いつもと違う赤ちゃんの様子・・12人も育ててきたのに気づいてあげられなかった話( ; ; )
先日、生後9ヶ月の第12子、ねねちゃんが
夜中に突然激しく泣き出しました。
毎晩、平均して2回ほど
「うぇ〜ん」と声をあげて、寝返ったり、
夢と現実がゴチャゴチャになるのか
いきなり暗闇のなかをカサコソ・・・
高速ハイハイし始めたりしますが、
長引くことはありません。
いつものやつねー
いつもの対処法、
トントンしてみましたが
「触んな!」と怒られました。
じゃあ、ミルクかな?
あげてみたけど
「いらねぇわ!」とキレられました。
最終手段、抱きあげてみたら
「やめろー!下ろせ〜!!!!」
さらに激しさを増して、のけ反って抵抗されました。
なに?
いつもと様子が違うぞ?
わたしの気持ちに、少しばかりの緊張感が生まれました。
12人育ててきたさまざまな体験と記憶を
総動員した結果、わたしが直感したのは
『体調が悪い』でした。
熱がある?
いや、ないな。
(測りません。肌感覚で判断)
でも、このパニック的な泣き方、
抱っこさえも拒絶っていうのは、
体調不良の前兆に違いない、と確信。
とりあえず、
密着して安心させてあげることが
betterな選択なので
抱っこ紐を装着。
ですが抱っこ紐に入れた途端に
ねねちゃんはさらに激しく泣きました。
身体をくねらせて大抵抗されました。
かわいそうに・・・
身体がなんか変なんだね。
がんばれねねちゃん。
切ない気持ちでわめき散らすねねちゃんを
抱っこひもで揺らし続けること30分。
泣き疲れて、ようやく眠ってくれました。
完全に寝入る前に早まって床に下ろすと
たいてい振り出しに戻る〜( ̄◇ ̄;)
になるので、
寝息が深くなってからさらに10分・・・
体調悪いので、
下ろしたらやっぱり泣くかもしれないけど、
まずはチャレンジだ!
そーっと、そーっと・・・
やっぱり
「うぇ〜ん」と言われちゃいました。
やっぱりダメかぁ・・・
かわいそうだな。
そんなにしんどいんだ・・・
再度抱っこひもに入れようとした瞬間、
ん????
おしりのあたりが
プーンと匂う!
いつ出たの?
今じゃない感じ。
うわーおしり真っ赤・・・
泣いてた理由、
体調不良じゃないやん!
単にお尻が痛かったんやんー!!(T . T)
やっと気づいたマヌケなわたし。
言葉が話せない赤ちゃんの
唯一のコミュニケーション手段が
『泣くこと』です。
毎日一緒に過ごしているうちに
新米ママでもなんとなく・・・
赤ちゃんの要求がわかるようになってきます。
ママがちゃんと
赤ちゃんの異変や状態を察知できるように
泣くという行為があり、
子育ての手助けをしてくれているんですよね。
理由があって、何かを伝えようと
泣いているのだとすれば
その理由を見極めて
欲求に応えてあげればいいわけです。
とはいえ、「泣く」は言語ではありません。
とても抽象的です。
夫婦間でも、親子間でも
「言わなくてもわかるでしょ?」は、ありません。
ママは五感を研ぎ澄ませ、
さらに第六感を働かせたり、想像力を馳せて
赤ちゃんの欲求を理解しようと
精神集中、がんばるわけですが
残念ながら
「ごめん、わからない・・・」
ということも多いです。
なので、
赤ちゃんが泣いたときに、直感的にその理由が
わからないときには、
とりあえず、以下のことをチェックするのが基本です。
(1)おなかはすいてない?
(2)おむつが汚れていない?
(3)おむつの中の肌がいつもと同じか?
(4)寒すぎたり暑すぎたりしていない?
(5)衣服の留め具やタグなどが肌に当たったり
何か異物が入ったりして
痛かったり痒かったりしていない?
泣き方が見たこともないほど激しく
いつもの泣きやませ法が全然きかなくて
普段と様子が違って
「なんか変だな」というママの直感が
作動したときには
(6)どこか具合が悪いのかもしれない
を考えます。
熱が出る前兆、
嘔吐する前兆の場合もあるので
(6)だと思ったときは
赤ちゃんの全身の状態をよく観察しながら
様子を見守ります。
わたしは助産師です。
しかも12人育ててきた超ベテラン母ちゃんです。
子育て歴23年です。
なのに。
なのにですよ!!
ねねちゃんが泣いたとき
基本中の基本の5項目のうちの(1)(4)しか
確認しませんでしたー!(´Д` )
(2)(3)お尻環境のこと、
自分の嗅覚(匂い)に依存してしまい、
目視で確認することを怠りました。
(5)もズボラをして確認しませんでした。
まぁそれは大丈夫やろ、快適な服着せたし。
と、決めつけてしまいました。
基本項目の(1)(4)だけチェック
すぐに「なんか変だな」という
(6)のママの直感、
プラスアルファの項目に
ワープしちゃいました・・・。
あー
やらかした・・・・。
いつ出たのかさえわからないうんち。
真っ赤になったお股を見る限り、
ずいぶん前に出てたんだろうと思います。
おしりが痛い!
うんち出てるよ!
って、必死で泣いて教えてくれてたのに、
わたしは鈍感に
ねねちゃんのお尻をがっつり支える
まさかの抱っこをしてしまいました。
抱っこでのけ反って泣きが激しくなって
当然ですね。
それでもまだ気づかず、わたしは無神経に
抱っこひもなんていう、
おしりに思いっきり重力がかかって
痛みを助長させる最低なアイテムを
登場させてしまいました。
抱っこひもによって
ねねちゃんにどれだけの苦痛を与えたことでしょうか・・・。
悪気はなかったとはいえ、
子育ての基本中の基本のイロハさえ
ぶっ飛ばしてしまった自分に
ショックでした。
おむつを替えて、おしりをきれいにしたら
痛みがおさまったのか
ねねちゃんはスーッと眠っていき
翌朝は元気いっぱいに起床しました。
体調が悪いなんてこと、
まったくなかったです・・・。(T . T)
このように!
12人目でもこのザマです。
何事も、慣れてきた頃が落とし穴・・・
なのかもしれませんね〜。
大反省なできごとでした。(⌒-⌒; )