ホルモンにはかなわんかったー
2年前、
第1子にも関わらず
「・・・え?
ナニその余裕?
3人目の経産婦やろ?」
と思ってしまうような
20代の肝っ玉かーちゃんがいました。
通常は、
はじめての妊娠、はじめての出産、
はじめての子育て。
なにもかもが初で、要領がつかめず
不安がいっぱいのはずです。
ゆうたママは、
完璧を求めず、適度に肩の力を抜きながら
のほほ〜んと子育てできる稀な人でした。
若いながらの貫禄、
ぜったい1人目ちゃうやろ〜!と
いつもツッコミ入れられては、
「ちゃいますよー!」と笑っていました。
パッと見、とにかく前向きで明るくて
上手に子育てしているなと
安心して見ていられました。
そんな彼女、
産後3日目、
沐浴や朝の検温のため新生児室に赤ちゃんを
預けて部屋に帰ったとたん
なぜだかわからないけど急に涙がポロポロ・・・
止まらなくなり号泣してしまったそうです。
そこへたまたま(タイミング悪く)
助産師が入ってきて、えらいこっちゃ!
え?!
どうしたのー!
・・・いや、どうもこうもしないんですケド
なんかわからんけど泣けたんです。
あはは。
彼女いわく、
別に心配されるような緊迫した
精神状態ではなかったそうですが
産後3日目の褥婦が一人で号泣している・・・
そりゃ助産師としては
産後うつ予備軍かもしれない・・・
わたしたちが守らねば!って思います。^^;
退院するまで毎日
入れ替わり立ち替わり、いろんなスタッフが
部屋に様子を見に来てくれて
退院後は誰かに助けてもらえるのか?
家族構成は?
不安なことはないか?
などなど、これでもか〜ってほど
さりげなく暖かく優しく見守ってくれたそうです。
退院後はすぐに保健センターから連絡が。
病院が保健センターに申し送ったわけですね。
ありがたいことです。
ですが、病院、自治体の心配には及ばず、
その後ゆうたママは持ち前の器用さを発揮、
本当に見事な『テキトー子育て』を披露してくれました。
仕事復帰も、保育園入園も、断乳も、
「まぁなんとかなるでしょ、HISAKOさん~!」
って、いつも笑っている彼女でした。
妊活1回目のチャレンジで2人目妊娠!
つわりなし。(うらやましい・・・)
妊娠経過順調。
妊娠18wのある日、ほんのわずか出血。
肛門からの出血のような気もするけど
一応病院行っとこうかなぁ
どうしようかなぁ・・・
おなかが張るわけでもないしな・・・
と思っているうちに出血はおさまりました。
出血してないのに受診しても
大丈夫そうだねって言われるだけかな。
そもそもこんな状態で行ったら
主治医も忙しいだろうし、迷惑かなー。
持ち前の『のんき』炸裂です。(^◇^;)
ですが、家族に
一応受診しておいでよ、と勧められ
念のため診てもらうことにしました。(よかったー)
妊娠18w
子宮頸管長2.3cm
経管短い・・・
「おなか張ってない?
本当に張ってない?」
主治医に何度も聞かれましたが、
本人おなかの張りの自覚は一切ナシ。
1週間仕事は休むように。
自宅安静が言い渡されました。
普通なら、ビビるシュチュエーションだと思います。
即、自宅に帰って安静にするんじゃないかと思いますが
彼女、病院帰りにのんきに
いつものようにめっちゃ明るく
ばぶばぶに遊びに来ちゃいました。
「おぬし、仕事休める1週間の間に
一人ランチとか行こうと思ってないやろな?」
あ。ダメですか?
やっぱりー。
「ダメー!
家でのんびり過ごしてー」
18wなら通常は3.5cmはあるはずです。
2.3cmはかなり短縮している所見です。
安静で様子をみて、経管の短縮に加え
子宮口の開大が伴ってくるようなら
経管無力症の診断になります。
経管の短縮に加え
子宮収縮が伴ってくるようなら
切迫早産の診断になります。
子宮収縮は伴っていないので
張り止めのお薬は処方されず、
医学的に緊迫性はないものの、
妊娠中はいつ何が起こるかわかりません。
経管短縮という事実は事実として受け止め、
現時点、おなかが張っていなくても
しばらく注意深く見守る必要があると思います。
「そっか〜ばぶばぶ来てよかったー。
HISAKOさんに教えてもらって
重大性がわかりました。
病院で聞いた時はあんまり深く考えてなかったから」
ケタケタと明るく笑う彼女。
前向きにとらえて明るく振舞っているだけなのか、
それとも天然でのんきなのか・・・(たぶん後者)。
1週間は仕事も休んで
家でのんびり過ごすことを
口を酸っぱくして約束させました。
そして念のため
もし、家に帰ってから急に不安になったり
悲しくなってきたときには
車で来るのならばぶばぶ来てもいいよ。と。
悲しく?
不安に?
んーーーならないと思います〜!
なると思いますぅー?!
2年以上のゆうたママとの付き合いから
「ならない」と思いますが・・・・(^_^;)
人間、ホルモンには勝てないからねー。
まさかこの人が?っていう人が
ホルモン変化に情緒不安定になったりするんやから。
はーい、りょーかいで〜す!!
元気に帰っていくゆうたママでした。
翌日、ゆうたママからメールが
届きました。
↓↓
昨日は、ばぶばぶに行く前に、
仕事の方は手配してたのですが、
同じ部署にいる2歳女児のママ(後輩)が
私が切迫で休むと言うことを聞いたらしく、
「あなたの受け持ってる雑務をやっときますね★」
と、お大事にの言葉と一緒にLINEをくれたのです。
私は、それを見たとたん、泣いていました!!
それはしっかり、ポロポロと…
こうなればもちろん、
鼻水をすすりながら返事を書いたのは間違いなしです。
HISAKOさんの言ってた通り、
ホルモンのバランスってすごいですね…
とは言え…
私にもカワイイところがありました。
嬉しい事を言ってくれた後輩の善意に報いるためにも
「絶対安静!」を頑張ります★
↑↑
そうか〜泣いたんか!
妊娠出産産後のホルモン激変を
侮ったらあかんけど・・・
なんか安心した〜^ ^