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2015.04.14

おなかの上によじ登られようとも

助産院ばぶばぶには
母乳育児中のママだけではなく
数ヶ月後に母乳育児を控えた
妊婦さんもたくさん来院されます。

妊娠6ヶ月(20w〜)頃から
産前のおっぱいケアを開始し、
産後すぐから赤ちゃんがスムーズに
おっぱいに吸いつけるように
支援していきます。

第2子、第3子の妊娠では、
当然上の子を一緒に連れて来られます。

置いてある木のおもちゃに目を奪われ
ママから離れて夢中で遊ぶ子もいれば
なかには人見知り満開で、
ママにべったり、離れない子もいて
個性それぞれ
どの子もみんな本当にかわいらしいです。

ママにベッタリ派の子どもたちも、
ばぶばぶに通いつめていくうちに
だんだん

ここはおもちゃがいっぱいで
楽しい場所だ

と理解するようになっていきますが

最初のうちは

ここはどこ!

見知らぬ場所にママが寝転んだ

知らないおばちゃんに
無防備にもおっぱいを出した!

知らないおばちゃんが
ママのおっぱいを触った!

そのおっぱい、ボク(ワタシ)のでしょ?
なんで触らすの?ママ!

ママ、起きてよ!
危険だってば!

たぶん、1〜2歳児の幼い頭の中では
このような思考が広がっているのでしょう。

先日も、1歳半のゆずちゃん、
妊娠32wのママのおっぱいケア中、
おなかに必死によじ登って
必死の形相で泣いていました。

敵が無防備なママを襲ってる!

というように見えるのでしょうね。^ ^

子どもは子どもなりに、
大好きなママを全力で守ろうとします。
ママのおなかの上によじのぼって
全身で「敵」からママを
取り戻そうとします。

ああ、なんてカワイイのでしょ♪

ママが今、妊娠9ヶ月のおなかを抱えて
どんなにたいへんな状況であろうとも、
彼女にとってそんなことはおかまいなしです。

妊娠中の大きなおなかの上に
ドスンと座って
号泣しながら必死の抵抗をするゆずちゃん。
そのうち、おなかの上で
バウンドしはじめました。(ー ー;)

それでも経産婦って・・・
というか、「ママ」という生きものは
本当に強い!

ゆずちゃんにおなかを肘でグリグリされても
上から乗られても
バウンドされても
「ウッ!苦しいよー」とか言いながらも
穏やかに笑いながらおなかから無理に下ろすでもなく、
あるがままに受け入れてあやしておられました。

ばぶばぶの2人目、3人目妊婦さんの
母としての強さ、
おおらかな心、
そしてなにより、おなかの中にいる
小さないのちの力強さにいつも感動します。

はじめての妊娠では

重いものを持たないようにしましょう

腹圧がかかりすぎることのないよう
ゆったりと生活しましょう

布団の上げ下ろしさえも
「やっちゃって大丈夫かしら?」

お米を運ぶのも
「旦那さんにやってもらったほうがいいのかも?」

小さな小さないのちを
神経質なほどに大切に大切に守り
育んでいったことと思います。

それができるのは初妊娠だけですよね。
経産婦には、まず無理な話でしょう。

でも胎児って、少々の衝撃なんか
実は「屁」でもないんです。
たっぷりの羊水が外からの刺激にも
クッションの役目となって
彼らを守ってくれているので

15Kgの上の子を大きなおなかにのっけて
抱っこして歩こうとも
おなかの上でぴょんぴょん跳ねられても
睡眠中におなかを蹴られても

そんなことぐらい
お茶の子さいさい♪

とはいえ、大きなおなかに乗られたら
けっこう苦しいんですよ。
その感覚は、10人産んだわたしには
よーくわかります。

それでも、ゆずちゃんの心情を考え、
自分のことよりも必死の抵抗をするわが子を
優しく受け入れるママの姿、
本当に本当に美しかったです!!!!

妊娠してるだけでもたいがいしんどいのに、
さらにわけのわからない幼児を抱え、

家では当然

も〜いいかげんにして!
苦しいって言ってるでしょ!!

って
ママは幼い娘にブチ切れることも
あるでしょうけど(笑)

経産婦さんはこうして
さらに強いママとして
成長していくのでしょうね♪

2人目3人目妊婦さん!

がんばれがんばれ!
応援しています!!

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