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2016.01.25

3歳児の「なんで?」攻撃

子どもは3歳前後になると
言葉が増え、よく喋るようになります。
1日中ペラペラとマイワールド全開で
喋り続けるのが3歳児ですよね。

そして、どのママも避けて通れないのが
子どもの「なんで?」攻撃です。
なにかにつけ、延々と

なんで?
なんで?

質問攻めの毎日。

ときには大人もタジタジな無理難題を
3歳児は無心で突きつけてきます。

ママなりに考えて答えても
売り言葉に買い言葉じゃないですが、
次々に「なんで?」が続きます。

もしかして、嫌がらせですか?
それ、わざとやってません?
人のことおちょくってます?

忙しいときに「なんでなんで」としつこく聞かれると
「もおぉ〜〜〜〜!」となっちゃうこともありますが

子どもって大人が考えもしないようなことを
疑問に思うことのできる、
ある意味スゴイ生きものなんです。
好奇心のかたまり、3歳児の「なんで?」には、
視点が鋭く驚かされることばかりです。

教科書的には、

適当に答えたり、ろくに耳を傾けようとしないのは、
子どもの自尊心を傷つける行為になってしまう。
子どもの「なんで?」にママが
根気よく付き合ってあげることで
彼らの好奇心をぐんぐん伸ばし、創造力を育む。
いつも子どもにきちんと向き合い、丁寧に答えることで
子どもはいろんなことに興味を持つようになっていく・・・

ということですが、

んーーーー
教科書の答えは、いつも本当にキレイにまとまっていて
現実味に欠けていますよね。
常に全力で穏やかに子どもに向かい合えるママの理想が
並べ立ててあり、それはもはや、
人間を超えた女神様レベルを求められているかのようです。

そうは言っても実際の子育てでは、

「しつこい!
なんでなんで言うな!」

「もう知らん!」

つい強制終了してしまうパターンもあります。
ママだって感情のある人間だからね。

でも。
よく観察していると、
3歳児は必ずしも科学的根拠のある理由を
ママに求めているわけでもなさそうなんですよね。

なんで今日のごはんはお魚なん?

ママが今日は魚の気分だったから。

なんで今日のごはんはお魚?

だから
ママが食べたかったの!

なんでお魚ー?

だーーーかーーーらっっっ!( *`ω´)
言ってるやろっ!
人の話、ちゃんと聞いてんの?!

子どもってけっこう自己チューなんです。
「なんで?」って聞いておいて、
実は幼い頭のなかで、
“ママからのこういう答えを期待している”
というのがあったりして。

それにそぐわない解答が返ってきたときには
人の説明をガン無視して
納得できる答えが来るまで
「なんで」をしつこく繰り返してきます。

ママの意見に耳を傾ける気がないのなら
最初から聞くなっ!
と思ってしまいますが、

「なぜ今日のごはんがお魚か?」
彼が納得する答えをいろいろ模索した結果
たどり着いたのは

ママはふーちゃんと一緒に
お魚が食べたかったから!

ふーちゃん、それにて納得。

そっか、ママ、
ふーちゃんと食べたかったんか!

それ以上「なんで?」は聞いてこず
しょうがないから一緒に食べてあげるよ♪
のごとく、笑顔でお魚を食べ始めました。

主体はママじゃなく、自分だったのですね。
ああ、やっぱり3歳児は自己チューだー。

なんでみかんはみかん色なん?

なんでみかんはみかん色なのか?
なぜってそれは、みかんだからでしょ。
・・・って答えになってへんけど。

そんなんわからんわー!←なぜか逆ギレ

でも「そんなんわからん」で済ませたら
母としての威厳に関わる!と思って
真面目に調べてみました。

『みかんは実がつきはじめるころは緑だけど、
太陽の光と水分とタンパク質などによって
カロチロイド(赤い成分)を皮の中にため込みます。
秋になって気温が下がってくると緑色の表皮が透明になってきて
下にたまっているカロチロイド(赤い成分)が現れてきます。
これがオレンジ色に見える』

ということだそうです。

うーん・・・
よくわかりません。(泣)

適当に答えたらいけない。
「なんで?」から逃避、スルーしてもいけない。
子どもにわかりやすい例えを使って
上手に説明できることがベストなのはわかるけど、
大人でも理解できないのに、
それをどうやって子どもに伝えるっていうんだー!

エビデンスのしっかりした答えを
与えることも大切かもしれないけど、
子どもの年齢、発達段階に沿ったレベルで
夢のある素敵な答えを提供することも
ときには必要なんじゃないかな?
そうすることで、子どもの創造力を伸ばせるんじゃ?

と、わたしは
理解度の低い自分の脳みそを正当化。(笑)

みかんはおひさまの光とお水をいっぱいもらって
栄養がいっぱいになるねん。
栄養の色がみかん色やねんで、きっと!

合ってるのか合ってないのか?
ビミョーですが、
「栄養=みかん色」という
わかりやすい答えを考えてみました。

するとふーちゃんは納得。

そうか!
“えいよう”かぁー!

みかんを口に放り込んで

“えいよう”の味がする ^ ^

思い込んだらそんな気がしてくる〜
ってやつですかね。

そういえば、
わたしはいつも未就学児の保護者向け「いのちの授業」で
こう話しています。

「赤ちゃんはなんで生まれるの?など
子どもから答えづらい質問をもらったときは
あなたはなんでだと思う?って
逆に質問を返してあげることで、
子どもは自分で考える力を養うことができ
親子の会話が豊かになりますよ」

ママがとっさに答えられない「なんで?」には
無理してしどろもどろに答えるよりも
子どもと一緒にその理由を考えてみたら
大人が思いつかない斬新な答えを考えてくれるので
そこから会話が広がってとても新鮮です。

子ども自身が導き出した答えが
理論的に正しいかどうかはさておき、
彼らの瞳がキラキラと輝くような、
独創的な夢ある答えが見つけられることが一番ですよね!

「みかんはなんでみかん色?
ふーちゃんはなんでやと思う?」

逆に聞き返したら

赤にしたらいいねんや!
そしたらもっと食べれるわ!

と、
意味不明な答えが返ってきました。

支離滅裂だけど
本人は自分で導き出した答えに
大満足したようでした。

ママとしましては

なんで赤やったらいいの?
なんで赤やったら食べれるの?
なんで?
なぁ、なんでー!!!

しつこく3歳児の頭の中の構造を
「なんで?」攻撃で聞きたかったです。

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