ふうたの空想、オナラウイルス！

小２、ふうたのクラスでは
毎日日記の宿題が出ます。

低学年の日記の定番といえば

「きょう、えんそくにいきました。
おもしろかったです。」

このように、
過程や中身は削ぎ落とされ、
いきなり結論！
というパターンが多いです。

そして、
先生が赤ペンで

「なにがおもしろかったのかな？」

具体的におもしろかった中身、
そのときに感じたことを書けと
やんわり促すコメントが書いてあったりします。

基本的に、小学生低学年男子の思考回路は
規格外なんですが
ふうたの日記がおもしろすぎて
わが子ながら、その文才に感動しています。

突拍子もない日記を書いてくれるので
毎日チェックするのが
楽しみで仕方ありません。

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題名：ウイルス

きのう、
オナラウイルスというウイルスを作りました。
ほうそうも作りました。
↓↓
オナラウイルスかんせんよぼうのため
ガスマスクをそうちゃくしましょう。
かんせんするとねっちゅうしょうと
コロナウイルスにかんせんします。
人がおならをしたら
ガスマスクを0.1びょうでそうちゃくしましょう。

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わたしたちが住んでいる沖縄の離島は
とても小さな集落なので
自治会館からの一斉放送が流されることが
たびたびあります。

「区民のみなさま、おはようございます。
今日、朝9時からお昼12時まで
海沿いの草刈りを実施します・・・」

といった具合です。

ふうた、それをしょっちゅう聞いているので
オナラウイルス発生を
島の住人に知らせる放送文句を考えたわけですね。

感染予防すべき敵は、
オナラウイルスなんだけど、

オナラウイルスはなぜか
コロナウイルスを呼び寄せ、
さらにどういうわけか？
熱中症にもかかってしまうらしい・・・

因果関係、ワケわかりませんが
恐ろしいことだけはわかります。

さらに
ガスマスク装着は、
おなら発生から０,1秒が勝負なんですよ！！
かなり機敏な反射神経が問われます。(￣▽￣;)

コロナの話題は今
冗談にしちゃいけないと思うのですが

子どものワケわからない空想には
素直に感動してしまうし、
ついクスっと笑ってしまいます。

男子の空想力はほんとにすごい！
大人が想像もつかないような
架空の生き物を生み出したり、
突拍子もない展開を引き起こしたりします。

「人をバラバラにして
サイコロステーキにする装置考えた！」

と、目をキラキラさせて言われた日にゃ、
ギョッとしましたよ〜！

ドン引きするほど
残酷で暴力的な空想に

育て方間違えたんかな・・・

と、不安になります。(￣◇￣;)

しかもふうた、
そのえげつない装置の絵を
学校で得意気に先生に見せて
それはそれは得意気に、丁寧に説明したらしく

母、ちょっと複雑な気分です・・・(^◇^;)

でも、空想上の物語を絵にして表現する作業は
表現力や空想力の向上に
有効だと思います！

さらにふうたが空想上のストーリーを誰かに話すことは
自分の考えをプレゼンしているということでも
あると思うんですよね！

これからの時代、自分の意見や考えを
しっかりと相手に伝えるプレゼンスキルの向上は
必須ですから。

彼の頭の中にある物語を
頭ごなしに否定してしまうと
空想すること自体の楽しさを
感じることができなくなってしまうかもしれません。
それはもったいなさすぎます。

だから、
空想そのものを「ダメ」と否定するのではなく
残酷さや暴力は、悲しい気持ちになることを
やんわりと伝えてみたりしつつ、

物事の善悪を教えるチャンスととらえ
聞く耳を持つようにしています。

・・・いや、
ちょっとカッコイイこと書いてしまいましたが

ほんまは単純に、意外すぎて刺激的すぎて
新鮮でおもしろいので
勝手に聞く耳が開くだけです〜笑

彼はオナラウイルスを思いついたとき
免疫機能やウイルス感染のメカニズム、
かなり難解で高レベルな体の仕組みを
疑問としてわたしに投げかけてきました。

これは、物事に対して
付随する多くの情報を分析、分類する
体型的思考を養うことにつながりますよね！

子ども時代は、
空想の世界をまるで現実のように
擬似体験できる貴重な能力を持っていて
それは子どもが成長する上で
欠かせないものだと思います。

T細胞がどうとか、
白血球がどうとか
サイトカインがどうとか

天才かと思うような難しいことを
質問してきたかと思えば、
元ネタはオナラウイルスですからね・・・笑

小２ならではの視点（基本的に下ネタ）や
考えが詰まった貴重なふうたの空想。

思う存分、空想できる環境を整え、
見守っていきたいと思います！