HISAKOのお産(第9子)前編
8人目の助産院出産では
もうひとつ感動したことがありました。
産院の豪華な産後食とは対照的に
助産院で提供される食事は
野菜たっぷりの和食がメイン、
ある意味、豪華!
ほっこり優しいお母さんの味でした。
過去、違う意味で豪華な産後食で
入院中は必ず便秘になったけど、
8人目のときはたくさん食べても便秘知らず。
本当にビックリしました。
食物繊維たっぷりの和食。
ただそれだけのことで、
こんなに産後の身体が変わるんだ
ということに驚きました。
おっぱいも、
いつもは産後2日目からガチガチになるのに、
張りすぎず、かといって分泌不良にもならず
最初からとてもスムーズ。
産後の食事、侮ったらあかんなぁと
つくづく思い知りました。
産院で提供される高カロリーなお祝い膳を食べた後、
おっぱいがカンカンになって痛くて泣きました!
という話は、いろんなママが訴えられています。
サンスクリット語
アパリグラハ
(貪欲に美味しいものばかり求めない)
イーシュワラ・プラニダーナ
(自然に逆らわない)
産後の体がナチュラルに求める食事で
いたわってあげることが
もっとも好ましいのは明らかです。
あ~やっぱり、
お産はヨガなんやなぁーと思いました。
退院と同時に
新生児に授乳しながら
ばぶばぶでのおっぱいマッサージ再開。
(両手放し授乳は得意です 笑)
わたしにとって 『産休』は『三連休』
ちなみに三連休の『三』は『産』と表記します。
『産連休』なんです。( ̄▽ ̄)
産後3ヶ月で
市の訪問事業や妊婦教室再開。
(人手が足りないのですぐ復帰)
赤ちゃんはお兄ちゃん、お姉ちゃんと同じ
保育園に通い始めました。
(0歳・2歳・3歳・4歳、園児4人通ってました・・・)
生後3ヶ月から保育園?!
そんなに早くからママと引き離されるなんて
かわいそう・・・
そんな意見が四方八方から聞こえてきますが、
24時間一緒にいるからいいってことでも
ないんです。
子育てはメリハリ!
全身全霊でかまってあげる時間、
子どもと距離を置いて自分の人生を大切にする時間、
どっちも作っていいんですよ。
というか、作るべきだと思います。
うちの11人は
前半チーム5人は幼稚園出身
後半チーム6人は保育園出身です。
早くから保育園に預けた子たちが
幼稚園チームと比べて
成長の過程でなんらかの支障が出ているか?
統計的に
そんなことまったくないですよ~!
両チーム、成長発達、メンタル、
有意差ナシです!
昼間は保育園なので、哺乳瓶でミルク、
夕方から朝までは母乳、
断乳せずにミルクと母乳
上手にコントロールしながら
おっぱいを続けていくために、
新生児のときから1日1回は必ず哺乳瓶を使い
慣れてもらう努力は惜しみませんでした。
さて、外回りの仕事復帰のタイミングで、
どうしても、どうしても、どうしても!
もっとヨガを学びたくなりました。
いろいろ調べました。
数日でインストラクター資格をとれる
簡易的なシステムもあるけど、
学ぶならとことん、ちゃんと学びたくて、
半年間、週1回スクールに通うコースを選択しました。
週1回だけならなんとかなるか・・・?
いやー、甘かったです・・・( ̄◇ ̄;)
山盛りの宿題が出ます!
仕事と家のことと子育てと、さらに勉強ー!
もう、寝る暇ないから〜!
後半はフラフラでしたが(^◇^;)
なんとかがんばり抜き
ハタヨガ・マタニティーヨガ・キッズベビーヨガ
3種の資格を取得しました。
そして9人目を妊娠。
前回の助産院出産が素敵すぎたので
今回も・・・という気持ちがよぎりました。
でも、多産も多産。
9人目だから・・・
ハイリスクです、間違いなく。
ダメ元で助産院に打診してみましたが
「うーん、
受け入れてあげたいのは山々やけどなぁ〜
さすがにもう病院のほうがええと思うわ」
ですよね・・・
わかってた。( i _ i )
ばぶばぶには、地域のさまざまな産院で
出産されたママたちが来ます。
どの産院のことを聞かれても
それぞれの特色だったり、雰囲気だったり
内部情報をサッと答えてあげられるのは
開業助産師としては強みです。
情報収拾も兼ねて、
過去にお世話になったのとは違う産院へ
あえて足を運んでみました。
この頃には、
大阪の産婦人科業界では、
どこに行っても『ばぶばぶ』は認知されていて、
しれーっと普通の妊婦を装いたくても
大抵は面バレ。
同業者ってやりづらいです・・・(笑)
8人目のときは
妊娠中の体重増加を2kgで抑えました。
あのときは本当によくがんばった!
わたしの体重が増えなくても
3900gの大きな赤ちゃんだったので
今回はもう、無茶な節制はやめることにしました。
(というか、あんなヒモジイ思いは二度とごめんだ!)
NHK、日本テレビ、読売テレビの
密着取材が開始。
9人目出産は、撮影が入ることになりました。
某マタニティー雑誌・育児雑誌の
連載記事の執筆や、
コラム執筆、特集記事の監修などの仕事も
舞い込むようになりました。
講演会の依頼も増え
どんどん忙しくなっていきました。
思えばこのあたりから
夫婦関係はギクシャクし始めていたと思います。
わたしが忙しすぎたんですね・・・。
家事も子育ても全力でこなしていたので
わたしが何をしようと勝手やろ
と突き進んでしまったことが
いけなかったと今は反省しています。
相手にも心があるのに
自分の主張ばかりで、
異なる価値観を理解しようとしませんでした。
寄り添うことができなかった当時のわたしは
人間的に未熟でした・・・。
家庭と仕事のライフバランス、
自分では「とれてる」「できてる」と思っていました。
物理的にはそうだったかもしれないけど、
相手の立場になって物事を考え、
妥協したり譲ったりという意味では能力不足、
アンバランス。
「できてる」は、独りよがりの
思い込みだったかもしれません。