食べてくれなくて泣いちゃった
生後9ヶ月のふくちゃんは
筋金入りのおっぱい星人です。
四六時中、暇さえあれば
おっぱい、おっぱい、おっぱい!
「生後9ヶ月だから」という理由で
ふくちゃんママは毎日2回食をせっせと作り
食べさせようとしますが
一向に口を開いてくれません。
やっと食べた!と思ったら
ゴックン飲み込まず
ベ〜〜〜って出してくる・・・
ほとんど手をつけられることのない
愛情と時間をたっぷりかけた
手作り離乳食は
毎回毎食、捨てられることに。
それでもふくちゃんママ。
育児本に書いてある
「9ヶ月児は1日2食必要だ!」を
忠実に守ろうとしました。
だって、それがマニュアルなんだもん。
でも気負えば気負うほど
堂々巡りで
ママのイライラや焦りが伝わるのか
ふくちゃんは「絶対食べるもんか!」と
口をヘの字に曲げて
ストライキに入ります。
情けなくて
悲しくて
ママはとうとう泣いてしまいました。
わたし、
いったい何をしてるんだろう?
もう、まじめに作るの
やめよかな・・・
そんなこと考えてしまう自分って
母親失格かな・・・
離乳食作りを放棄しようとしている自分に
涙が止まらなくなった
ふくちゃんママでした。
わたしは
ふくちゃんママに聞いてみました。
なんでふくちゃんが食べないかわかる?
ふくちゃんママ曰く
保健センターで相談したそうなんです。
「いつまでもダラダラおっぱいを
飲ませているから食べないんですよ!」
遠回しに「断乳すべき」を匂わすアドバイスを受け
さらに凹んだそうです。
ふくちゃんからおっぱいを取ったら
どんなことになるか・・・
まだ9ヶ月なのに。
断乳後の荒れっぷりは想像するに足ります。
恐ろしい地獄絵図が
浮かんできますよね。
うんうん、
生粋のおっぱい星人だもん。
おっぱい星人からおっぱいを奪ったら
あ〜なったり
こ〜なったり
ああ、怖すぎる!!
ふくちゃんママの気持ち
よくわかります。
彼が離乳食を食べない理由は
実はとてもシンプルです。
「だらだらおっぱいを飲んでいるから
食べない」
そうだね〜
ある意味、保健師さんの言ったことは
正論だと思います。
でも、それを前向きな表現に
言い換えたら
どうなると思いますか?
「ふくちゃんはおっぱいが大好きだから
食べない」
2つの表現のニュアンスの違い、
わかるでしょうか?
同じことを表しているのだけど
捉え方がまったく違うでしょ?
離乳食は
楽しみ半分、プレッシャー半分、
レシピ通りに作ろうとすると
気が重くなりますね。
「ごはんの量は◯グラム」とか
「ひとつの食材を1週間かけて次の食材へ」とか
とにかく細かい!!
手の込んだ離乳食は料理の得意なママなら要領よく
できるかもしれないけど
多くのママはキッチンに立つ時間ばかりが増えて
赤ちゃんと触れ合う時間が減ってしまうかも
しれませんね。
ここで原点に帰ってみます。
子育てで
大事なことってなんでしょう?
完ぺきな離乳食を作ることですか?
月齢に見合った離乳食を食べてもらうことですか?
それとも心にゆとりを持って
笑顔で赤ちゃんとの時間を持つことですか?
正解はないと思いますが
たいした量を食べないうちは
手を抜いちゃっていいんです。
いつか必ず
それなりに食べてくれる日が来るのですから。
食べてくれれば
作りがいもあるというもの。
それまではのんびり待てばいいんです。
肩の力を抜きましょう!
最近はベビーフードもたくさん市販されて
いますよね。
手抜きも力量のうちだとわたしは思います!
そんなことでママの価値は決まりません。
赤ちゃんが笑顔でスクスク育っているのなら
食べる量もそれぞれ個人差があって
いいのです。
うちの子たちを振り返ってみても
5ヶ月からパクパクなんでも
食べる子もいたし、
1歳までほとんど口を開けてくれず
おっぱいしか受け付けない子も
いました。
他の子と比較して焦る必要もありません。
あなたと赤ちゃんのペースで
ゆるりとね♪
ふくちゃんが離乳食を食べない理由は
「彼がおっぱい星人だから!!」
ただそれだけです。
ああ、なんてわかりやすい理由でしょう〜。
シンプルですよね!!
ちなみに最近
うちの高校生がわたしが作った夕食を
食べてくれない日が増えてきました。
部活の仲間と食べてきた!
今日はバイトでまかない食べてきた!
いいけどさ。
それならそれで
早めに言ってよ。
せっかく愛情こめて作った夕食、
食べてくれないママの気持ちがわかる?
泣いちゃうんだからね!
ねぇ、そうだよね、
ふくちゃんママー!