修学旅行で目撃!〜女子の特性〜
『修学旅行で目撃!』後編です。
前編は10月31日のブログを読んでみてくださいね。
前回は男子の特性についてお話ししました。
今回は女子の特性についてお話しします。
高学年女子は、
すでにわたしたち大人と同じぐらいのレベル(!)で
共感の力が備わっています。
先日、6年生娘の修学旅行。
早朝の学校でアホな会話で盛り上がる男子を横目に
女子は冷静沈着、いつも通り
修学旅行だからってはしゃぐわけでもなく
いたって落ち着いて行動していました。
6年生見送りのために
早朝出勤してきた他の学年の先生に
「先生今日何時に起きたん?」
「何時に学校来たん?」
ねぎらいの心配りまでできる大人な対応には
感動しました。
「早起きしんどいよな。わかるで!」
「早朝に出勤ってたいへんやな、おつかれ!」
早起きしたであろう先生たちの心情を
自分のことのように置き換え
共感した結果の心配り発言ですよね。
女子は生まれつき右脳(感じる領域)と
左脳(考える領域)のつながりがスムーズなので
男子なんか比べものにならないぐらい
自分のことも、他人のことも観察しています。
6年生ぐらいから
素直だった娘が急に人が変わったみたいに
イライラして攻撃的な言葉を使うようになったり
反抗的な態度をとるようになったと
ママたちから相談を受けることがあります。
はじめての思春期女子育てでは
娘の難解な行動にママたちは「???」
育て方間違えた・・・?
自分を責めてしまったり、
どう接していいのかわからなくなりますが
高学年女子への対応は基本的に
あなたがパパにやられてイラっとする声かけを
避ければいいだけなのです!
(カンタン~)
例えば、わたしは女性です。
わたしは「気持ちがわかる」という
受け止め方をされると上機嫌になります。
だけど、パパは「気持ち」よりも
「事実」を先に提示してきて
頭ごなしに単調な「解決策」を持ち出してきます。
わたしが
「今日すごく疲れた・・・」
と言ったら、
MARKは
「そう。じゃあ早く寝たら?」
と答えます。
ちがーーーーーーーーーーーーーーーーーーうっっ!
そうじゃなーーーーーーーーーーーーーいっっっっ!!!
HISAKO「今日すごく疲れた・・・」
MARK「疲れたの?何があったの?話してみて」
わたしには、
このやりとりが必要なわけですよー!\\\٩(๑`^´๑)۶////
「気持ち」よりも「事実」「解決策」。
男性ってそういう生きもの。
でも、わたしはそれやられると
MARKという人自体を受け入れられなくなります。
彼のすべてを拒絶したい気持ちになります。
女子はデリケートなんです。
共感してもらえないと
傷つき、一生心に残る悲しい思い出に
なってしまうことだってあるんだからね~。
高学年女子も同じですよ。
彼女たちに接するときは
まず気持ちの部分で
「わかる~ママも小学校のときそう思ったことある!」
一旦はしっかりと『気持ち』を受け止めて
共感してあげてくださいね。
その上で、大人として
「でも、それは間違ってるかもしれへんなー」と
善悪は伝えてあげましょう。
決して、
「気持ちがわからない」
「それはするべきではない」
という言い方はしないほうがいいと思います。
それ、あなたは
パパに言われたらめっちゃ嫌でしょー?(笑)
女性の脳は
自分が人から尊重され、共感されることを望んでいます。
これは、6年生女子も
大人の女性と同じなのです。
「パパが話を聞いてくれない!」
「ろくな答えを返してくれない!」
「なんで家族より趣味に走るんだ!」
「家にいるときスマホばっかり触るな!」
挙げ始めたらキリがないぐらい、
ママがパパに感じる不満は
富士山より高く積み上がりそうですね~(笑)
女性が共感されることを望む理由は、
ほ乳類のメスだからなんですって!
ほ乳類のメスは、
自分の体の中で子どもを育みます。
妊娠出産はまさに命がけです。
そして生まれたあとも自分の血液を母乳として与え、
体を張って子どもを育てていきます。
だから健康でいなければならないし、
栄養状態が良い必要があります。
つまり周囲から
大切にされ、VIP対応され
格別の配慮をしてもらわないと
生殖という大役をやり遂げることができないのです。
高学年女子が、
グループを作ってそこに所属したがったり、
自分の価値観と違う友達を必要以上に拒絶し、
グループから排除しようとする行動は
「自分が大切にされたい」「誰より愛されたい」と思う
生殖本能の一番強い脳の信号の
表れだと言われています。
『いのちの授業』で
「自分のことが好きですか?」
「自分はイケてると思う?」
小学校高学年~高校生に
質問をすると
どの学校でも例外なく、
男子に比べて女子の自己肯定感が
極端に低い結果になります。
自分の好きなところはないけど、
優柔不断、根暗、根気がない、
ネガティブ、性格が悪い、空気が読めない・・
自分の嫌いなところなら
いくらでも出てきます。
なぜ女子は男子に比べて
自己肯定感が低くなってしまうのでしょうか。
それは、
命がけの生殖活動をまっとうするために、
今よりももっと!
誰よりももっと!
もっと、もっと、もっと、もっと!!
人に認められ、共感され、愛されることを
底なしに求めていくからなのですね。
男子は高学年になると
大人の都合でほめられていることを
見透かしてしまう、
余計な介入をうっとおしいと
感じるようになると前回のブログで書きました。
何か手伝ってもらって「えらいね」
片付けができて「よくやったね」
そんなことより、
体育のドッチボールで自分のチームが勝った!
など、成果を出したことを
ほめてあげるほうがずっとテンションが上がります。
対する女子はどうでしょうか。
ママがしてほしいことをしたらほめるなど
大人の都合でほめないのは
男子と同じです。
高学年女子には
彼女たちがさりげなく気配り心配りしていることを
よーく観察して、
言葉に出してねぎらってあげるのが効果的。
男子には「そんなんできるん?すっごいな~!」
という褒め言葉
女子には「気づいてくれてありがとう」
という褒め言葉がオススメです!
女子は初潮を迎える前後2年間が
身長がググーンと伸びる時期です。
わが家の6年生ここちゃんは
この夏初潮を迎えましたが、
なんか・・・朝起きるたびに
わたしの身長に迫ってきている気がして
恐怖を感じます(^_^;)
身長が急激に伸びる時期、
生理が始まる時期には
血中鉄分が足りなくなるので貧血になりやすく、
脳に酸素が行きづらくなるので
どうしてもぼーっとして
集中力がなくなります。
だから、
高学年から高校生ぐらいまでの女子って
朝なかなか起きません!
幼児期までは早朝起きだったのに・・・
足して2で割ってくれ、と思いますね(笑)
高学年女子、女性ホルモンが分泌されるようになると
女子には一人前の女性と同じ扱いを
しなければなりません。
集中力がなくなる上に、
ホルモンの影響でイラついた状態が
上乗せされるので
ママからすれば
「なんなのいったい!!」
ママも同じく女子なので、
生理前などイライラすることもあり
つまらないことで不機嫌になる思春期娘とは
心理的にぶつかることが多くなると思いますが
高学年女子は基本的に
『集中力散漫でイラついている!』
そういう生きものなのだと諦めましょうね~♪
どうしようもないことなので
ママも過敏に反応するのではなく
おおらかに捉えてください。
「いいかげんにして!」
と言いたくなるけど、
叱りつけるよりも
しっかり食べさせて鉄分補給をするほうが
手っ取り早いと思いますよ。
冷静に、冷静に・・・
高学年から数年間は、
女子を持つママは
ひたすら深呼吸ですよ~!!!