たまごをパチンと食べる
子どもたちにとって
いろいろなことを言葉でうまく表現するのは
とても難しいことです。
そんなとき
効果音が
イメージをつかみやすくしてくれます。
「ピーポーピーポー来たね」
「フーフーして食べてね」
「ブーブーで遊ぼうか」
鳴き声や人の声を描写した擬声語、
擬声語以外の音を表した擬音語、
動作、事物の様態、状態を表した擬態語。
ああ、ややこしい〜!
国語のお勉強っぽいので
理屈はやめにして、
こういうのを
「オノマトペ」と呼ぶそうです。
「パンパンに張ったおっぱい」
「赤ちゃんのスベスベの肌」
オノマトペを使わずに表現すると、
「今にもはちきれそうに張ったおっぱい」
「赤ちゃんの柔らかで滑らかな肌」
となります。
オノマトペを使ったほうが
インパクトがあって
インテリっぽいまわりくどい表現より
よっぽどわかりやすく簡単に
イメージが伝わりますよね。
日本語の語彙が少ないと
会話のなかに自然に
オトマトペが増えます。
子どもたちの会話を聞いていると
今日な!
学校でふでばこがバーンって落ちて
ウワッって思ったら
えんぴつがダーって散らばって
ギャー!ってなってん。
見事な表現力で
笑えますね〜。
でもわかりやすい。^ ^
今朝
うちの2歳児が
たまごパチンと食べるわ!
と言ったんです。
「たまごをパチンと食べる」?
イメージとして
たまごはパチンと食べんやろ。
たまごは「ツルっと食べる」とか
「まるっと食べる」とか
そんな感じだと思うんだけど
それってわたしの先入観?
でもやっぱり
たまごはパチンと食べんやろ〜!って
みんなの意見でしたが
2年しか生きていない彼には
たまごはそういうイメージなんでしょうか???
何がどうなったら
パチンとなるんだろう・・・
頭の中の思考回路を
覗いてみたいと思いました。
子どもたちは、
いろんなな感覚が“ごちゃまぜ”に
なっていると言われています。
彼らはごく自然に音のイメージを絵に描いたり、
動きのリズムを歌にしたりして楽しみます。
そのような感覚は成長とともに
聴覚・視覚などの五感に分かれていくそうです。
子どもたちの自由で創造的な表現、
身の回りの様々な音を色や形で表現する
想像力は無限大ですね。
電車のふみきりは
「カンカンカン」だと思ってましたが
うちの子は
「チャンチャンチャン」と
表現しました。
ほぉ〜〜
なるほどな〜〜
妙に感心したのを覚えています。
犬の鳴き声は
日本語では「ワンワン」だけど
アメリカでは”bow-wow” だしね。
人それぞれ、
文化が違えば民族それぞれ、
感じ方が違うんですね。
オトマトペは言葉を豊かにする
一つの要因ですね。
たまごをパチンと食べる事件から
1週間。
なんとなんと!
ナゾが解けたんです!!
彼は
たまごをパチンと割って食べる
と、言いたかったようなんです!
なるほど〜!
「たまごをパチンと割る」
それならイメージに
ぴったりです!
彼がどう感じようと
わたしがとやかく言うことじゃないって
わかってるけど、
でもなんかー
すっきりしない。
その表現、ちが〜〜う!
モヤモヤするー!
と
悶々としてたんです。
だからナゾが解けて
ああ!
すっきりした〜〜〜〜〜〜〜(^ ^)