久しぶりの対面講演会&カチャーシー
2020年の春以降、
コロナの影響で子育てセミナーや講演会の機会が
めっきり減りました。
以前は助産院での通常業務に加え
月に数回はパパママたちの前で
喋る仕事をしていましたが、
コロナ禍になってからは
会場、舞台などの対面講演から
オンライン講演に様変わりしました。
時代の背景なのでしかたがないのは
よく理解しています。
適応するしかありません。
でもやっぱり、会場のパパママ、子どもたちの
表情や反応、空気を全身に感じながら行う
臨場感のある対面講演は
いろんな意味で魅力的だったので
それが叶わない状況に
寂しい気持ちは拭えませんでした。
ワクチン効果なのか?
よくわかりませんが
ここに来てなぜか・・・
コロナの威力がおさまりつつ
全国的に緊急事態も解除されましたね!
まだまだ油断は禁物ですが
昨日、めっちゃ久しぶりに
実際のパパママを前にした講演に
行ってまいりました〜!
講演の最後に
主催者さんが
「カチャーシーで
締めたいと思います」
なんだって?
かちゃーしぃ??
聞き慣れない言葉にハテナが飛んだのは
どうやらわたしだけだったようです(^◇^;)
『カチャーシー』
リズミカルな三線の音色に合わせて
手首をヒラヒラとひねりながらステップを踏む
沖縄独特の踊りです。
ああ!
NHKの連続テレビ小説『ちゅらさん』で
見たことがあります!
盆踊りみたいなやつですよね!
沖縄の人たちにとって、
カチャーシーは生活の一部なんだそうです。
祭り事や祝い事、結婚式などの特別な日はもちろん、
場が盛り上がればいつでもどこでも
誰からともなく
自然に踊り出すそうです。
大阪人でいうところの
「なんでやねんっ!」が
生活の一部であるように。(笑)
カチャーシーは、
「かき混ぜる」を意味する沖縄の言葉
「かちゃーす」に由来しています。
人生は、喜びや悲しみ、山も谷もあるけれど
1人で抱え込まないで
ぜ〜んぶかき混ぜて
みんなで分かち合いましょう!
それがカチャーシーに込められた
人を想う温かい気持ちなのだそうです。
エエ話やありませんか♪( ´▽`)
踊り方に決まりはないので
三線の音色にただ身体を委ねて
好きに踊ってください、と言われ
よぅわからんけど、まぁええやろ!
講演に来てくださった人たちの
幸せも苦しみも。
ぜーんぶ!
まぜまぜ〜♪
わたしがいつもYouTubeで言ってる
「がんばらんでええねん」
カチャーシーの意味って
結局、まさにソレですよね?!
踊りに秘められたメッセージは
わたし的にはビンゴすぎて
踊らずにいられませんでした。
ナンチャッテうちなんちゅーのわたし
おこがましくも
一番に立ち上がって参加しましたよ♡
そしたら会場のみなさんも次々に立ち上がって
踊り始めて、笑顔になって
こりゃ楽しい!!
めっちゃスッキリする〜!
手首の返し方、合いの手のタイミング、
それぞれ踊り方も違ってて
すごく自由度が高いけれど
ひとつ言えるのは
みんなめっちゃ踊り慣れてますやん(^◇^;)
大阪人が「なんでやねんっ!」って
言い慣れているように。(笑)
あとで調べてみたら
女性は手をパーにして
指は閉じて踊るそうです。
『指の間から幸せが逃げていかない』
ということと
『その幸せを周囲の人たちにも
お裾分けする』
っていう
これまたメルヘンチックな
言い伝えがあるようです。
男性は、手をグー。
拳にして踊ります。
『男性は家庭に幸せを持ち帰り
守り抜く』
そんな意味があるそうです。
とはいえ、
これらもとくに厳格な決まりごと
ってことでもないみたいなので、
掛け声も、手のひねり方も
ステップの踏み方も楽しければ全部OK!
沖縄に来て1年半。
『ちゅらさん』で見たあの踊りを
カチャーシーと呼ぶことを初めて知り、
初めて経験させていただきました。
琉球の伝統的な踊りには
『自分を大切に。
そして人にも温かく』
という素敵な意味があることを
知りました。
思いやりに溢れた
沖縄の人たちに囲まれて踊る
カチャーシーには別格の味わいがありました。