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2015.07.24

スクワットで泣きやむ理由

今朝、家の前を猫ちゃんが歩いていました。
いなかに住んでいるので
いろんな野生動物に遭遇します^ ^

よーく見ると
母猫が子猫を口にくわえて移動していました。
子猫は、「借りてきたネコ」状態で
背中を丸くして
おとなしく母猫に身を委ねて運ばれていて
ほのぼのした光景に朝から幸せ気分になりました。

人間は赤ちゃんを運ぶときには
だっこしますが、
猫ちゃんが子猫を運ぶ姿に

わたしも赤ちゃんをくわえて移動してみたい〜
それやってみたい〜

とか
思ってしまいました(笑)

自分の子どもをあんなふうに
上手にくわえられる動物が
羨ましい〜!

ような気がしました(笑)

哺乳類の赤ちゃんは、親に口でくわえられて
運ばれるときは身体を丸くして
親が運びやすいようにじっとしています。

移動中に泣いたり暴れたりすると
親が運びにくかったり
落とされてしまう危険があったり
敵に見つかりやすくなったりしますよね。

だから動物はみんな
効率よく生き延びるための
本能を持っているんですって。

これは「輸送反応」といって、
自然界で身を守るために
哺乳類に備わっているチカラだと言われています。

哺乳類にとっては、親子関係は最も大切。
一番基本になる社会関係です。
なぜなら
哺乳類は未熟な状態で生まれるから。

卵から生まれる生きものは、
エサを親に依存すること以外は、
すべての行動を自主的に行うことができます。

だけど哺乳類は、
自主的に動くこともできないし
24時間親がついていないと
生命に関わる生きものもいます。

そこで、赤ちゃん自身で
自分の身を守るために
親の行動に合わせる「愛着行動」を通して、
親に協力していると考えられています。

ここで表れてるのが
「輸送反応」というアクションなんですって〜。

ママにとって、
育児は大変なストレスがかかる仕事ですよね。
泣きやまない赤ちゃんに対応するのは
ホントにしんどい!

そんなときに、哺乳類全般に共通する輸送反応
そして、愛着行動を理解していれば、
赤ちゃんに子育てに協力してもらうことができて
少しは気持ちが癒されるかもしれませんね。

人間の赤ちゃんも動物と同じで
泣いていても
抱き上げた瞬間にほぼ泣きやみますよね。

それでも泣き止んでくれず
どうしようもないときには

次の手段として多くのママは
赤ちゃんを縦抱きにして
自分も立ち上がってゆっくり揺らします。

そうすることで赤ちゃんが泣き止むことを
ママたちは本能的に知っているかのようです。

縦抱きで揺らしながら
歩き回ってみる・・・。

それでもダメなら
スクワットだーーーー!!!

赤ちゃんがギャン泣きしているとき、
ママが立て抱きをして
スクワットをするとピタリと泣き止むというのは
有名な話です。

わたしの10人の子どもたちはみんな
スクワットで泣き止みました。

子も泣き止み
母も鍛えられる!
一石二鳥のスクワット。

どうせなら正しい筋トレ式スクワットで
ヒップアップもめざしちゃえー!

・・・というのは余談ですが(^ ^)

そもそも
どうしてスクワットで
泣いていた赤ちゃんが落ち着くのでしょう?

横方向の揺れより縦方向の揺れで
赤ちゃんがは落ち着きます。
そうなんです、これこそが「輸送反応」なんです。

動物は赤ちゃんの首の後ろをくわえて縦姿勢で
運びますよね。
そうすると、親が歩くときに
赤ちゃんが感じるのは横の揺れではなく縦の揺れ。

ということは、赤ちゃんは縦方向の揺れを感じると
「輸送本能」のスイッチがONになって
おとなしくなるわけです。

ベビーカー、車や自転車で

「うちの子、動いているときはおとなしくしているのに
信号や渋滞で止まった途端に泣くんです。
そんなこと言われたって困るんだけど〜!
あれ、いったいなんなんでしょうね?!」

というママによく出会います。

多くの赤ちゃんが同じなので
おもしろいなぁと思います。
実はあれも、輸送反応なんですね。

人間の赤ちゃんも
抱っこして歩いたり
乗り物に乗って揺れたりすると心拍数が下がって
落ち着き、泣きやみます。
人間の赤ちゃんにも本能的にリラックスする機能が
備わっているのです。

輸送時におとなしくなることで、赤ちゃんは
ママの子育てに協力してくれるわけです。
けなげですね〜。

泣いたらすぐだっこすると
抱き癖がつく、とか

泣いたらすぐおっぱいをあげると
自立できない子になる、とか。

哺乳類的理論から考えれば

抱き癖も頻回授乳も

どこが悪いんじゃい!!!o(`ω´ )o

ですよ!

抱き癖はついていいんです。
いっぱいだっこしてあげてください、
だってわたしたちは哺乳類だから。

動物のママは、子どもをよく舐めますよね。
人間でいえば、
「かわいいね〜」って
頭を撫でるしぐさと同じでしょうか。

子どもを抱っこできる期間って、長いようで短いです。
じゅうぶん抱っこして、
撫でたり触ったり抱きしめたり!

しまくって欲しいと
思います♪

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