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2014.12.15

手放せないモノ

子どもには
「コレが手放せない!」
というグッズがあったりしますよね。

ばぶばぶでは

うちの子はタグが
大好きで!

お気に入りのぬいぐるみ

ママの耳たぶ

特定のハンドタオル

枕カバーが好きです

母乳パットを
手放しません

などなど、子どもによって
対象物はさまざまですが
多くの子が

コレが好き!
コレがないと!

という

「何か」

を持っています。

どこがそんなに魅力的なのかよくわかりませんが
子どもが心の安定を求めて「何か」に執着することを

「ブランケット症候群」
「安心毛布」
「ライナスの毛布」

とか呼ぶそうです。

赤ちゃん時代から使っているタオル
くしゃくしゃになったガーゼ
手放すと不安になるその子だけの特定のもの。

「ライナスの毛布」
というのは

由来はスヌーピーを主人公とした
漫画「ピーナッツ」に登場するライナスという男の子が
毛布を手放せないというところから
このネーミングになったそうです。

一般にお気に入りや愛着という言葉で
表現されるこの行動は、ある特定のものに
執着することで安心感を得ると言われていて
赤ちゃんは授乳を繰り返すごとに
ママのおっぱいは自分の一部分だと考えるようになりますが、
卒乳するときには大好きな自分の一部と
お別れしなければなりません。

そのときにタオルや毛布、ぬいぐるみなどの
身近に偶然あった物がママの代わりとなる
「移行対象」として選ばれるのだそうです。

甘えやストレスなどからくる精神的な問題が
物に向かった結果、というような
ネガティブなとらえ方をされる方も
いらっしゃいますが、幼少期には
ほとんどの子どもに何らかの執着するものがあります。

これは自立し始める際に不安な状態を
コントロールしてくれる大事なツールです。

だから

いつまでも赤ちゃんみたいに
執着するのはやめてよ!
恥ずかしい!

って
大人の思い込みや先入観で
「ライナスの毛布」を子どもから取り上げるのは
いかがなものかと思います。

「ライナスの毛布」は
子どもの大事な成長の段階なんですね♪

わが家にも3歳頃まで
「ライナスの毛布」だった子がいます。

正確に執着したのは毛布ではなくて
四隅がしっかり縫製してあるハンドタオル。
角が丸いものはNG、柔らかすぎても固すぎてもダメ。
彼なりのこだわりがありました。

怒られたとき

眠いとき

甘えたいとき

彼は毎日
「ライナスの毛布」を抱きしめ
噛みしめながら眠りに落ちました。

ろくに洗濯もさせてもらえないので
かぐわしい臭い!

噛みしめるので
端っこの縫製はボロボロ〜

色も真っ黒にくすんで見るも無惨な状態だったのを
覚えています。

それでも意地でも離さない大切な大切な
「ライナスの毛布」でした。

たいていの子どもは
「ライナスの毛布」を洗濯することを
嫌がるそうです。

彼の場合はハンドタオルの
すべてが好きというよりは
柔らかなハンドタオルの端っこを握るのが
好きでした。

人差し指から小指で端っこを握って
親指を吸う。

すると握った端っこが
ちょうど彼の鼻の下にくるので
匂いを嗅げるんですね〜。

不安定な心を「ライナスの毛布」に
すがらないといられない弱い心の持ち主
というイメージが
あるかもしれませんが

「ライナスの毛布」があると子どもは瞬殺で安心、
落ち着いてくれるし子どもがグズらなければ
ママも平穏な生活が送れますね。

一石二鳥で
なんて便利なんでしょう!

なるべく小さく持ち運びのきくもので
洗濯もさせていただけるとママは助かりますね。

「ライナスの毛布」

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