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2016.09.06

ウクレレライブで感じたこと

先週金曜日。
HISAKOセミナーの日でした。

セミナーのあと、
1児の母、MIKAさんによる
ウクレレ生ライブを開催していただきました!

通常、子連れで生ライブ・・・というと
子ども向けコンサートでもない限り、
ゆったり音楽を楽しめるどころか
途中でグズられて退席となることが
安易に予測できます。
ほかのお客さんの迷惑を考えると
「ライブかぁ・・・無理だよね」
諦めてしまうことが多いと思います。

今回はママのための癒しのライブですが、
会場は、助産院ばぶばぶですから!

赤ちゃんが泣いてようと、
離乳食食べさせていようと、
授乳してようと
抱っこ紐でウロウロしてようと
なんでもOKの、
ゆったり和やかな生ライブとなりました。

ウクレレの演奏と、歌声を聴かせてくれたMIKAさん。
彼女は、ばぶばぶに通院しておられる
授乳中のママでもあります。

数年前、大好きな音楽活動を続けていく上で、
結婚し、子どもを持つこと・・・
悩んだそうです。

彼女の音楽のテーマは
『家族』『人と人とのつながり』。

ですが、あるとき

「あなたの音楽は心に響かない」

ある人の言葉が
彼女の心を打ちのめしました。

自分が今、一番したいこと、
しなければいけないこと
大切なことはなんだろう・・・

自分の生きる道。
音楽を通して、自分はいったい何を
伝えていけるのだろう?

人の心に響く音楽とは?

葛藤の末、導かれた結論。
それはママになる決心でした。

蔵ノ介くんを出産し、彼女の子育てが始まりました。
危惧していたとおり、大好きな音楽活動は
以前のようにはできなくなりました。
なんともいえない空虚感が彼女を襲いました。
ばぶばぶに悲壮な顔をして来院されたのは
「子育てを楽しめない」
そんなときだったと記憶しています。

そして月日が経ち
わたしから見ても彼女は本当に変わりました。
肩の力が抜け、『今の自分』を受け入れることが
できるようになりました。
子どもとの毎日を自然に楽しめるように
なっていきました。

やりたいことを、自由奔放に行うことはできません。
子どもができてからは
音楽活動の仕方も大きく変わりました。

限られた環境の中で、
いかに自分の心を満足させるのか。
どこに達成感と多幸感を得るのか。

大きな刺激ばかりを追い求めていたあの頃・・・
母となったことで彼女は
大きく成長しました。
人の心を打つ、アーティストになりました。

わたしは彼女が母になる前に制作された
CDを持っています。
癒し系の透明感ある声とウクレレの音色が
とても素敵なCDです。

そして先日の生ライブ。
CDの歌声をイメージしていたのですが、
あまりの違いに正直、愕然としました。

同じ歌を歌っても、CDと全然違う!!!
なんというか・・・
暖かさと切なさと強さが混じったような、
胸にじーーーん・・・とくる感じ。

「あなたの音楽は心に響かない」

それが母となったことで
心に響く歌声に変わったのだと思います。
ママとなったからこそ伝わる
愛がいっぱいに詰まった魂の歌声でした。

ママになった今だからこそ
わかるようになったことって
ありますよね。

自分が持っているあらゆるもの、
愛情、時間と労力を
自分ではないほかの人・・・わが子に与え、
育んでいくのがママです。

ママになることは、
わが子という守るべき存在ができるということ。
素敵だな、と思うけれど、
そこには終わりが見えない「子育て」が
延々に続いていて、
ゴールが見えないから、息切れしてしまい
もうこれ以上無理!って思ったり
もっとがんばらないと!って思ったり。
相反する気持ちが同時に襲ってきたりもします。

今までは親や社会から守られてきた存在だった自分が
受け身の立場から能動的にいのちや社会と
向き合う立場に変化するため、
最初はその責任の大きさに壊れてしまいそうにもなります。
だけど「与える存在」になることは
時間はかかるけれど、精神的に人間としての自分を
大きく成長させてくれる出来事であることに
間違いはありません。

大人になると、
新鮮な驚きや発見に出会うことは減っていきます。
だけど、子どもを持つと
幼いわが子の視点で一緒に世界を眺めることになり、
今まで気づかなかった小さなことにも
心を寄せることができたり、感動できたりという
機会を与えてもらえます。

子ども視点の世界は、まさに刺激と魅惑のワンダーランド!
ママになると、今までとはまったく違った風景に出会い、
その新鮮さが日々の生活に大きな彩りを
添えてくれます。

どんなにいい音楽を作っても、
誰かほかの代わりになるアーティストは
出てくるでしょう。

でも、蔵ノ介くんの母親業は
世界でたったひとり、彼女にしかできない
代わりのきかない仕事です。

ママである自分を無条件に頼り、
必要としてくれる存在がいることに
人生の意味や目的を覚える人も多いはず。

世界でその仕事をできるのは、
ママであるあなただけだから。

彼女も、出産してから今日まで
時間をかけて、
そのことに気づいていったのだと思います。

音楽に執着して、子育てで身動きできない自分の
人生の意味や存在価値や、
思うように活動できなくなったことに
クヨクヨ悩んだりすることもなくなりました。
「やるべきこと」がはっきりした人生は
迷いがなく、とてもシンプルですね!

生で聴かせてもらった彼女のウクレレと歌声には
CDには感じることのできなかった
大きな大きな愛と、人のつながりの素晴らしさが
じんわりと伝わってきました。
ママになって愛するわが子の成長を見守ることは
自分自身をも成長させ、
今まで知らなかった世界に気づくとても貴重な経験。
もちろん苦労も多いけれど、
やっぱり素敵なことなんだ、と思いました。

彼女を変えたのは、蔵ノ介!
ありがとうね、蔵ちゃん。

ママは輝いていたよ♪
MIKA
「LaLaLa」
聴いてあげてくださいね。

【お知らせ】
MIKA
アルバム[Family]

1.はじまり
2.TO You
3.LaLaLa
4.Sweet Baby
5.message
6.Mother &Father
7.Life oh Life

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