梅雨明けと子育て

ばぶばぶに通院中のママで
気象予報士さんがおられます。

わたしは言わずと知れた、子だくさん。
雨続きだとわが家では洗濯物が致命的です。

梅雨の時期は
コインランドリー通いに明け暮れ、

梅雨が明けたと思ったら、
保育園、小学校、そしてもっと大きい子どもたちも、
一斉にプールが始まって
みんなが遠慮なくバスタオルを持ち出しするので
ただでさえハンパない洗濯物の量が
いつもの５倍ぐらいに膨れ上がります。

夏は夕方の豪雨などで
カラカラに乾いたはずの大量洗濯物が
ずぶ濡れの台ナシになることも多くて

そうなるともう、
バスタオル難民で
泣けてきます・・・。

そんなわけで

気象予報士の彼女が来院したときは
「待ってました！」とばかりに

今日の天気は？
明日の天気は？
週間予報は？
長期予報は？

うるさいぐらいに機関銃のごとく
質問しまくります。

だって洗濯を担う主婦にとっては
天気は日々の生活に直結して
ダイレクトに影響を受ける
社会的に関心の高い事柄やから！

しつこく聞いて
申し訳ないけど。

バスタオル事情、
切羽詰まってますねん！！！

確か去年も、７月のはじめ頃に
彼女に

「梅雨明け、いつや！！！！」

とスゴんだ記憶があります。(^^;;

梅雨入り、梅雨明けは
台風などの発生でも大きく変化することもあるし、
この時期の天候の予測は
気象予報士であっても難しいそうです。

「梅雨入りしただろう」
「梅雨明けしたかも」

という言い方しかできないのが
本当のところなのだそう。

気象庁のサイトには
以下のように書いてあります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
梅雨は、春から夏に移行する過程で
その前後の時期と比べて雨が多くなり
日照が少なくなる季節現象です。

梅雨の入り明けには、
平均的に5日間程度の
「移り変わり」の期間があります。

気象庁では、気象予測をもとに行う
梅雨の入り明けの速報とは別に
梅雨の季節が過ぎてから
春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した
検討を行っています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

具体的には
例えば今年なら7月19日に近畿は
梅雨明けの速報が出ましたが、

それが妥当だったかどうかは
9月頃になってから再検討し、

「実は7月19日より前だったわ」とか
「もっと後だったみたい」など

検討の結果、
統計値として最終確定するそうです。

なので、当然、
速報で出された日が変更されることも
あるのだそうです。

でもねー！

バスタオル難民としましては、

今！
justNow！！

今日、明日の目先の天気予報が重要なので
ございますよ。

９月になって
「やっぱり梅雨明け、この日でした〜」
とか発表されても
今さら興味ないねんなぁー。
もうバスタオルの季節終わってるし！

１年前

「梅雨明け、いつや！！！！」

食ってかかられたのが
きっとあまりにもめんどくさかったのでしょう（笑）

今年は、彼女は来院する前に
１年前と同様
またしてもわたしに
天気を根ほり葉ほり聞かれることを想定し、

答え方、かわし方まで周到に準備された上で
覚悟の上来院されたようです。(^^;;

彼女の期待を裏切ることなく
わたしは質問しましたとも。

「明日からの天気はどないやの！
バスタオル乾くの？！」

彼女はとても冷静に、
落ち着いた表情でこう答えました。

「あのね、HISAKOさん。
お天気と子育ては
同じなんですよ。

例えば、イヤイヤ期は何月何日を境に
ハイ、はじめ！
はい、おわり！
じゃないでしょう？

ゆるやかにイヤイヤに入っていって
気づけば終わっていくでしょ。

あとで振り返ったときに
反抗期に入ったのはあの頃で
それが抜けたのはあの頃だったなと

実際の子どもの経過を考慮した上で
検討を行って、導き出される。

天気予報もね、
梅雨入りとか梅雨明けっていうのは
それと同じなんですよ〜」

さすが準備してきただけあります。
うまいこと言いますね！

すぐに結果を求めないっていうのは
天気も子育ても同じなんだね。

なるほどなぁ・・・
妙に納得。

なんとかわたしに、
子育てと関連づけて天候予測を
説明しようと
考えに考え抜いてくれた気象予報士の彼女に

あっぱれ
座布団１枚！

ところで
なんかまた台風近づいてるらしいけど
明日はバスタオル干して大丈夫なん？