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2022.03.15

赤ちゃんの正座ってダメなの?!

出産予定日より2ヶ月早産で生まれた
現在10ヶ月の赤ちゃん。

元気なんだけど
体重の増えが芳しくなくて
まだ6500gしかなく

おすわりが安定せず、
ゴローンと後ろに転んでしまうことが
たびたびあるそうです。

「すわった!」

と思ったら、いつも正座。

赤ちゃんが正座って変じゃないかな?
もしかしてうちの子は発達障害など、
なんらかの障害があるんじゃないか?

これって個人差で
そのうち普通のおすわりが
できるようになるのか・・・?

それとも早産だったこともあり、
背骨や腰に問題があったり
脚がおかしいのか・・・?

脚を前に出して膝が曲がった
あぐらの崩れたような
かわいらしい姿が
『赤ちゃんのおすわり』の
イメージだったので
ママは急に不安になったそうです。

「赤ちゃん・正座」で
検索すると

『発達障害』

というワードがヒットし、
余計に不安が増したそうです。

さて、
おすわりがうまくできない原因のひとつとして
筋肉の緊張が弱すぎる、
または強すぎる、
ということがあります。

安定しておすわりするには
股関節や膝、足の筋肉の
リラックスと緊張にバランスが
とれていなければいけません。

筋肉の緊張が弱すぎて
ぐにゃぐにゃだったり、
逆に緊張が強すぎて
ぴーんと突っ張った足では
おすわりすることができません。

そもそも、よい姿勢を保つためには
3つの要素が必要です。

・バランス感覚
・平衡感覚
・固有覚

バランス感覚は
耳の奥にあるセンサーを通して
上下、左右、前後の方向の揺れや
重力を感じ取る力。

平衡感覚は、
動くものを目で追ったり
注目してものを見る力。

固有覚は、
自分の体がどういう状態になっているのか
感じ取る感覚。

これらの3つの情報を受け止める脳の回路が
うまくつながってこそ
姿勢をうまく保てるんですよね。

発達障害のある子たちは
いろんな感覚統合が不器用で
チグハグになりやすいということがあります。
(協調性運動障害)

つまり、姿勢を保つ体幹が
とくに弱い傾向があるんです。

そうはいっても、
発達障害じゃなくても、
赤ちゃんは筋力が弱くて当たり前。
いろんな感覚がアンバランスなのも当たり前。

この子の場合、
早産だったこともあり、
体重増加もゆっくりで
おしりが小さくて安定しないということも
考えられると思います。

脚を伸ばして座るには
ある程度の背筋、腹筋が必要ですが
地面にくっつくお尻の体表面積が
小さければさらに不安定ですよね。

そりゃ姿勢のキープは
しんどいはずだ〜!

だからこそ、正座なんじゃないでしょうか。

正座は安定します。

床と触れる体表面積が大きくなり
土台(脚とお尻)の上にまっすぐ背骨が
乗る形になるので
猫背にならず姿勢が保ちやすいからです。

発達障害が基盤にあって、
「協調性運動障害に絡む正座」というのも
もちろん考えられないことはないでしょうけど

「10ヶ月で正座しかしない」
というワンポイントの材料だけで
発達障害を疑う必要はまったくない!
と思います。

ちなみに12人育ててきましたが、

赤ちゃん時代に正座ばっかりしてた子は
複数いました。

正座で背筋ピーン!
なんて姿勢のいい子なのかと
単純に感心してました(⌒-⌒; )

もう少し大きくなってからも、
何かに集中したいときや
怒られてるとき
うちの子どもたちは正座になることが
よくありました。

「なんて行儀のいい子!」
ということではなく、

正座すると物理的に
余計な筋力を使わず座れるので
目の前のことに意識を集中することができるから
正座になっちゃうんじゃないかと思っています。
(^◇^;)

小学生になっても、
低学年の子どもたちはまだまだ
体幹が弱いです。

45分授業、じっと姿勢よく
座れる子なんてほとんどいません!
(授業参観行くと
途中にニヤけてしまいます)

15分を超えるとグニャグニャ揺れ出す、
ほおづえつき始める。
6〜7歳でもそんな感じだから!笑

ということで、
赤ちゃんの正座は、
とくに心配なことではありません♪

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