コウノドリ
10月から始まったTBSのドラマ、
産婦人科医療をテーマにした『コウノドリ』が
先週末、最終回を迎えました。
毎週楽しみに観ていた人も多かったと思います。
わたしはテレビをまったく観ないので
そんなドラマをやってることも
ぜーんぜん、知らなかったのですが、
ばぶばぶに来るママたちから毎日毎日、
HISAKOさんはぜったい観るべき!!
コウノドリに出てくる助産師さんがね、
HISAKOさんとカブるんです。
吉田羊さんが演じてる助産師。
モデルはHISAKOさんじゃないの?
出てくる助産師の発言、行動、
HISAKOさんそっくりでびっくりした。
ほんまにめちゃくちゃ似てるんですって!
もしかして監修してませんか?
行動パターンが同じすぎて
笑えてくる〜!
10月から12月まで延々3ヶ月間も
指摘され続けてきました。
そんなにしつこく
「似てる、似てる」言われると
気になってくるやん。
観とかな、アカンやん。
でもーーー。
全10回の連ドラ。
途中から観るの、イヤなんやもーん。←頑固者
それに、金曜夜10時放送ってことで
朝4時起きのわたしはお子ちゃまタイムにご就寝。
夜の10時なんて真夜中ですゼ!
とてもじゃないけど起きていられませんって!(笑)
そんなこんな
いろんな理由がありまして、
最終回を迎えたあと、
まとめて観ようと思いました。
で、さっそく
最終回のあと、
ダ〜〜〜〜っと第1話から6話まで
一気観!!
噂に聞いてはいましたけど、
しょっぱなから号泣やんかいさ。(笑)
医療ドラマは数あれど、
産科をテーマにした連ドラって
はじめてです。
妊娠出産には、さまざまなリスクがあること。
無事に赤ちゃんが生まれてくることは奇跡であること。
どんなお産も立派なお産であること。
生まれるのに意味のない「いのち」など存在しないこと。
そしてそれを支える
「いのち」の現場ではさまざまなドラマがあり、
医師も助産師も看護師も、泣いたり笑ったり
たくさんの葛藤と戦いながら
「いのち」に真剣に向き合っていること・・・
お決まりの「いのちの誕生は素晴らしい!」
という結論でキレイにまとめるハッピーエンドドラマではなく、
出産に関するリスクや、アクシデント、
周産期医療にまつわるできごとが
かなりリアルに描かれていたのは正直驚きました。
産婦人科、新生児科、NICU、救命救急、小児科、麻酔科・・・
「いのち」を守るための
チーム医療のリアルがあったり、
医療ドラマにありがちな
現実離れした凄腕のヒーロー医師が登場するのかと
思いきや、コウノドリに出てくる医師たちは
みんなごく普通のお医者さんたちばかりなのが
好感度大でした。
医療スタッフそれぞれが
自分にできる範囲の仕事をする。
専門ごとのチームプレイ、
それによって質のいい医療が提供できるのが
医療界の現実だし、
ワンマンでないところが
本当にリアルです!!
主役は医者ではなく
ひとりひとりの妊婦さん。
ひとりひとりの赤ちゃん。
なのですね。
そんな当たり前のことを
うまく表現してくれるドラマだと
思いました。
実際の現場が実際に直面している
社会問題も盛り込まれていて
考えさせられる場面がたくさんありました。
妊婦の受け入れ拒否、
若年妊娠・高齢妊娠
DV・虐待
マタニティーブルー
生まれてくる赤ちゃんの問題、
ママの健康問題、
夫婦の問題・・・
すべてが、
ばぶばぶで日常的に出会っている
できごとばかりで、
わたしにはとても重かったです・・・。
医療ドラマって
助産師から見ると
「う〜ん、それはちょっと違うんじゃ?」
「えーー、それはナイやろ!」
「おいおい、なんでやねんっ!」
ツッコミどころだらけなのですが、
「コウノドリ」は違和感がなかったです。
しいていえば、
研修医がオロオロしすぎ。
いつも特定の助産師しかいない。
お産のシーンで産婦さんが悶絶しすぎ。
っていうのはありましたが(笑)
生まれたばかりの赤ちゃんが
「6ヶ月児やん〜」というようなこともなく、
本物の新生児ちゃんや、未熟児ちゃんが
ちゃんと出てきたのにもびっくり!でした。
で、本題。
ドラマに出てくる
ベテラン助産師・小松留美子。
職場のムードメーカー。
いつも明るくて元気で優しくて
仕事もテキパキこなし、とても優秀。
そんな助産師・小松さんを演じるのは
女優の吉田羊さんです。
ぱっつん前髪におだんごヘア。
3年前に角川書店から出版させていただいたわたしの著書
「みんな違っていいやん」当時の
わたしのトレードマークの髪型でした。
だから似てる?
いえいえ、吉田羊さんのほうが
ずっと美人だし、
周産期センターでバリバリ働く助産師、小松さんのほうが
ずっと優秀だと思いますけどね〜。
だけど彼女の行動や発言、その元気さと
パワフルさがHISAKOさんそっくり!
なのだそうです。
たしかにガンガン行くタイプなのは
似てるかもしれない、かなー?
自分じゃよくわかりませんが〜。
ドラマを放送中の3ヶ月間は、
耳にタコができるぐらい
たくさんのママたちに
似てるねん!!
言われ続けたということは、
似てるのでしょうね。
吉田羊さん、実はわたし
同い年だったりします♪
監修もしてませんし、
小松さんのモデルはわたしではないですが、
同じ助産師として、
人間愛に満ちた人柄にはとても共感できました。
相手が妊婦さんだろうと、仲間だろうと関係なく
自分の人生で出会う人をすべて大切にできる人。
シリアスないのちの現場で
母親的な存在の助産師・小松さん。
小松さんが一言発すると、
ふっと力が抜けたり、ほっとする。
わたしもママたちにとって
そんな存在であり続けたいな、と
思いました。
さぁ、今夜は第7話〜
制覇するぞー!!!
おかげで寝不足やー!