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2016.07.11

セミナー報告 〜感動の断乳・卒乳〜

先週金曜日は
HISAKOセミナーでした。

テーマは
『感動の断乳・卒乳』

今回もたくさんのママと子どもたちが
ご参加くださいました。
ありがとうございました!

大阪府外から来られるママもチラホラ・・・
朝一番の特急電車に飛び乗って
はるばるセミナーに参加してくださった
ママもいました。

「遠くからでも来た甲斐がありました!」

キラキラの笑顔で
ばぶばぶを後にした彼女の背中、
忘れることができません。
これから先も周囲に惑わされることなく
胸を張って、
母乳育児を楽しんでもらえたらいいなぁと
心から応援したい気持ちになりました。

さて。

「いつまでたっても離乳食を食べてくれない」

「ママ(おっぱい)がいないとグズって
預けることができない」

「おっぱいへの依存が
日増しにひどくなって不安になる」

「いいかげん授乳は減らしなさいと
保健センターで指導された」

断乳の理由はさまざまです。
ばぶばぶでは、断乳の相談は尽きることが
ありません。

『断乳』は、子どもはまだ欲しがっているけど
ママの一存で「この日からやめる」と計画的に
おっぱいをやめること。

『卒乳』は、子どもが自ら「もういらん」と
意思表示があり、自然におっぱいから離れていくこと。

わたしたちはほ乳類なので、
理想は『卒乳』ですが、
あえて目指すものではなくて
結果的に自然にそうなった、
というのが本来の姿です。

ママの仕事復帰。
保育園の入園が決まったとか、
ママにとって夜間の授乳が体力的にも精神的にも疲れて
しょっちゅう体調を崩すとか。

2人目が欲しいけど授乳を続けることで
産後の生理が再開しないなど、

人それぞれのライフスタイルによって、
ときには『断乳』の選択肢もアリだし、
決して悪いことではないと思っています。

ただ、断乳を軽く考えないで欲しいんです。
子どもも必死に頑張ります。
人生最大の試練のときなんです。
大袈裟ではないですよ。
心の安定剤だった大好きなおっぱいが、
ある日を堺に急に飲めなくなるのだから・・・。

ゴクンゴクンと
美味しそうにおっぱいを飲む子どもの姿は
本当にかわいいですね。

ときどき上目遣いでママの顔を見上げては、
ニヤっと笑ったり、
わざと歯を立てて「痛い!」というママの反応を
楽しんでみせたり、

腹立つんやけど、かわいいねんなー♪

おっぱいは親子をほっこりと幸せにする
魔法のツールです。

今の日本は
1歳を過ぎたらおっぱいを
やめなくちゃいけないような風潮にあるけど

WHO(世界保健機構)
そして厚生労働省は
以下のように提言しているんです。

「母乳は2歳以上まで、頻繁に、
子どもの要求に応じて与えましょう。

なぜ2歳までなのかというと

母乳は離乳食よりも
質の高い栄養素を含んでいて
赤ちゃんを守ってくれる
防御因子を与え続けることができ、

子どもが病気の時には
重要なエネルギー源と栄養源になり、
母乳育児は急性の病気のリスク、
そして慢性の病気のリスクを
減少させることができることが
立証されているからです。

なので、
WHOでは、離乳食を始めたら
授乳回数を抑制するどころか、

「いつまでもおっぱいばかりを好む子はいいとして
離乳食を始めると
授乳回数が減るタイプの子の場合には、
積極的に授乳して哺乳量を維持する必要がある_

と、しています。

これって、
一般的な保健センター等の指導と
真逆ですよね。

どうですか?
2歳までおっぱいを薦めるには
このような国際的な
科学的立証に基づいた提言があるのです。

1歳半を過ぎる頃から
「なんとなく」
ただ「なんとなく」
授乳を続けていることに
後ろめたさを覚えるママたちが
少なからずいらっしゃいますが

あなたが授乳を苦痛に思わないならば
根拠もない迷言といっても過言ではない
数々のアドバイスが氾濫しているけれど
そのような「断乳の勧め」に
いちいち踊らされないで欲しいなぁと
思います。

そもそも日本語の
「離乳食」というネーミング自体も
科学的じゃないし時代遅れになってきています。

食べる=離乳

ではありません。

母乳育児をいつまで続けていいのか?
そんなの本来は悩む必要のない悩みで
悩むだけ無駄な部類の代物だと思います。

おっぱいは子どもの精神安定剤だったり
「単なる栄養源」以外の効果もたくさんあるけれど
単なる栄養源としてだけでも、
2歳以上まであげるメリットが
あるということをどうか覚えておいてください。

乳腺炎、乳頭の傷…。
繰り返すおっぱいトラブル。
食事制限に苦しめられ、
幸せとは裏腹に授乳生活は
決して楽しいことばかりではなかったはず。

「もうイヤ!」とため息をつきながら、
なのにおっぱいをやめないのは、
きっと母と子を繋ぐ、
苦痛以上の何か大きな意義が、
そこに存在するから…なんでしょうね。

出産は人生観を変える大きなイベントです。
だけど『断乳』は、
出産以上の大きなイベントだということに
みんな気づいてないぞー!

「もうやめたるわー!しんどいねん!」

言ってても、いざ断乳の日が来ると
急に寂しくなって
グラっと心が折れてしまうママたち。
土壇場になってようやくおっぱいの
偉大なる魔法に気づくのですね。

「やっぱりやめられない。
ごめんなさい・・・」

それもよいのですよ。
自分の心にウソついて、
意に反した決断を実行しても
いいことないんですよ。

断乳をナメたらアカンのです。
グラグラするぐらいなら、
もうちょっとおっぱい続けなはれ。

だんだん想い入れが深くなるおっぱい。
子どもとママ、二人で協力し合い、
苦労して築き上げたからこそ、
そう簡単に
「はい、終わりー」というわけにはいきません。

子どもとともに、刻んだ日々です。
おっぱいを通しての2人の歴史。
その歴史が長ければ長いほど、
思い出の数もたくさんで
断乳は大事件になるのです。

おっぱいの終わりは、子どもの成長を意味します。
おっぱいで繋がっていた親子の絆を、
次の段階へと切り替えていく、
ターニングポイントです。

ママにとっては切なくて嬉しくて、
寂しくて悲しくて。

言葉じゃ言い表せない達成感と満足感で
胸がいっぱいになる。
涙が止まらなくなる。

それが断乳なんです。

ママが中途半端な気持ちで安易に断乳を開始すると、
その不安定さが子どもに伝染して、
子どもはかえって可哀想です。

これから先、子どもが反抗期を迎えたり、
親を困らせるようなことがあったとき、

「あのとき、無理に断乳したから、
この子はこんなに問題を起こすのかも・・
あれが原因で情緒不安定なのかも・・」

すべてを断乳に関連させてしまう
ネガティブな子育ては
悲しすぎます。

そんなことにならないよう。

晴れやかな気持ちで
おっぱい生活に終止符を打てるよう
自信を持って
その後の子育てができるよう。

おっぱいに依存していた子どもが、
おっぱいなしでも大地を踏みしめて
前に進んでいく様子を
成長の喜びとして身体いっぱいに感じることが
できますように。

心から、

「断乳おめでとう!!」

って言えるように。

断乳を考えているママたちは
よく考えて、迷って、
幸せな決断をしてくださいね♪

子どもが欲しがるならば、
自信を持って堂々と
2歳まで・・・
そしてそれ以上でも
母乳育児を楽しんでいいんですよ^ ^

参加者さんたちのセミナーの感想は
サイト内『ママの声』を
読んでみてくださいね。

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