水分とらないといけないんだけどねー
わたしは
こまめに水分をとる習慣がありません。
摂ったほうがいいのはわかっているんだけど
「飲む」ってことがどうも苦手です。
パンを食べるとき、
「パサパサするから必ず水分が必要!」
という人もいますよね。
でも
わたしはまったく欲しいと思いません。
1滴の水分もなく
パンをガシガシ食べられます。
レストランなどでも
ほとんどお水に手をつけることがありません。
なんでだろう?
わたしの身体、
どうなってるんだろう〜。
暑い時期
ばぶばぶの室内はエアコンが効いているけれど
それでも夏ですから
冬より汗をかいているはず。
なのに下手すりゃ、朝にばぶばぶ入りしてから
帰宅するまでまったく飲まないことさえ
頻繁にあります。
分刻みでママたちが来院され、
夕方までノンストップで喋り続けるので
喉がカラカラになりそうなものですが、
意識しなければ
まったく飲まないし、
ほとんどトイレにも行かない〜。
授乳中のママたちのおっぱいを診ていて
わたしと同じようにあまり水分を摂っていないと
母乳に粘りが出て、温度も低く
容易に
「これじゃおいしくないよな〜」
って想像できる
状態になっていることがあります。
授乳中は一般的に
たくさんの水分を母乳として分泌するぶん
通常モードのときよりも喉が乾くはずですが
どんどん母乳を生産していても
あまり飲まない、というママがいます。
わたしたち人間の身体の約70%は水分。
その割合は年齢・性別、
体の大きさによって異なりますが
この水分は、血液や細胞の間に入っている
体液として蓄えられて、
さまざまな大切な役割を果たしています。
水を飲むと、
食道→胃→十二指腸→小腸→大腸
というようにめぐり、
ほとんどは小腸、大腸で吸収され、
血液へと移行します。
人間の身体は摂取される水分量と
排泄される水分量とのバランスが
保たれなければなりません。
それが保たれないと
血液が粘りのある状態になり、
血流が悪くなって
身体全体に酸素が届きにくくなり
身体の機能が低下します。
母乳は血液の加工品だから
理論上、水分不足はおっぱいトラブルを
誘発するのが必然ですね。
せっかく食事をとっても
栄養素が十分に消化・吸収できず、
風邪をひきやすくなったり、
便が硬くなって便秘の原因になったりと
体調不良に陥りやすくなってしまいます。
「のどが乾いた〜」と感じるときは、
脳の中枢がすでに血管内の水分量が
足りなくなっていることを感知している状態。
それから飲んだんじゃ、遅いんです!
なので水分補給は
「のどが渇く前に必要な水分を少しずつ補給する」
のが理想と言われています。
身体に余計な負担をかけずに
水分を吸収させるためにも、
一度に飲む水分の量は
コップ1杯程度を上限にするのが
いいんですって。
血液は水以外に
ナトリウムなどの電解質(イオン)が
含まれています。
これら電解質イオンは
全身の細胞が栄養素や老廃物を出し入れするのに
欠かせないイオンで、
常に一定濃度を保つように厳格に調整され、
肌や身体の代謝活動を支えています。
そのため、真水だけを飲むと
電解質の濃度が薄くなってしまい
身体の体液バランスが崩れ
危険だと脳が察知し
水分を体外に出してしまいます。
体中の水分を少なくしてでも
一定濃度を保とうと調整されるから
その結果、細胞組織の必要な水分までも
排泄してしまいます。
このとき、いくらお水だけを飲んでも
細胞組織に補充されません。
それを放置すると血管内の水分も不足しだして
血圧が下がり意識を失ってしまいます。
これが夏の熱い季節の熱中症。
夏場の赤ちゃんの水分補給に
あえて、おっぱいよりも
お水やお茶を飲ませようとするママがいますが
(ばぁば世代がそれを勧めることが多いみたいです)
電解質濃度の観点からいうと
おっぱいがパーフェクトですよ!
ナトリウム、カリウムなど
ママの血液から加工された
赤ちゃんにとって完ぺきな栄養素が
すべて含まれています。
だから、夏場は暑いからこそ
汗をたくさんかくからこそ、
「おっぱいばかり飲ませるのはよくない」
ではなく
「おっぱいばかり飲ませよう!」
なのです。
ちなみに、赤ちゃん用のイオン水は
お砂糖がびっくりするほど入っているので
やめておいたほうがいいと思います。
もうおっぱいを卒業している子どもであれば
大量に汗をかいたときにかぎり
イオン水でOK。
ただし、くせにならないように。
糖分の摂りすぎに注意してくださいね。
授乳中であれば、
いつもどんなときも、
天然のイオン水であるおっぱいが
赤ちゃんには一番です!!
飲むのが苦手なママたち。
わたしと一緒に
努力して水分摂りましょうね〜。
ばぶばぶに来たら
ぜひ声かけてください!
ひさこさん!
ちゃんと飲んでる?!
わたし、言われないとできない子だから〜。
よろしくお願いします^ ^