大阪、ばぶばぶだった古民家よ永遠なれ！

～～～大阪、ばぶばぶだった古民家よ永遠なれ！～～～

大阪の助産院ばぶばぶは
築96年の古民家でした。

戦前に建築され、
わたしたちが知り得ない戦争を経験し、
大空襲にも焼け落ちることがなかった
強運の古民家には

時代とともに多くの人々が暮らし、
さまざまなドラマを作り出してきたのだろうと思います。

古民家と言われる建物は
使われていないと維持ができません。

20年間ほど空き家のままで
人が訪れることもなく
廃墟同然になっていた建物を
こだわりまくってリノベーションし
助産院ばぶばぶを始めたのは2014年のことでした。

廃墟だった建物は、愛をもって手を加え、
人が行き交うことで
深い味わいとともに息を吹き返しました。

蘇った古民家ばぶばぶには
沖縄に移転するまでの６年間、
毎日途切れることなく
２万組以上の親子が訪れました。

古い家やアンティークが好きで
沖縄でもつい古民家に目がいってしまいます。

大阪ばぶばぶと同じように、
古民家、外人住宅、
いろんな用途で使用されながら
戦争を耐え抜いた琉球赤瓦の建物や
多くの人の手の入った沖縄独特な建築物が
今の時代にたくさん残っています。

ただ古ければいいということではなくて
長い年月をかけても大切にされ
残されている建物は魅力的～♡

ずっとなにかしらの役割で
使われ続けることで存在し続け、味わいを増すのは
人間と同じかもしれませんね。

今は自粛生活なので見に行くこともできないけど
同じ古民家でも、
大阪と沖縄では建物の種類や構造がまったく異なります。

沖縄は高温多湿の亜熱帯気候なので
人の出入りが頻繁にあって
風を通すなどの手を加えてあげないと
建物はカビだらけになり、
あっという間に使いモノにならなくなってしまうそうです。

コロナ騒動が落ち着いたら
建物探索に出かけてみようと思ってます。

大阪のばぶばぶだった古民家は、
3月末、家主さんにお返ししました。

その後、借手は見つかったかなぁ・・・
見つかるといいなぁ。

大阪は沖縄ほど多湿じゃないので
カビのリスクは低いかもしれないけど、
ときどき誰かの手によって新鮮な空気を入れて
あげてほしいなぁ・・・。

毎日たくさんの人たちが訪れ、
愛され、その存在感を堂々と主張してきた
あの古民家は

きっと古民家本人が、
自分の魅力をちゃんと自覚し、
訪れるママたちに元気と勇気を与え、
魅せてくれていたんだろうなぁと思います。

大阪のばぶばぶ、その建物の中では、
さまざまな妊娠出産子育てのドラマがありました。

誰かの役に立って
なんらかの用途で造られたものだからこその意味があり、
その意味を継承することが
時代を超えてできるのならば
その建物はずっと残り続けるでしょう。

大阪を離れて１ヶ月以上。

寂しいわけでもないし、
未練があるわけでもないし、
ホームシックになっているわけでもないけど、

リノベで自分の手から生み出した建物の魅力が
どこにいくのか・・・

これからもなんらかの形で
想いが継承されていくといいなぁと
心から願っています。

〝かつてばぶばぶだった古民家〟の
その後の動向が気になります。
（未練ではないねん、ホンマに！笑）

大阪古民家ばぶばぶは、
来院されるママたちやwebでつながる
たくさんの手を借りながら
いろんなことを伝えてきました。

わたしの身体は、
あの古民家からは離れたけど、

今も、気持ちはあの場所にいます。

旬なリモート方式で
大阪にも、沖縄にも、その他の場所にも
わたしはいます！(^ ^)

変わらず伝え続けることで、
離れた場所でも多くの人へ伝わっていく。。。

その工程、助産院ばぶばぶという場所は
ある意味、スーパーパワーの「持ち札」なのかな。

沖縄、コンテナの助産院ばぶばぶは、
無骨で古い味わいはないけれど、

決して動かずその場に佇み、
訪れる人へ考えや気づきを与えてくれる魔法の場所。

味わい深い古民家だろうと
無骨で狭いコンテナだろうと、それは一緒です。

コンテナの玄関先には
DIYで花壇を造りました。

たくさんのお花が咲き乱れ
南国の樹々たちも来院するママたちを出迎えてくれます。

とっても可愛く、
とってもばぶばぶらしく
素敵な空間に仕上がりました！

現在、おっぱいケア等診察は
新型コロナウイルス感染予防対策を嵩じながら
実施しています。

平安座島に建築される、本・助産院ばぶばぶが
完成するまでの約１年間

なにかとご不便、ご迷惑をおかけしますが
ご協力のほどよろしくお願いします！

1年後は、
おったまげるほど素敵な『助産院ばぶばぶ』
完成するからね～！

お楽しみに！