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2023.02.25

人間関係の2-6-2の法則

子どもたちが喧嘩を始めると
つい言ってしまうのが
「なかよくね!!」です。

小学生ぐらいになると
親はクラスメートの悪口を聞かされることもあります。

子どもは信頼するママにだからこそ
正直な気持ちをさらけ出してくれているのでしょうけど

「〇〇殴ってやろうかと思う」
「××はみんなに嫌われてる」

鼻息荒く友達のネガティブな話を聞かされると
つい「まぁそう言わんと、仲良くしいや〜」
正論を返してしまいますよね。

わたしは、
「友達のいいところ探し」とか
「クラス団結」「強い絆」

『なかよくできることこそが善である』
というような刷り込みをされて育ってきました。

「誰にでもいいところがある」
という義務教育で受けてきた道徳教育。
頭では、その通りだと理解しています。

だけどわたしにはやっぱり、
どうがんばっても苦手な相手というのがいました。

好きには到底なれなくて
そんなふうに感じてしまう自分って
ダメな人間かも・・・とコンプレックスを感じ、

『嫌い』という正直な感情を
親に話すことができず一人悶々と抱え込む
ような子でした。

仲良くできないのはダメなんだ・・・と信じ、
無理してがんばって八方美人を装いました。

根本的に相性が合わない友達に対しても
必要以上に関わろうとして
結果、イライラする、疲労困憊になる、で
自滅です。( ̄◇ ̄;)

大人になった今も、
価値観が合わないな〜という人はいます。

悪い人じゃないのはわかってるけど
なんか苦手・・・というような感じで
相性っていうのは絶対にあると思います。

子どもの頃のわたしは
その気持ちを表に出すことはできないけど
合わない相手のことをストレートに
『嫌い』でした。

今は、嫌いか?と言われると
そういう次元の話でもないので

当たり障りのなく、感情のスイッチが入らないように
なるべく心を無の状態にした最低限の関わり方で
自分も相手も不快にならずに済む
工夫ができるようになりました。

うちの子たちもしょっちゅう
「ママちょっと聞いて!」と
友達にイラッとしたストレス話をしてきます。

よくよく考えてみれば
全員となかよくするなんて、できる人いるの?
なかよくしろというあなたはできるんか?
ちゅー話ですよね〜(^◇^;)

『嫌い』という
ネガティブな感情を持つこと自体は
悪いことではないと思います。

小さいときから
大人に正論を植え付けられ続けた結果、
わたしは〝友達となかよくできない自分〟に悩み
しんどくなってしまったのです。

高校生のとき、
人間関係のストレスで過食に走って急激に太り、
そんな自分を周囲がどんな目で見ているんだろうと
さらに自信喪失と自己嫌悪の日々。

『HISAKOはコミュ力が高くて
どんな友達ともなかよくできるすごい子』

小さい頃からの大人の決めつけ評価が見え隠れして、
いい子じゃない自分を正直に出したり、
打ち明けることができないのは
けっこう辛かったです。

大人はどうしても無理だと思ったら
転職することも休職することもできるし
ある程度自分の生き方を自分で選択することができるけど、
子どもの社会は過酷です。

学校という場所は固定されたメンバーの中での毎日、
もし先生と合わなくても変えてもらうわけにもいきません。

わたしの時代は
今よりずっと子どもの数が多かったから
まだ逃げ道もあったけど

現代の子たちは少子化で
1学年1クラス。
クラス替えがない学校も少なくありません。
だとすると、小1から中3までずっと同じメンバーの中で
9年間も逃げられないわけです!!

2−6−2の法則をご存知でしょうか。

2割ー気が合う〜!
6割ーまぁどうでもいい
2割ーちょっと無理かも・・・

どれだけ好きになろうとがんばっても
好きになれない2割の人がいるわけです。

苦手な人(嫌いな人)は
いてもいいんだよ

自分の気持ちに率直であることは
子どもたちが自己肯定感を持って生きていくために
すごく大切なことですよね。

昔のわたしみたいに、
思春期の人間関係で悩んだとき
「嫌い」という負の感情を打ち明けることが
ダメだと思い込んでしまうと
めっちゃしんどいから。

過去の失敗をふまえて
今、わたしは子どもたちに
「なかよくしなあかん」は言わないように
意識しています。

○○嫌い!と
子どもが話してくれたら
「そうなんやー」とまずは共感して、

「なんで嫌いなん?」
理由を聞くようにしています。

よく聞いてみると嫌いな相手の存在そのものを
受け付けないということではなくて
その子が行動した『できごと』に対して
腹が立った、嫌だった、というだけだったり
するんですよね。

ある意味、夫婦の関係に似てるのかな・・・
嫌いじゃないけど、
夫のした行動のコレが許せなくて嫌い!みたいな。

誰だって、嫌いな人がいて当たり前。
ネガティブだと言われる感情を感じること自体は
決して我慢する必要はありません。

相手を傷つけない場所でなら
その気持ちを正直に表現してもいいだろうし
わたしたち親はそのネガティブを否定したり
正論化したりせず、
「そうかそうか」と聞いてあげられるキャパが
あるといいですよね。

そして大人も、
あ〜苦手かも・・・と思う人からは
逃げられる範囲でスタコラサッサと逃げてしまえ〜!


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