助産院を知らない妊婦さんが多いよね・・・
昨日、金曜日は、
ばぶばぶセミナーの日でした。
子育てがテーマのセミナー、講演会は
さまざまな団体さまから依頼を受け
しょっちゅう実施させていただいていますが、
わたしは「助産師」なので。
子育てテーマも
もちろん喜んでさせていただくのだけど
・・・やっぱり
妊婦さん向けのセミナーもした〜い!
いつもそう思っています。
数年前までは地域の保健センターで
毎月、市からの委託を受けて
妊婦教室を担当させていただいていました。
でも、行政主体の教室は、
どうしても教科書通りというか・・・
斬新な切り口で喋るとお役所からクレームが来て
アレ言っちゃダメ!
コレ言っちゃダメ!
制約だらけ〜。
結果、保守的で冒険心のカケラもない、
一般論的でありきたりな内容の
おとなしい「ただの妊婦教室」に
徹するしかありませんでした。
でも、
ほんとにみんなが知りたいことは
教科書には書いてない、
もう一歩進んだことなんだよな〜・・・
と、悶々・・・
消費期限は1日でも過ぎたら
もう腐って食べられませんか?
そんなことないでしょー
ケースバイケースで、
人生うまいことやればいいんじゃないの?
マタニティーライフも、お産も子育ても、
同じことなんだよねー
とか、変人助産師は
考えちゃうわけで。
組織内で実施していくごくフツーの
妊婦教室に違和感を覚えつつ、
本来の自分を押し殺して萎縮して
やりがいのない妊婦教室で
話したくもない内容を
ただ淡々と繰り返すだけでした。
あ〜もう!
ほんとにつまらない!
わたしの伝えたいことは、こんなことじゃないー!
黒か白か、の生き方よりも
ときにグレーゾーンを受け入れる心の持ちようが
大事だったりするんです。
思い通りにはいかない
マタニティーライフ、出産、子育てだからこそ、
グレーを認める柔軟性が大事なのだと
声を大にして叫びたいのに!
そう、わたしは
理想論から離れた、現実的で
実践的な妊婦さんのあり方、お産のあり方を
語りたい!伝えたい!
「わたしはわたしのやり方を貫く」
こうして数年前、
とうとう、「組織」という行政の枠から
飛び出してしまったのでした( ̄▽ ̄)
今回のばぶばぶでの初の妊婦教室、
直前の参加者キャンセルが
相次いだこともあったのですが
少人数でした。
それはそれで和気あいあい。
いつも、セミナーや講演会といえば、
数十人〜数百人を相手に
実施することが多いので、
少人数ならではのアットホームな、
受講者参加型の楽しい教室になったと思います。
とはいえ、
少人数・・・寂しいー。
そもそも。
「助産院」っていう場所。
妊娠がわかって、最初に足を運ぶのは
たいていの人が「病院」の産婦人科だと思います。
経産婦さんで、授乳期を経ていらっしゃるママは
助産院についての知識がある状態から
次の妊娠となることもありますが、
初めての妊娠なら
「助産院?なにそれ?」
というのが現実には
ほとんどなのでしょうね。
助産師という仕事自体、
あまり知られていなかったりもするみたいで
「看護師さんと何が違うの?」
になってしまうのは当然ですよね。
「助産師」をなんとなく知ることになるのは、
妊娠してからのこと。
出産時になってようやく、「助産師」という職業が
より具体的に見えてきて、
さらに地域で開業している「助産院」を知ることになるのは、
出産後、思いの外母乳育児がうまくいかなかったときに
必要にかられて、調べてはじめて、その存在を知ることになる
というのが現状だと思います。
で、ばぶばぶに来られた多くのママが
口を揃えて
「妊娠中にばぶばぶを知りたかった!」
とおっしゃるんです。
そうなんです・・・
「ばぶばぶで妊婦教室を開催しますよ!」
と告知したところで
「助産院」がなんたるや?を妊婦さんたちが
周知していなければ
人が集まるわけもなく・・・
保健センターや病院でやってる妊婦教室と、
まったく別次元の内容であることや、
ばぶばぶだけじゃなく、
多くの「助産院」ならではの利用方法や価値、意義を、
産後になってからではなく
妊娠中からたくさんの人たちに知ってもらえたら、
もっともっと、お役に立てるのに。
妊娠や出産が楽しいものになるのに。
そしたらみんながハッピーになるのに。
と思います。
さて、次回のセミナー開催日時は
05月27日 10:00~11:40
http://goo.gl/l07pjF
です。
妊婦教室ステップ2では
いよいよみなさんが一番知りたい
お産の話です。
バースプランの立て方を中心として
目からウロコの「楽しめるお産」を
お話しますので
楽しみにしていてください。
「ばぶばぶでこんなセミナーやってるよ!」
「行って損はないよ!」
お知り合いの妊婦さんに
ガンガン拡散してくださいね〜^ ^
セミナー詳細は
ばぶばぶHP内
「セミナー予約」のページを
ご覧ください。