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2019.09.11

娘がママになりました!(2)

一番上の娘がママになりました。

・・・ということは。
わたしはばぁばってことでしょうか?
こんなカワイイばぁば、います?
いませんよねー( ̄^ ̄)

臨月の娘は元気いっぱい。
大きなおなかで弟妹たちと走り回り、
フットワーク軽い軽い。

毎週休日には家族みんなで室内プールへ。
元競泳選手、173cm女子
長い手足、美しいフォームで
魚のように優雅に泳ぐ姿は目を引きます。

そしてプールサイドに上がった途端、
まさかのおなかに他のお客さんたちドン引き。
違う意味でもめちゃくちゃ目立っていました(笑)

ついこないだまで切迫早産で
病院のベッドで点滴つながれ絶対安静だった人が
キレッキレな動き・・・

若いってええなぁ。

3年前、わたしは42歳で第11子を出産しました。
ギリギリまで仕事をしていたことや
大人数の子育てに走り回っていたことも
あるかもしれないけど、

臨月には一旦座ったら誰かに持ち上げてもらわないと
立てないレベルでヘロヘロで
口を開けば「しんどい」って言葉しか
出てこなかったですが、

彼女は
「しんどいっていうのがよくわからん」
と、ふざけたことをぬかしやがる。

若いってすげー。

自宅からばぶばぶは、片道1時間15分の通勤です。
娘のお産には立ち会うつもりでしたが、

ばぶばぶには
おっぱいの状態がちょっと心配なママたちが何名かいて、
極力、臨時休診は避けたい・・・。

遠方から来られるママもたくさんいるので
「お産だ!帰ってこい!」と呼ばれて
すぐに家に戻るわけにもいかない・・・。

できれば仕事に影響のない
夜間に決着をつけていただくか、
もしくは土曜日の夕方〜月曜日早朝までで
どうか空気を読んで生まれてきてください、
お願いします〜!

祈るような気持ちで日々を過ごしました。
(なんとも身勝手ですけどね^^;)

人間・・・ホモ・サピエンスは、
太古の昔には敵に襲われることの少ない夜間、
静かで暗くて狭い場所でひっそりと
出産していました。

21世紀を生きるわたしたちは、
敵に襲われることはなくなったけど、
生きものとしての本能が今もなお引き継がれていて
お産のはじまりは
圧倒的に夜間〜明け方が多いです。

ホモ・サピエンスの本能が息づいていることを
信じてるぞー!

娘は、弟妹誕生時
計6回お産に立ち会っています。
なかなか体験できない数ですよね、
助産師学生じゃあるまいし(笑)

だから、お産の流れや空気感は
誰よりもよく知っています。
はじめてのお産だけど、
はじめてではないような・・・

お産は100人100通りですが、
なんとなく流れをイメージできるだけでも
不安感は軽減されるようです。

不安じゃない?
怖くない?

「別に。
ママの何回も見てるしさ、楽しみでしかないわ」

その怖いモン知らずなところが
若さゆえの根拠なき自信や強さなのかもしれませんね。
彼らのチャレンジ精神は
危うくもあり、うらやましくもあり、です。

妊娠出産は病気ではないと言うけど、
一歩間違えれば命とりです。

正常な妊娠、正常なお産というのは
終わってみてはじめて言える結果論であり、
進行中の妊娠分娩に
気安く使える言葉ではないと思っています。

ときに1分1秒を争う迅速な判断、
的確な処置が母子の生命を左右します。
救命救急に匹敵するスピードが要求されるのが
『産科』なのです。

だけど

まさか自分が流産するなんて。
まさか自分が切迫早産で入院するなんて。
まさか自分が帝王切開になるなんて。

多くの妊婦さんは
自分に起こるかもしれないハプニングがあることを
どこか他人事のように思っています。

医師も助産師も、
ひとつひとつの妊娠出産に真剣に向き合っています。
無事に生まれたときには感動よりも安堵。
決して慣れるということはありません。

そんなお産の一面を
助産師を母に持つ娘はよく知っているはずです。
実際、彼女も切迫早産入院を経験しました。

その上で

まったく動じない彼女は

若さがもたらすアホなのか、
知識があってなお、堂々たる貫禄なのか。

いろんな意味で、

若いって、ワンダフル!

つづく

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