HISAKOブログHISAKOブログ
2020.07.17

排卵痛

生理と生理のちょうど中間の頃、
下腹部というか、膣の一番奥というか、
お尻の奥のほうっていうか・・・
ズーンと重くて痛くなることがあるんですが
病院に行ったほうがいいのかな・・・。

というご相談を受けることがあります。

『排卵痛』ってご存知でしょうか。
名前のとおり、
排卵に伴って骨盤内臓器周辺が痛くなる症状を言います。

排卵痛を感じやすい人もいれば
まったくわからない〜という人もいて
本当にさまざまですが
どちらも病的ではありません。

なかには、
「毎月どちらの卵巣から排卵したかわかる」
という人もいます。

わたしは11人も産んでますが、
排卵痛はずっとまったくわからないままでした。

7人目の妊娠の頃に

ん?もしかしてこれって・・・?
いや、気のせいかー?

という程度の痛みを感じたことがありましたが、
どうやら、どっちかというと鈍感なタイプみたいです。

その後、44歳のときに高度生殖医療(顕微授精)で
半年間通院し、
ホルモン剤をこれでもか〜ってほど投与されて、
ハッキリした排卵日が特定されるようになって
はじめて

あーこれが排卵痛か〜!
めっちゃ痛いやーん

とわかるようになりました。

排卵とは、
卵巣の表面にできた卵胞が破れて
中にある卵子が飛び出て卵管内に
取り込まれる現象です。

卵巣の表面が破れて
卵子が飛び出すときには出血します。

って、説明すると

おお〜それは痛そうだ・・・

と思ってしまうのですが

卵胞が破れるために痛みを感じるのか?
というと、そうではありません。

実は、卵巣には、
知覚神経がないんです!

なので、
月に1回、排卵のために
卵巣の壁が破れて出血しても、

不妊治療で卵巣に細い針を刺して採卵しても
卵巣そのものが痛みを覚えることはないんです。

じゃあ排卵痛って何?

痛みの原因は
卵巣からの出血が腹膜の上にポタリ・・・と落ちて、
もしくはジワリ・・・と滲むことで起こります。

腹膜は痛みにとても敏感な組織で
わずかな出血でもその刺激により
痛みを感じます。

出血量は、
多いこともあれば少ないこともあります。

ということは、つまり、

『排卵の、どのタイミングで痛みを感じるのか?』

排卵直前にはまだ感じませんね。
出血量が多ければ、排卵直後に血液が腹膜に触れて
痛いだろうし、

出血量が少なければ、
排卵してから痛みを感じるまでに
タイムラグがある場合があるっちゅーことです。

つまり、排卵日からずいぶん経ってから
今ごろですか〜?
という生理前になっておなかが痛くなるケースも
あるのです・・・。

「毎月どちらの卵巣から排卵したかわかる」

というのも実は正確ではないそうですよ。

出血が排卵したのとは反対側の卵巣付近の腹膜を
刺激することもあるので
必ずしも痛い側で排卵した、とも言えないようです!!

さらには
わたしが7人目妊娠時に

排卵痛?かな?
いや、気のせいか?

よくわからなかったように、

妊活中の女性は『排卵日』という大切な1日に
全神経を注いでいるので
排卵日前後の自分の体調に
必要以上に神経質になっている場合があり、

なんとなく、そんな気がしてきた・・・
痛い?・・・かも?

想像妊娠ならぬ、想像排卵ですね。( ̄◇ ̄;)

痛みという感覚は
主観的で、とてもあいまいなものなので、

『排卵痛=排卵があった!』

とも言いきれないんですって〜。

ややこしいわーもうっ!( *`ω´)

【新登場】よりお得に、大容量になった「新マシュマロ」を大発表するで〜!
一覧に戻る

人気記事

2023.03.06

お菓子のレイ

2021.04.15

あれ?抜けないぞ?

2021.06.04

母乳育児は痩せるのか?

2019.09.27

げっぷは「出させるもの」じゃないんだよ

2023.01.26

インスタグラムに挑戦!