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2019.09.12

娘がママになりました!(3)

長女すずちゃんがママになった話
シリーズ3日目です。

妊娠してから人が変わったように
すっかり心臓に毛が生えてしまった・・・
いえ、大人になった娘ですが、

ついこないだまでは
絹ごし豆腐の心だったんです。

中学1年生ぐらいから
暗雲が立ち込めはじめ、
そのまま急転直下で激しい反抗期に突入しました。

はーい、
ようこそおいでくださいました〜!^^;

思春期の反抗はまったくない子もいるし、
うちの娘のような
強烈バージョンが来る場合もあります。

育て方が悪かったから
そうなったんじゃないかと
ママは自分を責めてしまうかもしれませんが、

愛情たっぷりに育てていても
その子がもともと持っている性格的素因なども影響して
彼らの自我の表現方法は異なってくると思います。

わたしは子だくさんですが、
長女すずは、ダントツに表現力豊かに
自分を主張する子でした。

その上、
彼女がもっとも多感な中学3年生のときに
わたしが離婚してしまい、
当時10人だったきょうだいが
真っ二つに分断されてしまうという
大問題が勃発したことで

彼女にとって
ママの価値は底辺まで落ち込みました。
まさに愚の骨頂です。

母娘、両者にとって
葛藤の暗黒期間が5〜6年間ぐらい(長っ!)続きました。

愛を持って必死に向き合おうとするんだけど、
がんばればがんばるほど、空振りでした。

想いは娘の心に響かず
自分の無力に涙しました。
悔しさとやるせなさと、
懺悔に飲み込まれて壊れてしまいそうでした。

「わたしの前から消えてほしい」
「産まなければよかったかも・・・」

とんでもない発想が頭をよぎるぐらいに
追い詰められたこともありました。

子どもにとって、
幼い時代にはママは絶対的存在です。
理想化、美化されているので
最終的にはママの言いなりです。

ですが、成長するごとに
欠点や弱点もある一人の人間としてママを見るようになり、
自分とママは関心や価値観の異なる
別個の人間であると気づくことで干渉への反発が起こります。

物事をとことん掘り下げて考え、
誰も反論できないほどの見事な理論を展開して
相手につっかかっていく賢さが
彼女にはありました。

目の前にいる大人を
尊敬には見合わないと見透かすと
相手に不足している欠点部分をわざわざ粗探し。
そこだけにフォーカスして総攻撃!
容赦なく鋭い矢を突き刺してきます。

それが、彼女なりの正義であり主張。
大人への同情の余地など微塵もありませんでした。

でも・・・大人だって
失敗もするし、未熟さもあるし、
自己中心的なことだらけで生きています。
パーフェクトにできた人間はいませんよね。

大人の不誠実さ、理不尽さ・・・
自分とは異なるものに対し、
「まぁいっか」「そんなこともあるさ」
大きな器で許すという思考ができないので
込み上げてくるイライラを甘え半分で
ママにぶつけてしまったのだと思います。

生き方、価値観などの
違いを認めることができない生き方は
疲れます。

だけどそういう葛藤を経て、
みんな大人になっていくのだと思います。

10代後半はまだ
いろんな意味で親の保護下にある時期です。

経済力、思考の柔軟性だけではなく
判断力、問題解決力、自己制御力、社会的経験や知識など
人間としての複合的な成熟度からみて
社会の中で自立して行動できる段階にはありません。

なのでママは、
反発されながらも子どもを見守り、
必要時には厳しい指導、監督を
続けなければならないという微妙な立場に置かれます。

子どもの主張を可能な範囲で認めつつ
守るべきルールが何かを
伝えていく作業は簡単ではありません。

ですが、子どもの行動に問題があると思ったとき
そこから目を背けてはダメです。
傷つけられること前提で
早めに介入することが必須です。

対立や争いを恐れない凛とした強さと勇気。
子育ての真髄は思春期にあり!

わたしは娘から
がっつり学ばせてもらいました。

娘に対する監督、統制
娘の気持ちへの尊重

「両立することが望ましい」って
当時、悩みまくっていたわたしに
専門家はアドバイスしてくれたけど。

そんなん、ほんまキレイごと。

両立できたら思春期の親、
悩まんし、泣かんで済むし、
余計なこと考えずのほほんと暮らせるわ!

試行錯誤、行き当たりばったり、
巨大な迷路の中で、
幾度となく障害物に行く手を塞がれながら
一歩ずつ母娘は人生の中継点を目指してきました。
無我夢中で駆け抜けてきたことだけは確かです。

彼女が大学に進学したあたりから
急に雲行きが変わっていきました。

見るからに表情が優しくなり、
言動の鋭いトゲが取れ・・・

それは、長い長い第二次反抗期の
終結でした。

何がそうさせたのか?

進学で親元を離れたことも
一因だったかもしれないけど、

とくに明確な理由は
なかったのではないかと思っています。

理屈ではなく
「その時期が来た」のです。
母娘関係にようやく安定した光が照りはじめ
わたしは再婚しました。

そして妊娠を機に
なんとまぁ人が変わったみたいに素直な娘・・・(^_^;)

「もうママに対して出すものがないねん。
今までとことん出し切ったから空っぽやわ」

若いけれども
人生のいろんな荒波を乗り越えてきて、
成長した結果の言葉だと思います。

おなかに命を宿したことで、
子を想うママの心にも気づいたのでしょう。

まだつづく(^◇^;)

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