ワンワン!!
1歳4ヶ月のわが家の末っ子
11番目のととちゃんは、
なんでもかんでも「ワンワン」と言います。
犬はもちろん、猫も、クマも、ライオンも、うさぎも
動物の人形も全部「ワンワン」です。
哺乳類に限定か?と思ったら、
ペンギン、虫、鳥も「ワンワン」でした。
じゃあ、幅をもたせて、
生きもの全般「ワンワン」なのか?
甘かったです。
ご飯や椅子まで「ワンワン」でした。
うちはテレビがないので、
NHKの「わんわん」の影響ではないと思いますが、
「ワンワン」はまさにオールマイティーワード!
なんて便利な言葉なんでしょうか。
何かいたよ!
何か見えたよ!
何か動いたよ!
何か聞こえたよ!
何か触ったよ!
ととちゃんにとって「ワンワン」は
五感を刺激したものを表現する最強の言葉のようです。
ワンワン万能!
ワンワン完全無欠!
ワンワン向かうところ敵なし!
ごはんを指差して「あ!ワンワン」と言われると
かわいすぎてつい、兄ちゃん姉ちゃんみんなで寄ってたかって
「ほ~ら、おいしいワンワンだよ~」
調子に乗ってしまいます( ̄∇ ̄)
まさか
ワンワンが食べてるのと同じだねぇ!
ワンワンが食べてるごはんと
わたしのと、どっちがおいしいのかぁ?
などという
高度な思考を「ワンワン」の一言で
示しているとは到底思えないですが
たぶん、二語文、三語文のつもりで
相手に何かを伝えているのでしょうね。
(そういうことにしておこう)
喋り始めた言葉が、正しい使い方ではなかったとしても、
「違うよ」って否定するのではなく
さりげなく正しい言葉を教えていくのが
ママとしての正解。
と、さまざま育児書には書いてあります。
でも、いろいろ難しく考えて
『親としての関わり方とはこうあるべき』
みたいなことに呪縛されてしまえば
いいママの理想を追うばかりに子育ての本質が見えなくなり
楽しいはずの子どもとの毎日が重荷になって
ギブアップしたくなるのがオチですね。
経験から思うのは、親がどう関わったところで
ほっといても子どもはいずれ、
ちゃんと正しく言葉を話すようになるということです。
なんでも「ワンワン」だった時代をすぎて、
「犬」と「猫」の違いを理解できるようになり、
それぞれがどんな風に鳴くのか、どんな特徴があるのか、
いつの間にやら理解するようになり、
ちゃんと正しい単語としてアウトプットできるようになるまで
せっかく今しか見られないかわいい「ワンワン」の波に
一緒に乗っちゃうのも、悪くはないと思います。
1歳児をおちょくるのはなかなか楽しいです。
「ワンワン」を復唱してあげるとととちゃんは
とても嬉しそうな表情をします。
言葉を教えるということだけにとらわれるのではなく、
実際に見たり聞いたり触れたり
たくさんの体験を通して、
その時に感じたことをととちゃんの代わりに
『適切な言葉』を使って表現してあげたいと思います!
「そうか~ワンワンなのかー!!」
とりあえず一緒になって「ワンワン」コール。
指差した先にあるものが、「ワンワン」から
ほど遠いシロモノだったとしても。
まずはともに感動しておくとしましょう。
ごはん=ワンワン
適切かどうかは知りませんが、
とにかくかわいいので
それもアリです!!