おすそ分けさせてください（願）

秋のはじめに植えた秋冬野菜。

早朝には霜が降りて
畑全体が昇ってきた太陽に白くキラキラ輝き
本当に綺麗です。

キャベツ、人参、白菜、ブロッコリー、カリフラワー
ねぎ、わけぎ、レタス、玉ねぎ、紫玉ねぎ、
にんにく、青首大根、かぶ、薬味大根、赤大根、
ラディッシュ、さやえんどう・・・

朝露に濡れて
畑の野菜たちはフレッシュそのもの！！
見るからに美味しそう〜！

今年、素人ながらに始めた畑は
収穫の時期を迎えています。

平日はばぶばぶで仕事なので
畑には手をかけられません。
本格的に農業されている方々の畑に比べたら
出来は悪いかもしれません。

ですが、無農薬、有機栽培の安全な野菜たち。
それなりに育ってくれています！

売り物にはならないレベルであっても
わたし的には、これで十分！

四季の移ろいを肌で感じ
自然の恵みである野菜を自分で育て
獲れたてのおいしさを味わえること・・・
野菜作りの魅力はそれに尽きます。

最近は、
早朝まだ暗いうちからスマホのライトを頼りに畑へ。
野菜を収穫しています。

朝獲りをばぶばぶに持っていって
来院されたみなさまに少しずつですが
おすそ分けしています。

わたしとしては、
毎日子育てをがんばってくれてるママたちに
もう一息なんだけど、ちょっと残念な（笑）
お野菜を通じてプチハッピーを
おすそ分けしてあげられたらいいなぁ、
という純粋な気持ちだけなんです。

子育てはわたしが作った野菜と同じ。

「きれいすぎない」
「完璧ではない」

でも、それでいいと思ってます。

子どもが笑顔なら
野菜が新鮮なら

見た目がよくなくても
愛がこもっていればそれでいい！
子育ても野菜も、ぼちぼちだよね〜。

もちろん、畑はわたしなりに
いいモノを作ろうと一生懸命がんばっていますが
なかなか思うようにはいきません。
子育ても同じ。

愛情たっぷりだったらそれでいい。

そう思って
みなさまに野菜を振舞っていました。

でも今朝、
かぶ、薬味大根を持って車通勤しながら
いきなり、ふと頭をよぎったことがありました。

わたしは野菜が好き、料理が好きなので、
作った人がわかる手作り野菜には癒されます。
素直に「嬉しい〜」って思います。

でも

「無農薬野菜をもらったら嬉しい！」

みんながみんな、
そうじゃないかもしれないですよね。
迷惑なこともあるかも・・・？

もらったほうは逆に気を遣うでしょうか？
嫌いな野菜、料理しない食材の場合もあるでしょうし、
親戚に農家さんがいて、同じ野菜を同時期に
もらうこともあるでしょうし、
昨日それ買ってきたばかり！ってことも
あるかもしれないし、

無農薬野菜についてくる虫が苦手！！
だったり
土つきは排水溝が詰まるから困るという人も
いるでしょうし。

おすそ分けって、実は自己満足の世界なのかも。
相手が迷惑してる場合もあるよね。と、
突然思ったんです。

「欲しい?」と聞かれても
「欲しくない」と正直に言えない場合もあるので、

「家にある?
もし必要だったら持っていきません?」

逃げ道を作って聞くといいかな？

「もらって嬉しい」という考え自体、
人によっては
「お返しを考えなければならず、
気が重い。買った方がまし。」
となりますよね。

「無知の善意は最悪」ともいいます。
おすそ分けしてくれようとしている人の厚意を
断るのって結構しんどいですよね。

要は、おすそわけのしんどさは本心が言えないこと
なのかもしれないです。

ああ〜
考えが及ばず、細やかな配慮ができないわたしで
ごめんなさいー。

と、反省しつつ。

でも！！

喜んでくださるママたちがいるのなら！
わたしが育てた無農薬野菜、
やっぱりおすそ分けしたいです（笑）←反省しとらんやん！

これからもばぶばぶは
野菜が配られる変な助産院になると思いますが、
決して無理強いするつもりはないので、
No thank youのときは、遠慮なく言ってくださいね！