学年の区切り
今日の大阪はごっつい雨です。
入学式、入園式の学校、幼稚園だらけなのに。
なんでこの豪雨で入学式ー。
スーツもパンプスも着物も
新しい制服もベチャベチャやん〜。
桜ももう散っちゃうよー。
毎年、入学式シーズンは
けっこう雨のことが多くて
がっかりですね。
とはいえ、気持ちを新たに
新生活を迎えるみなさま、
がんばってくださいね!
さてさて。
ばぶばぶでは産前のおっぱいケアで
たくさんの妊婦さんが通院されています。
妊娠中から乳腺開通ケアをして
赤ちゃんが飲みやすい柔らかく温かい乳輪乳頭に
準備しておくのとしないのとでは
産後、授乳開始後に大きな差が出ることがあります。
出産を終えられると
「生まれました」の連絡をくださる方も多く
先日4月1日の朝にも
ばぶばぶには「生まれました報告」が入りました。
ちょうどその時間、
1年前の4月4日生まれの子とママがおっぱいケアで
来院されていました。
あと3日で1歳のお誕生日を迎えるこの子と、
さきほど生まれたばかりの新生児。
よくよく考えてみると
この2人、同級生になるんですよね〜〜。( ̄▽ ̄)
かたや、すでにヨチヨチ歩いてます。
指差しをして、なにやら宇宙語を喋っています。
バイバイと手を振ることも
名前を呼ばれて「はい!」と片手を高らかと挙げ
元気にお返事もできます。
ごはんも3食、ちゃんと食べています。
体重は10kgあります。
かたや、さっき生まれた赤ちゃんは・・・
2700g。首も身体もまだグニャグニャです。
小さな子どもにとっての1年の差ってーーー
めっちゃ大きいですよね!!
学年の区切りは
なぜ4月1日と4月2日で分けられるのでしょう。
日本は4月1日から新年度なんだから
どうせならそれに合わせて
3月末で区切ればわかりやすいのに。
年齢の数え方は
昔と今では大きく変わりました。
明治時代ぐらいまでは
年齢の数え方には「数え年」を使うのが
一般的でした。
よくおじいちゃんおばあちゃんが
「数えで90歳」というような
表現の仕方をすることがありますが
そもそも、数え年ってなんやねん?
数え年は、生まれた年を1歳として、
それ以降は元日を迎えるたびに
年をとるという数え方なんだそうです。
例えば今日、4月7日に生まれた赤ちゃんは
お誕生日の今日の時点ですでに1歳と考えます。
そして、次のお正月にひとつ年齢が進んで、
生後9ヶ月にして2歳と数えることになります。
実際には9ヶ月児なのに2歳って〜・・・(ー ー;)
現代のわたしたたちの感覚では
かなり違和感のある数え方ですね。
うちの娘は12月31日生まれなのですが、
彼女を数え年に当てはめると、
生まれた当日の大晦日が1歳で
翌日、年が明けたらさっそく
生後1日目にして2歳になっちゃうってことです!
なんだそりゃー。
そして
わたしたちが現在使っているのは「満年齢」という数え方。
これは誕生日を基準とした年齢の数え方です。
生まれた年は0歳。それ以降は誕生日を迎えるたびに
年をとっていきます。
が!
「満年齢」の数え方には
とんでもない落とし穴が隠されていたのです!!
てっきり、誕生日当日に年齢がひとつ加算されるのだと
思っていましたが、
民法では、人が年をとるタイミングは
「誕生日前日の午後12時」
と規定されているのだそうです。
具体的に説明すると
4月1日生まれは法律上では3月31日に満6歳になり
4月2日生まれは法律上では4月1日に満6歳になります。
そして学校教育法では
「満6歳に達した日の“次の日以降”の
学年の初め(4月1日)から就学させる義務を負う」
と、就学時期が定められています。
簡単に言うと
「子どもが満6歳になった翌日以降の
初めて迎える4月1日に小学校入学やでぇ!」
という意味になるんですね。
だから
3月31日に満6歳になる子ども(4/1生まれ)は
翌日の4月1日に小学校に入学できるけど
4月1日に満6歳になる子ども(4/2生まれ)は
翌年の4月1日まで小学校には行けない
ということになってしまうわけです。
民法とか学校教育法とか
法律っちゅーのは
ややこしいですね。
4月1日生まれの赤ちゃん。
学年ラストに生まれて
小さいうちは何をするにも
周りに比べてドンくさいかもしれないけど
大きくなってしまえば
早生まれも遅生まれも関係なくなるから
卑屈にならずにがんばってね!
早生まれは、ある意味
ラッキーなんですよ。
「学年で一番最後に生まれたから〜
アホでごめんなー」
それで、
なんでも許される!(笑)