卒乳は突然に
月に1回、
おっぱいメンテで通院中の柏木さん。
付き合いはもうかなり長く
かれこれ3年になります。
保健センターから
「いつまでも授乳してるから食べないんですよ」
とか
「早く断乳しないと」
とか
いろんなことを言われ続けてきましたが
彼女は外野の雑音をもろともせず
堂々たる振る舞いで
長期授乳を続けてきました。
今月も恒例のおっぱいケア。
診察室に入ってくるなり
彼女はわたしに
無言で手紙を渡しました。
なになに?
ラブレター?
いつもなにかしら、ブログネタを
提供してくれる生粋の大阪人、
笑わせてナンボの柏木さんなので
無言の手紙にちょっとワクワク・・・
今日はどんなしょーもない小ネタを仕込んできたのか?
と、思ったら
あれ?
涙ぐんでる?( ? _ ? )
授乳生活も3年を超え、
子どもが飲む回数も減って
それに伴い、母乳分泌量も減りつつあり、
そろそろ卒乳が近いかな・・・と
予想はしていましたが、
『その日』は
突然やってきたのだそうです。
♪ 何から伝えればいいのか
わからないまま時は流れて
あの日あのときあの場所で
息子に絞り出した母乳を見せなかったら
僕らはいつまでも
卒乳できない・・・まま ♪
だったのでしょうか。
3年2ヶ月と24日。
卒乳は突然訪れました。
そうです。
私の授乳生活に幕が下ろされてしまいました。
それは同時に
ばぶばぶからの卒業でもあります。
喜ぶべきはずの卒乳が
「げ・・・マジか・・・
ばぶばぶ行かれへんなるやん・・・ヤバイ・・・」
これが正直な感想でした。
なぜあの日・・・
私はお風呂で絞り出した母乳を
「飲むか?飲むか?」と
しつこく迫ってしまったのでしょうか。
それを見た息子は、ドン引き・・・
「牛乳いらん!」
「もう赤ちゃんぢゃないから
おっぱいでネンネしない!」と・・・。
3年2ヶ月と23日の夜は
布団に入るなり「おっぱい、おっぱい♪( ´▽`)」
だったくせに・・・。
自分の行動を悔やみました。
そしてその日のHISAKOブログがなんと!
『いつか終わりは来るねん!
感動の断乳・卒乳』
セミナー案内!
これは予知されていたんでしょうか・
まさに、終わりが来てもーた日ですよ!
3年2ヶ月と24日、
来る日も来る日も共に過ごしてきたおっぱいが
まさかの「おいしない!」
感動もクソもないです(笑)
屈辱の卒乳・・・
セミナータイトル変更して!
と思いました。
まぁこれが私らしいといえば
私らしいんでしょうね。
今後はどのようにHISAKOと絡むか・・・
ばぶばぶを卒業しても
ネタは提供していきますので!
ネタのゴリ押しするんで、
覚悟しとってください!
そして息子よ!
3年2ヶ月と24日間をありがとう!
==追記==
胎内記憶についてなんとなく聞いていたところ
「ママのおなかにおるときどんなんやったん?」
「くさかったー」
マジか・・・息子よ・・・マジなのか・・・。
母乳は「おいしない!」と言われ、
おなかの中は「くさい」と言われ、
感動の「か」の字もありません!!
どんなにつらいことも
自虐ネタとして
いつも笑顔で明るく、
おもしろおかしくオチまでつけて
話してくれる彼女。
ポジティブなのかネガティブなのか
よくわからないようで
実はとってもデリケートなのを
わたしは知ってます。
手紙の内容も、感動するやら失笑するやら
最後までネタにしてくれたけど。
その涙、
とてもとても美しかった!
もらい泣きしそうになりました。
おいしないおっぱいは
もう卒業なんやね。
だっておいしないんやもん。
しょうがないよなー。
卒乳おめでとう
柏木さん!