仮面ライダーYUTO
「おかーしゃーん
仮面ライダーYUTOって知ってる〜？」
ある朝、
うっかり保育園に持っていく麦茶を切らしてしまい
慌ててパパがお茶を沸かしてくれました。
水筒に氷をいっぱい入れて、
沸かしたての麦茶を注ぐと・・・
それはただの熱湯でした。
（お茶パック入れ忘れ）
・・・パパっ！
この忙しいときに・・・！
頼むで、ほんま！o(｀ω´ )o
ママ、イラっとしたところに
３歳ゆうとの
突然の無茶振りがカブりました。
ゆとりがあるときなら微笑ましい
仮面ライダーYUTOの発言
笑顔で応じるところですが、
麦茶騒動の直後のゆうとママの心の器は
ありんこぐらい小ちゃかった！
「・・・仮面ライダーYUTOは何ができるん」
無表情、淡々と口先だけの質問返し。
「あのな！仮面ライダーYUTOはな、
セミ持てるねん、死んだやつ！
いっぱい死んでるから！」
ママのテンションなんかおかまいなし！
まるで空気読まない仮面ライダー
ものすごく得意げに自慢してますが
何言ってるかさっぱりわかりません。
わりと意味不明ですね。
セミ。
しかも生きてるやつじゃなくて
死んだやつです。
それを触れるのが仮面ライダーYUTOの技・・・
弱すぎやろ・・・
ママの無気力な表情も
もろともせず、
「仮面ライダーYUTO、へーんしん！
トゥ！」
セミを持つ必殺技で敵と戦う
仮面ライダーYUTOは
ママに向かって戦いを挑みます。
・・・いや、あのね、
状況見てくれる？
朝は超忙しいねん。そんな暇ないから。
保育園行かなあかんし、
ママ仕事やし！
お茶はお湯やったし。
それどころじゃないねんって。
それでも「トゥ！トゥ！」しつこいので
ママは仮面ライダーに
その場しのぎの『こちょこちょの刑』を遂行しました。
「あっあっ！やめてっ！
そんなことしたら
仮面ライダーYUTOが泣いちゃうでしょっ！」
どんだけ弱いねん、仮面ライダーYUTO。
彼に地球の平和を任せたら
一撃でショッカーに世界征服されそうです。
そもそも、今、冬やから
必殺技「死んだセミ持ち」も
次の夏まで使えねえ。
ああ、役立たずだ、仮面ライダーYUTO！
そういや、うちの小１ふうたが
朝ごはん中に手を止めて
「口笛ってなんで吹くか知ってるー？
セミ呼ぶため！」
と言ってましたっけ。
そんなんいいから早く食べろ！
って、女子たちに怒られてました。
仮面ライダーYUTOが変身したときに
口笛でセミを呼ぶ脇役
FUTAも現場で活躍している・・・
・・・のかもしれないですね。
「でも、ふーちゃん
セミにおしっこかけられたことあるねん！
授業中に口笛ふいたらどうなるかなー。
やってみよかな。
セミが来るかな。
しょうちゃん（隣の席の子）に
あ！口笛吹いてる〜
って言われるだけかなー
あ、知ってる〜？
セミってさ、１週間で死ぬねんで！」
男子ってなんでこんなに
虫の話になると必死なんやろ。
しかも話題があっちにこっちに・・・
支離滅裂で疲れます。
あ、そうか。
仮面ライダーの必殺技やから
虫の話はハズせんのか！
男子のママたち、
朝っぱらからいろいろと
お互いおつかれさまでございます(^◇^;)
