新生児のイメージ
妊婦健診で血圧が高め、
新生児のイメージ
ずっと待ち望んでいた赤ちゃん。
思い描いていた赤ちゃんとの生活。
しかし現実は
全然違ったぁぁぁ〜〜〜!!
妊娠出産を経験する前、
生まれたての赤ちゃんのイメージって
どんなだったでしょうか。
新生児を知らなかった時代に
頭の中で漠然と描いていた
キラキラのイメージを
こっぱみじんに裏切ってくれる
現実の新生児。
そのギャップが衝撃すぎて
ついていけなかった!という話を
よく聞きます。
まず、分娩台の上で
生まれたてのしわしわの猿のような
ビジュアルにびっくりさせられるところから
裏切りは始まります。
赤ちゃんのイメージって
いい匂いがして、
ふわふわすべすべ
なめらか♡
メディアに出てくる赤ちゃんは
みんなぷくぷくしてて
天使の笑みで
可愛い盛りの生後3ヶ月以降の子が
多いので、
そのイメージで新生児を見るとびっくりして
しまうかもしれません。
ですが現実の新生児は
ガリガリだし、グニャグニャだし、
笑わないし、目も会いません。
動きはギクシャクしてて
いきなりビクッとなったり(モロー反射)
けいれんみたいにピクピク震えたり。
そのすべての動きが見慣れない
予測外のものばかりで
死んじゃうんじゃないかとドキドキします。
おっさんのようなド派手なゲップとともに
飲んだミルクをドッバー!と
マーライオンのごとく吐くなんて
聞いてない!!!
ヒィィィ〜〜って突拍子もなく
地獄の底から聞こえてくるみたいな
奇声をあげるなんて
誰も教えてくれなかった!
ヴーヴー・・・と
苦しそうに唸るなんて
知らなかった!
ボロボロと皮がむけて
頭皮はフケだらけ。
背中や肩に産毛びっしり。
え?なんなの?
こわいんだけど・・・!
うんち、臭くないって
言ったやん!
どこがだよ!ふつーに臭いし!
耳あか、鼻くそ、
どんだけ汚いねんってぐらい
出るし!
爪はありえないぐらいの
スピードで伸びる。
なんだこれ、なんだこれ!
わからなすぎて
衝撃すぎて、
イメージガタ崩れで
あたふたしてしまいますね。
何がたいへんかって、
まず授乳!
誰や!
「授乳は3時間ごと」なんて言ったの!
実は授乳は3時間ごと、なのではなく、
赤ちゃんが泣かなかった場合に
3時間以上はあけないでね
という意味なんですが、
なぜか「授乳は3時間ごと」
という話にすり替わって
新米ママを悩ませることになります。
産後のボロボロの体で
全然寝させてもらえず
下手すりゃ1時間ももたずに泣き出して
授乳、さらに授乳。
昼も夜もなくなって
ひたすら赤ちゃんのペースで生活。
細切れ睡眠は本当に辛い・・・。
正直、ここまでとは思わなかった。
さらにエンドレス抱っこで
トイレにもいけない。
24時間張り詰めっぱなしで
気の休まらない日々は
想像してたのと違いすぎます。
よく眠って頻回授乳にならない赤ちゃんも
いますが
基本的には生後3ヶ月ぐらいまでは
赤ちゃんが欲しがったら(泣いたら)授乳!
が正解です。
ミルクの場合は母乳より一気に
たくさん飲めるために腹持ちがよく
飲んだ量が一目瞭然という
メリットはありますが
泣いてから作るのでなにげに焦るし、
夜中はもうろうとして
何杯入れたかわからなくなるし、
哺乳瓶の乳首がちゃんと締まってなくて
ミルクを部屋にぶちまけたり
洗浄、消毒も面倒だし、
なれるまでたいへんなのは
ミルクも母乳も同じ。
あと、授乳自体がこんなに時間がかかる
って知らなかった!
というママも多いです。
産前にイメージしてた授乳って
15分ぐらいごくごく飲んで
そのあと3時間スヤスヤ眠っている間、
ママの自由時間♡
が、現実は、
案外、新生児って寝ない!
ずっと起きてぐずってる!
誰だ、1日のほとんどを眠ってるなんて
言ったのは!
赤ちゃんもママも最初から上手に
授乳できるわけがなく母乳だって
最初からしっかり出るわけじゃありません。
授乳ポジションをキメるだけで
どんだけ時間かかるねーん!
もう汗だく・・・なんてことも日常茶飯事。
赤ちゃんとママが
授乳になれるまで、
スタートラインに立つまでも
戦いなのです。
やっと吸った!と思っても
新生児はまだ体力がなく続けて吸うことができず
おっぱいくわえたまま
すぐ寝ちゃって中断。
どうにか再開したと思ったら
ブリブリうんち!
おむつ替えてホッとしたところで
ゲップと共に吐き戻し。
全身着替え!
トータル、余裕で1時間超。
で、体力がないゆえに
1回の授乳で少量しか飲めないので
時計を見ると次の授乳まで
すでに1時間を切っていたり
するわけです。
一方ママのおっぱいは
赤ちゃんが乳首を吸うことで
脳下垂体からプロラクチンという
ホルモンが出て
母乳がどんどん作られる仕組みになっています。
なので、授乳をさぼったり搾乳
しなくなると母乳はどんどん作られなくなります。
母乳が出にくい理由として
乳口が少ししか通っておらず目づまりした
シャワーヘッド状態だったり、
まだ乳房の中で
母乳がたっぷり作られ始めていなかったり
乳首と赤ちゃんの口のサイズが合わず
しっかり吸えていなかったり。
疲れや寝不足で体力が落ちている、
緊張でリラックスできていないなど
最初から溢れるほど出るママも
いますが、大多数は
ミルクを足しつつ
授乳を続けているうちに
2ヶ月頃になってようやく
それなりの量が出るようになる
人が多いです。
抱っこしてないと
1日中泣く赤ちゃんもいます。
ママは赤ちゃんを抱いたまま
24時間ソファに座ったまま・・・
なんてことも。
なれるまでは赤ちゃんを抱くのも
変に力が入って
腱鞘炎になってしまうことも。
そんな個性を持つ子の場合は
新生児から縦抱きできる抱っこひもが
めっちゃ重宝します!
あ〜もう、
産む前に教えてほしかった!
・・・ことばかりですね。(^◇^;)