切らず
やっぱりお約束のごとく
やって来るんだね、マタニティーブルーズ。

ですが、今回

なんか過去の度合いより
不安定さが倍率ドン！！だったんです。

なんでだろう？

はじめての帝王切開だったから？
臍帯卵膜付着、低置胎盤、前置血管という
胎盤と臍帯の問題があったから？
赤ちゃんの出生体重が小さめだったから？
コロナ禍でお産の立ち合いも産後の面会も
できなかったから？

それとも超高齢出産で
体力が低下しているから？

産後１ヶ月を迎えて
ようやく気持ちが落ち着いてきました。

冷静になってきた今、
なんで今回は心の不安定さが
いつもより激しかったんだろう？

改めてさまざまな角度から
原因探索をしてみました。

そして突き止めました〜！
わかっちゃった、わかっちゃったわ！

マタニティーブルーズっていうのは
通常、ホルモンの激変による
一過性の心身の不安定を指しますが、

わたしの場合、
ただのマタニティーブルーズではなく

『燃え尽き症候群』

になっていたと思われます！

強い使命感や責任感を持って、
大きな目標や重要な案件に必死に取り組み
人並み以上にがんばって
それを達成したあとに感じる極度の虚無感・・・
つまり心にポッカリと穴が開いたような
状態です。

職業でいうと、
医師や看護師、教師など
目に見えないサービスを提供する仕事に従事する人は
燃え尽き症候群になりやすいそうです。

わたしの仕事もまさしくそう。

お産前後は入院したので
通常の助産院ばぶばぶでの
おっぱい診察はお休みさせていただきましたが

診察を休むかわりに
多くの女性たちに
わたしの１２回目のお産を通して
帝王切開を、妊娠やお産のことを
専門的に、そして愛をもって伝えたい！！

という想いで
入院中は毎日、YouTube自撮りを
がんばっていました。

観てくださる
相手は〝人間〟であるため
たとえ会ったことがなくても
信頼関係が必要不可欠だと思っています。

動画を通して
HISAKOという〝人なり〟を観せていくこと、
仮面をかぶらずありのままの自分を
発信することが必須でした。

ですがそれには、
重ねて大きな精神的エネルギーが
消耗されます。

YouTubeは、
努力しただけの結果が出るとは限らず
目に見える成果が出にくく
達成感や仕事の終了点を感じづらいため
モチベーションを維持するのに
相当なストレスがたまります。

奉仕精神の強い人（わたしです）
ストレスを感じやすい職種の人（わたしやん）
やる気旺盛で理想が高く（わたしだね）
責任感の強い人（わたしのこと）が、
燃え尽き症候群の渦に飲まれて
しまいやすいそうです。

ひとつのことに集中しすぎて
わきめもふらずに目的に向かって情熱を注ぎ、
あまりにがんばりすぎてしまうと
それを達成したあとに
空っぽになってしまいます。

これこそが、
今回の心の不安定さの正体！

12人目の産前産後、
限界を超えて
がんばりすぎちゃったんでしょうね〜。

真面目すぎて、
体育会系すぎて

これでは足りない、まだまだ〜！
と自分で自分を追い込んでしまった結果の
心の不安定だったのだと思います。

でも、燃え尽きるというのは、
誰にでも簡単にできることではないと思うし、

限界に達するほど
がんばることができるっていうのは、
それだけわたしが前向きで
努力家だということだから！（笑）

努力家っていうのは
一種の才能やん。
うん、そりゃ間違いないな！(￣▽￣;)

燃え尽きちゃうほどに
今回のお産を通じて
わたしが伝えたいこと、
いっぱいいっぱい伝えることができました。

ひたすらわたしは
世の中のためになりたいんです。

無理しすぎ。
そんなことしてると後でガタっと来るよ。

心の専門職の方々から
お叱りと忠告も
受けたりしましたが(^◇^;)

そこまでがんばれた自分を
まずは自分自身が認め
ほめてあげたいと思うし、

ブルーが去りつつある今は、

やっぱりがんばってよかった〜！！

と、思ってます♪