中絶や流産の経験は産院に伝えないといけない？

妊娠検査薬で陽性反応！
妊娠の確定診断のために産婦人科デビューを果たすと
まず最初に問診票を記入します。

家族構成、妊娠歴、出産歴、流産死産歴、
手術歴、服薬の有無・・・

うんうん、
それは当然質問されるよね、納得。

既婚か未婚か、
何歳で結婚して何歳で離婚したのか。
人工妊娠中絶の経験は？
その回数も教えてください、と・・・

問診表は淡々と
センシティブな質問や
「なぜこんなことまで
聞かれなきゃいけないの？」
と思うようなかなりデリケートなことにまで
言及してきます。

とくに人工妊娠中絶手術の経験は
人によっては思い出したくない
とても辛い経験だったりしますよね。

とてもプライベートなことなので
「隠したい」「触れられたくない」
という心理が働くこともあるかもしれません。

思わず、
「中絶経験　無」
に○をつけて嘘をついてしまったり、
本当は3回だけど
1回とサバを読んでしまった・・・
ということもあるようです。

気持ちはわかります！
誰にだって、
いまさら蒸し返されたくないことの
ひとつやふたつ、ありますから。

問診票には
今回の妊娠出産を、
無事に成功させるための
大事な質問だけが載っています。

中絶の回数などは、
専門の医師が診察をしても判断することはできません。
本人の自己申告がすべてなんです。

なので、今回の妊娠、そして出産が
何事もなく順調に終われば
最後までウソがばれることはありません。

1～2回程度の初期中絶歴は、
その後の妊娠に重大な影響を及ぼす可能性は
ほとんどありません。

ただ、回数が増えてくると
流産のときの子宮内膜掻爬術や
人口妊娠中絶手術、
頻回の帝王切開や婦人科系の手術の既往は
そのつど子宮の壁を削るので、
だんだん子宮内膜が薄くなって
しまうことがあるのです。

子宮内膜が薄くなることのリスクは、
受精卵が着床しにくい状態になること。

着床できたとしても
受精卵は深く潜り込むことができないので
不安定で出血しやすくなり
流産する確率を上げてしまいます。

また中絶手術によって
子宮口を無理やり広げる処置を
繰り返し行うことで弾力性を失い、
子宮頸管無力症となる可能性も。

事前に中絶経験や回数が確認できていないと、
いきなり子宮口が開いて破水してしまい、
最悪の場合は死産になることも想定されます。

だから、手術の有無や回数は、
子宮の内膜の状態を正しく把握するために
欠かせない事項なのです。

正確な中絶回数の情報を
医師が把握することで、
そういったリスクを想定した予防的診察、
予防的処置が可能となります。

産婦人科の問診表は、
あなたの身体を守る大切な情報源です。

妊娠出産時のリスクを
最小限に抑えるために重要です。

問診票に嘘を記載することで
避けられるべき最悪の状態に
陥る可能性もある、ということを
覚えておいてくださいね。

偉そうなこと言ってますが
実はわたし、
7人目妊娠のとき問診票の出産歴の欄が
５行しかなかったんです。

欄が足りないっていうのも
なんとなく恥ずかしくて
思わず1人目、2人目をなかったことにして
3人目からの出産歴を書いてしまいました。

7人目妊娠を、5人目妊娠ってサバ読んでも、
多産であることはわかるし、
たいしてなんにも変わらんし
問題にはならんだろう
と甘く考えてしまいました。

で、あとからバレて
「助産師なのになんたること！」
と、怒られました～。

12人目の不妊治療のときも懲りずに
「44歳の2人目不妊です」みたいな顔をして
受診してしまいました。

12人目で不妊治療？
頭おかしいんじゃないの？

って思われちゃうのかな・・・という
世間体を気にする心理が
働いてしまったんですよね。

不妊治療は
高齢女性に対してリスクはあっても
帝王切開経験のない
多産経験女性に対してのリスクはとくにないから
いいよね・・・って。

実際、再婚したMARKとの
2人目の赤ちゃんが欲しかったわけなので
2人目不妊に間違いないやん？
と、屁理屈こねてしまいました・・・(⌒-⌒; )

みんな生き方それぞれなんだから
堂々としてればよかったのに
どこか知られたくない気持ちがあったんですよね。
大バカですね。

ばぶばぶのHISAKOさんですよね？

最初からクリニックに面割れしていたようで
問診票にウソを書いたところで
瞬間バレて逆に恥ずかしい思いを
することになりました。

産婦人科の問診票では
必要なことしか質問されません。
興味本位の質問なんかひとつもないから！

話したくないなぁってことも
あるけれど、
包み隠さず事実を記載するようにしましょうね！
（説得力まるでないですね。すみません・・・(￣◇￣;)）

本日の動画