HISAKOブログHISAKOブログ
2016.09.03

もうすぐ生まれます

来院されるママたちに
余計な気遣いをさせるといけないので
ズバリ聞かれないかぎり、
こちらからあえて公表せずにいたら
あっという間に妊娠35wになっちゃいました。

HISAKOさん、なんか太った?

ん?
おなか・・・?

まさかね・・・
・・・気になるけど
聞けないよ〜 (^^;;

密かに気がついていたママたちも
いらっしゃったことでしょう。

もう臨月だし。
さすがにバレバレだったかもですね。

いたるところで
わたしの妊娠がうわさになってるという話も
耳には入ってきていましたが、
なに食わぬ顔して黙っていたこと、
申し訳ありませんでした。

公私ともに無条件に安心でき、
無意識層での結びつきで
言葉を交わさなくても
考えていることがわかったり
魂レベルで共感しあい、理解しあい、
等身大の自分でいられる大切なパートナーとの間に
授かった『いのち』でした。

「今」をともに歩んでいる
彼の遺伝子を未来に繋ぎたいと思いました。

ただなんとなく
ぬるま湯に浸って
のんきに生きているだけだった30代。
「生きること」「生まれてくること」の意味なんて、
深く考えたこともありませんでした。

そして40歳を節目に、
わたしは人生の大きな挫折を経験しました。
人を信じられなくなり、
生きる意味をなくし、
自暴自棄になった時期がありました。

本当に辛くて苦しくて。
廃人同然になっていたわたしを
全力で守り支え続けてくれたのが
今のパートナーです。

その経験があったからこそ、
他人と比べて幸せの尺度を決めてかかったり
ねたむようなことがなくなりました。

さらにおなかに舞い降りてきてくれた
このいのちが、
人間としてまだまだ未熟なわたしに
もっと大きな視野と
新しい世界を拡げてくれました。

赤ちゃんはママを選んで来てくれるって
いうけれど・・・?

そもそも
この子は何のために生まれてくるのか?

自分のおなかに
小さないのちが宿っていることがわかったとき
このとめどなく深く重い難題に
何度も何度も向かい合いました。

つわりでしんどかったとき。
心が不安定でグラグラだったとき。

来院されるママたちから
優しさや思いやりを
数えきれないぐらい受け取りました。

本当に嬉しかったし、
勇気づけられました。

同時に、
喜び、後悔、家族への想い・・・
おなかのいのちを通して、
多くの複雑な感情が交錯する経験も
させてもらいました。

そして、その中から
気づきがありました。

人の生きる意味、
それは、経験を通した
「心」の成長だということ。

人から暖かさをもらったとき、なぜ感動するのか?
海や山、大自然に抱かれるとなぜ心が震えるのか?

生きるなかでのさまざまな経験の中から、
人は多くの「感動」に出会います。
それは、人から優しさを受け取ったときであったり、
自分が人に思いやりを与えたとき、
誰かのために行動できたとき、
また、苦しみや、困難を経験し、
そこから何かを学んだときだったりします。

味わったすべての「感動」。
では、その感動は
どこにつながっているのか?

導き出された答えは
「感動」は「愛」を学ぶところに
つながっているということでした。

「愛」というと
漠然としていてわかりづらいですよね。
なんか怪しいイメージもあるし〜(笑)

「愛」とは何なのか?

ばぶばぶで、妊婦さん向けに無料配信している
毎日メールの名前は『amo』。
ポルトガル語で「愛」です。

「愛」とは、
わたしは「思いやる心」のことだと
理解しています。

これは、
自分を思いやれる(愛する)ことも含まれるし、
困っている人がいたら助けることや、
見返りを求めない、他人に与える思いやりのこと。

与える愛を行うには、
「自分を自分が愛せていること」が大前提です。
自分を愛することと同じように、
自分以外の人や動物、植物、物に対しても
思いやれるようになること。
それが「愛」なのかなと。

昔から誰もが
それが大事なことは知っているはずです。
わかっていながら、
我欲に負けてなかなか実行できないのも人間です。
だからこそこの世は修行の場なのですね。

「思いやる心」=「愛」は
人にとって一番大切なことであり、
どんな時代にも、どんな環境でも、
どんな国のどんな文化においても、
どんな宗教でも、

豊かな「心」へとレベルアップさせるには、
純粋に思いやる心の実践しかない!
って思います。

わたしのおなかの子は、
そのために生まれてきて、
愛情をつないでいく素晴らしい存在。

おなかが大きくなっていくのと比例して
そんなふうにとらえることが
できるようになっていきました。

投げやりな気持ちになったとき。
これまで自分が周りの人から受け取ってきた
「愛」を思い出そうと思います。
ほんの小さなことにも、
その瞬間の誰かからの愛情が、
きっとあったはずだから・・・。

そこに気づけたなら、
自分のいのちがどれだけ尊いものなのか
もうすぐ生まれてくるこの子のいのちが
どんなに素敵なのか、わかります。

誰かから受け取った愛情は、
また、周りの人へ返していく・・・。

そうやって愛情というのは、
永遠と受け継がれていくのですね。

そして
「人に喜ばれると嬉しい」という気持ち。
ここにも生きる大きな意味があると思います。
「人生を楽しむ」ということ。
赤ちゃんは、苦しむために生まれてくるのではなく
楽しむために生まれてくるということ。

わたしのように、
人は苦しくつらい体験の中から気づき、
学ぶこともできるけど
喜びや、楽しみ、感動の中から
「愛」を学ぶこともできます。

今に気づき、今に生きること。
自分が心から最も愛することを、
この瞬間に行うこと。
それが生きるということ。

だからこそ、
自分が受け取ったいのちを大切にして、
与えられた使命をまっとうすべく
いのちをいっぱい輝かせたいと思います!

ママを自ら選び、
宿るときも自分で決めて、
この世に生まれるのだと
お産の現場で日々いのちと向き合う
偉い産科医師や小児科医たちが
書籍を出版されたりしています。

そのとおりだと思う反面
職業柄、望まない妊娠や出産、人工妊娠中絶の問題、
虐待など、いのちがもたらす影の部分を
目の当たりにする機会があります。

「すべてのいのちが祝福されるいのち」と
たやすく言ってのけることは
陰の現実をどこか別世界のようにとらえている
いわゆる恵まれた生き方をしている人の発する
キレイごとのような気もして、
共感しつつ、心のどこかで
否定するような相反する気持ちに
なることがありました。

でも、わたしは
今お世話になっている
尊敬する産科医師に直接言われたんです。

「どんな環境で授かったいのちであろうとも
生まれてこないほうがいいいのちなどない。
この子は、生まれるべくして授かった。
この子が生まれることと引き換えに
誰かが不幸になることはない。
いのちの誕生と、まわりの人の幸せとは別問題だ。
赤ちゃんは生まれる理由と使命を持って
自分の意思で宿るんだよ」

キレイごとだと一歩引いたところから
眺めていた類のセリフ。

なのに、なぜか妊娠初期のわたしの心には
スッと腑に落ちたのでした。
救われた気がしました。
涙が止まりませんでした。

赤ちゃんはみんな
生まれたら何をしたいか
実はすでにに決めて
おなかに宿るのかもしれません。

何をやらせてもなかなか長続きしないのは、
その子の使命に関係することと
出会ってないから。

子どもが本能的に、
これは違うとわかっているから
続かないのかもしれません。

初めての世界。
何が待っているかまったく分からない世界へ
ママとの愛と信頼と絆を命綱に
降りてくるのです。

あの道はここに繋がるよ
途中こんな場所があるよ
この道は険しくて進むのが大変だけど、
とってもおもしろい場所に着くよ

ただそばにいて、たくさん声かけをしながら
運命をともに歩むパートナーと一緒に
未開の地を歩んでいくこの子を
見守っていきたいと思います。

ばぶばぶは9月いっぱい
通常どおり開院します。

そして
お産開始の日から約1ヶ月間
産休をとらせていただきます。

が、過去の産後を振り返っても
毎度のことながら
緊急の乳腺炎等には対応させていただいてきました。

今回も同様なので、
「HISAKOさん、助けて〜!」
の場合は
とりあえず、ばぶばぶまでご連絡いただけたら
と思います。

お産は、予測では10月はじめぐらいかな?と
思っていますが

お産はいつなんどき始まるかわからないので、
診察ご希望のみなさまは
「診察予約」のページと、このブログを
こまめにチェックしておいてくださいね。

予想外にお産になった場合には
個別にご連絡させていただきますので
安心して診察予約、取ってください。

10月断乳予定だったママたち、
ケアできずごめんなさい!
授乳中のママたち、
月1メンテナンスのママたち、
ばぶばぶがお休みの1ヶ月間、
おっぱいトラブルにならないように
なんとか乗り切ってください!

11月には復帰しますので(赤ちゃん連れで)
断乳時期をちょっとずらしてもいいよ〜っていう方は
どうぞよろしくお願いします!
 

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