いのちの授業(4歳5歳 園児バージョン)
9月です!
みなさーん!
夏が過ぎれば、ここから年末までは一瞬ですよ~!
月日の移り変わりのスピードに置いてきぼりにならないように
気合いを入れていきましょう。
さて。
9月しょっぱなの土曜日
保育園児&保護者向け『いのちの授業』に
行ってきました。
幼稚園、保育園で『いのちの授業』っていうと、
〝性教育〟なのかなぁ?
それならうちの子にはまだ早いわー
と、勘違いされがちなのですが、
今回はたくさんの保護者のみなさまにも
関心を持ってご参加いただきました。
『いのち』のお話と、『性』のお話は
切り離して考えることはできません。
『性』を子どもに伝えていく行為、
そして『いのち』の素晴らしさを再確認することは、
絶対的な信頼関係のもと、
愛情たっぷりに
たくさん抱っこして、たくさんチューして、
たくさん肌と肌を触れ合わせる乳児期から
すでに始まっています。
〝人間の身体の持つ機能の素晴らしさ〟を
伝えていくことこそが、
『いのち』のお話であり、性教育の始まりです。
『性』っていうのは、
自分が一生付き合っていく身体のこと。
自分を知っていくことこそが〝性教育〟
なんですよね。
「ごはん食べたらウンチが出るねー」とか
「心臓は休まず動いてるんだねー」とか
わたしたちの身体は
「すごい!」「不思議!」の連続です。
そういう素晴らしい『性』に
小さいうちから関心を持ち
探索していくことは自分探しの旅でもあります。
就学前の子どもたちにはまず、
身体の素晴らしさを教えてあげましょう。
話す、笑う、動くなどの日常動作、抱きしめるなどの
スキンシップ、いろいろな体験を通して
人間の身体のしくみや役割を体感させてあげます。
幼いうちに日頃からたくさんふれ合いの心地よさを
学んでいれば、成長し思春期を迎えたときにも
間違った形の接触には咄嗟に「イヤ」と言える
能力を育めます。
これは、性被害を受けないためにも
とても大切なことですね。
親がはぐらかしたりウソを教えたりすれば、
子どもはそれがウソだと気づきます。
でも好奇心は押さえることができないから、
結局どこかで、中途半端な不正確な情報を
得ることになり、
親に対しては「はぐらかされた」
ことだけが記憶に残って
『性』は聞いちゃいけない、
話してはいけないことなんだと
マイナスイメージを持ってしまうことになりかねません。
さわやかに話してあげればいいんです。
難しく考えずに。
そうすれば、
ボクってすごいな!
ワタシって素敵かも!
と、キラキラ輝く『性』が
育まれていくことでしょう。
子どもに「なんで?」と聞かれたら、
まず「不思議なことに気づいたこと」を受け入れ、
よく聞いて褒めてあげてください。
「どうしてそう思ったのか?」
すると子どもは
自分の考えていることをちゃんと教えてくれます。
その質問に誠実に答えてあげることで、
子どもは親に対して安心感と、
なんでも話していいんだという
絶対的な信頼感を築くことに繋がっていきます。
不器用でも、うまく答えられなくても、
子どもの質問から逃げないであげてくださいね。
いのちには限りがあるから。
どれほど親があなたたちを大切に想っているのか。
子どもたちは自分の存在を肯定してもらうことで、
「自分がかけがえのない存在であること」
を自然に学びます。
これを自尊心といいますが、
自分のありのままの心ろ身体を好きになり、
等身大の自分に自信を持つことです。
ほめられてきた人は、他人を愛し、信じることができます。
失敗を恐れずチャレンジできる子になります。
自尊心のある子は
周りとの共生(自立)がスムーズになるのですね。
答え方は千差万別でいいと思います。
真実をいかにロマンチックに
神秘的に伝えることができるか。
ここはそれぞれの腕の見せどころ!
子どもたちが疑問に思ったことに対して
大人は誠実に
ありのままの事実を
さわやかに
ロマンチックに
神秘的に
話してあげられると素敵です♪
親の誠実な姿は
必ず子どもの心に伝わります。
その信頼感や安心感は
やがて、彼らが思春期を迎えたときに
自分自身への愛や
他人への愛へと形を変えて
健やかに育まれていくことでしょう。
そして
いのちのリレーは過去から未来へと
受け継がれていくのですね♪
十三保育園のみなさま
どうもありがとうございました♡