孫になんて呼ばせるか問題
昔は、孫が祖父母を呼ぶのは
「おじいちゃん、おばあちゃん」が
主流でした。
時代は流れ、
最近よく聞くようになったのは
「じいじ、ばあば」
「ばあば」は、「おばあちゃん」よりも
親しみやすくて呼びやすいとは思いますが
わたしが第一子を出産した
1998年には、「ばあば」という呼び名は
まだ一般的ではありませんでした。
当時、わたしの母は53歳。
更年期障害やら腰痛やら
24歳のわたしから見ると
けっこうガタガタな
イメージがありました。
でも、アラフィフになった
今のわたしから見れば
たった53歳やったんやん!
まだ全然若いがな!!( ̄◇ ̄;)
母は、いろいろ若い頃とは
違ってきてる心身の変化、
その現実を受け止めつつ、
「ハツラツと第二の人生を謳歌したい!」
というポジティブな気持ちがあったのでしょう。
生まれてくる孫に
なんと呼ばせるか?
「ばあば」も、老けた高齢女性を
連想させるので
抵抗があったようです。
また、祖父母はパパ側、ママ側に2組
存在しますよね。
どっちも「じいじばあば」だと
ややこしい。
どっちのばあば?ってなります。
呼び方をそれぞれ変えないと
混乱するってこともあり、
彼女は孫たちに
「あーちゃん」と呼ばせていました。
ばあちゃん→あーちゃん
ですかね。笑
ちなみに沖縄では、
子どもたちは祖父母のことを
親しみをこめて
「おじい、おばあ」と呼びます。
わたしは
45歳で孫ができました。
あわよくば、自分自身が
もう1人産みたいと目論んでいる最中で
孫誕生の直前まで不妊治療に向き合っていました。
また、当時うちには
2歳、4歳、6歳・・・
わたしのことを
「ママ」と呼ぶ小さな子どもたちが
大勢いました。
一般的には初孫の誕生は
「大興奮!久しぶりの新生児♡」
なのでしょうけど、
私にとっては
「今年もやってきた新生児」であり、
決して目新しい不慣れな存在では
なかったんですよね。
そういう背景もあってか、
45歳でおばあちゃんなんて言われても
違和感しかない・・・笑
子どもたちが、
わたしのことを「ママ」って呼ぶ環境では
孫もふつうに「ママ」になってしまうかな。
ママの正解は、
わたしの長女、すずなんですけど。
うーん、どうなるかな。
あえて方向性は決めず
なるようになるさで
自然体でここまで来ました。
現在、孫のりりちゃんは2歳半。
わたしはガッツリ「ママ」と
呼ばれてます。(やっぱりか・・・)
実家では、すずの弟妹たちは
彼女を「すず」と名前で呼ぶので
りりちゃんも自然に
「すずぅ〜」と呼ぶようになってしまいました。
(だよな)
「りりのママは?」
と聞くと、わたしのことを指さします。
「違うよ。
りりのママはそっちでしょ?」
と促すと
「ちがうよ。りりのすずだよ!」
と訂正されます。
「じゃあすずはりりの何?」
「りりのすず!」
あーもうわけわからん!笑
その後、
46歳でわたしは、
りりちゃんより1学年下の
12人目ねねちゃんを出産し、
現在、2人は
同じ保育園の2歳児クラスと1歳児クラスに
在籍しています。
保育園では
『りりママ』=すず
『ねねママ』=わたし
と呼ばれていますが
『ママ』とは何か?
2歳児はいったいどのような
理解をしているのでしょうか。
子どもになんと呼ばせるか?
孫になんと呼ばせるか?
目上の人を呼び捨てにすることで
親子関係があやふやになる、
親は友達ではない、
けじめが必要という意見もあるし、
よそはよそ。うちはうち。
ランドセルの色が赤・黒だけじゃなく
カラフルになったのと同じように
周りがとやかく言うことではない
という意見もあるし、
いろいろな議論があるようですが
きっと、りりちゃんは
人前ではわたしのことを
ちゃんと「ばあば」とか「おばあ」
すずのことを「ママ」「お母さん」と呼び
自由自在、TPOに合わせて
使い分けていくのだろうと思います。
21歳のすずは
余裕の子育てをしています。
若いけど、3人ぐらい育ててるの?
と思うぐらい、肝が据わっています。
夜泣きは「こんなもんやろ、アハハ」
イヤイヤは「そんなもんやろ、フフフ」
理不尽のかたまり、2歳児を
楽しんでいます。
さすが大家族で育っただけあるなぁと
感心します。
家族みんなが笑顔と
愛情いっぱいの家庭なら
祖父母の呼ばせ方、母親の呼ばせ方、
そんな議論は
どうでもいいことかもしれませんね!