子どもが大好き♡チクる歌
昔、小学校低学年ぐらいの頃
友達が何かやらかしたときに
意地悪くはやしたてて
先生にチクる歌、歌いませんでしたか?
大阪では
♪ い~やや
こやや~
せーんせにゆぅたろ~♪
とくに男子が女子をからかって
歌っていた記憶があります。
先日、沖縄の小学生が
この歌を歌っているのを聴きました。
♪ きーきました
ききました
せーんせにいってやろ〜 ♪
おおおおおー!
「い〜やや、こやや」の、沖縄バージョン!
今も昔も、大阪も沖縄も
メロディーはまったく一緒やけど
歌詞が違う!
ちょっとおもしろかったので
『先生にチクる歌』についてググってみました。
昭和から令和へ
子どもから子どもへと歌い伝えられていて
日本人ならみんな絶対に知ってる
超有名ソングなのに
誰がこの曲を作ったのかは不明で
曲名さえも存在しないそうです。
メロディーはほぼ全国共通のようですが
歌詞は地域によってさまざまなバージョンが
あるようです。
それにしても
大阪バージョンの
♪ いーややこやや ♪
って、なんやねん?
改めて考えてみると、
そんな関西弁はないし、
意味不明の掛け声的なやつでしょうか(笑)
全国共通に歌われる
チクりソング。
他人のよくない行いを非難するという
決してお上品な内容の歌詞ではないはずなのに
その文化が末長く継承されていくのには
きっと、この歌には何かしら
底知れぬ魅力があるからなんじゃないかと
思うんですよね。
子どものチクリって、
2種類ありますよね。
1) 「先生~〇〇くんが叩いてきたー!」
「ママ〜〇〇がおもちゃ取ったー!」
自分が誰かに何かをされたことを
必死にママや先生に訴えて
被害に遭ったことをアピールするパターン
これ、うちの4歳児もよくやってます。
やたらわたしに
「自分は被害者!」
「わたしはかわいそう!」
をアピールしに来て、
「〇〇に怒って!」と要求してきます。
実際には、兄ちゃん姉ちゃんに
一方的にいじわるされることなんか
ほぼほぼないんですけどね〜。
いきなり悪者扱いされる
上の子たちもかわいそうです。
要するに、ととちゃんは
虐げられたモード炸裂でアピールすることで
ヨシヨシしてほしい
かまってほしい~
わたしだけを見て!
そんな気持ちを現しているんやろな。
かわいいです〜♡
2)「今日〇〇が掃除をサボって怒られたんだよ」
部外者なのに「誰かが何かをした!」と
ちょっと得意げに(笑)
人のよくない行いをいちいち報告しに行く
人の悪いところばかりじゃなくて
たまにはいいことも報告しに来てほしいなぁと
大人は思っちゃうのですが、
○○は掃除ちゃんとしなかったけど
自分はちゃんとやったんだよ!
というアピールを
遠回しに言ってるわけですね〜笑
1)同様に、2)のパターンも
かまって!
認めて!
褒めて!
という子どもの心理が見え隠れします。
これまたかわいいですね♡
わが家のチクり4歳児は
保育園で歌っている
『いたずらねこちゃん』を
よく口ずさんでいます。
♪ いたずらねこちゃんが〜
けんかして
たたかれて
な〜き〜ま〜し〜た〜
おかーさん、おかーさん
〇〇ちゃんがやったんだよー
メッ!( ̄^ ̄) ♪
はじめて聴いたとき、
思わず吹き出してしまいました。
なんてストレートな
チクりソングでしょうか!( ̄▽ ̄;)
直球すぎて爽快ですね!
へー!
保育園でこんなん
歌っちゃうんやな〜。(^◇^;)
自分に都合の悪いことはなかったことにして
被害者モード炸裂のチクり魔や、
お友達のやらかしばかり報告してくる子に
「告げ口ばっかりしないの!」って
怒りたくなるかもしれないけど
チクりは、
子どもの成長の中であっていいと
わたしは思います。
チクリに隠されている子どもたちの
本当の気持ちを理解、共感し、
前向きに受け止めて
成長を見守っていけばいいのです。
い〜ややこやや〜(大阪バージョン)
ききました、ききました(沖縄バージョン)
そして
いたずらねこちゃん
チクったり、チクられたりしながら
愛と正義、道徳的観念やルール、
人としてあるべき姿を
子どもたちは学んでいくのでしょうね!