出産準備でタライ購入?
わたしは今、妊娠34w。
先日、前置胎盤疑いで
沖縄県の高度周産期センター併設の
産婦人科に転院しました。
結果的に、
胎盤の位置に問題はなく
「あなたの現状はハイリスク妊婦ではない」
と評価され
もう限界ー!!と悲鳴をあげつつも
順調な妊娠9ヶ月目を過ごしています。
だけど妊娠出産はすべて終えてみて
はじめて「順調だった」と言えるもので、
最後の最後までどんなハプニングが起きるか
わかりません。
現時点、順調で
「ハイリスク妊婦」
とは言えなかったとしても
わたしは
12回目の多産
46歳の高齢妊娠
「ハイリスク妊婦に
いつなんどき移行するかわからないハイリスク群」
であることは間違いないでしょう( ̄▽ ̄;)
なので、やっぱり人一倍健康を気遣った
マタニティーライフを心がける意識が
必要でしょうし、
過信せずに
周産期センター併設高度医療施設で
安全に出産することを最優先に
選択するのが妥当だと思います。
過去の妊娠出産、勤務していた産院、
さまざまな産院を知っていますが
出産時に準備する物品は
産院によって方針がいろいろです。
入院中のパジャマさえ
提供してくれて、
母子手帳だけ持参すればいいぐらいに
アメニティーグッズから
生活用品から徹底して充実した
ホテルみたいな個人産院もあれば
なにからなにまで
全部自分で準備しないといけない県立病院も。
産褥パットやお産用のLパット、防水シーツ、
母乳パッド、臍帯箱、赤ちゃんのお臍消毒キット、
使い捨てショーツ、乳帯など
お産~産後までに使う衛生用品が入った
おなじみの『お産セット』も
入院時に自動的に
産院が準備してくれる場合もあるし
病院の売店で
入院までに個人で購入するなど、
入手方法は異なります。
沖縄では、転院する前に通っていた病院、
そして今回移った高度医療の病院でも
お産セットと同時に、
売店でタライを購入しておいてくださいと
言われました。
タライ・・・ですか?
なにすんの?
「コント?」
思わず若い助産師さんに聞いてしまった・・・
そしてたぶん、通じなかった。( ̄▽ ̄;)
今のタライはプラスチック製がほとんどのようですが
46歳にとって、
タライと言われてまず浮かぶのは
アルミやブリキの大きな金タライ。
その使い方は
頭上に落下、大きな衝撃音と直撃後のリアクションの
相乗効果で笑いを誘う
単純ながらも優れた威力を発揮する
ギャグ小道具でしかありません!
そうです、ドリフターズのコントです!
(40代以上には通じるよね)
タライは頭に落とすものだ!!
沖縄では、
タライは産後すぐにママが温座浴するために
使うのが一般的なのだそうです。
決して産後すぐのドリフのコントを
求められたわけではなかったみたい。笑
タライにシャワーでお湯を張って
その中に15分ほどチャポンと座っちゃうのだそう。
産後の回復を促す目的として
清潔な個人持ちのタライに
お尻を浸けて温めることは
悪露の排出、
痔や会陰切開・裂傷の傷の治癒を促進し
子宮復古、母乳分泌をスムーズにし、
産後の自律神経を整えるために有効。
うん、確かに
その通りだと思います。
内地での暮らしは、秋になれば毎晩
温かいお湯にゆっくり浸かって
疲れを癒す『お風呂』が一般的ですが
産後は、衛生面を考慮して
真冬でも
「産後1ヶ月まではシャワーだけにしてね」
と指導されます。
なので冬の出産は、けっこう辛い。
でもそれが当たり前だと思ってました。
清潔なタライを使って
温座浴っていう発想はなかったです・・・
というか、内地で真冬にそれやったら
「肩まで浸かりたいよー!!」
余計に寒くて風邪ひくかもしれない~(^◇^;)
大阪に住んでたときはスーパー銭湯が好きで
休日は子どもたちと一緒に
よく出かけていました。
最近の温泉は、内湯だけじゃなく
ジャグジーやサウナ、露天風呂、岩盤浴、足湯
付加的なお風呂設備が充実していますよね。
お風呂上がりには
漫画本がズラッと並ぶ畳の休憩部屋で
ゴロ寝ができたり
マッサージやエステが併設されていたり
レストランも充実していて
至れり尽くせり。
ですが沖縄
ないことはないけど、
銭湯の数は圧倒的に少ないし、
関西に比べたら
設備の充実度も低い・・・
亜熱帯気候なので
内地のように湯船に浸かってリラックス
という習慣がそもそもないのでしょうね。
4月に沖縄に移住してきて半年、
プールや海水には何度も浸かりましたが
湯船には一度も浸かってません。
今後、10月になっても
11月になっても海に入れるぐらい
暑い日が続くわけですけど
妊娠中の今こそ温泉行きたいんだよな~。
妊婦は全身浴より
心臓に負担がかからない
半身浴で骨盤内の血流をよくすることを
勧められますが
タライの温座浴は
ちゃうねんなー!
効果があるのはわかるけど
なんかちゃうねんなー!
心も一緒に満たされる場の雰囲気とかさぁ。
癒しのシチュエーションが大事やん?
ただ温まったらええっちゅーことじゃないやん?
妊婦がタライにお尻だけ浸けて
チーンと座ってる図。
なんか虚しいやん・・・笑
購入したタライ、お尻入るぐらいの大きさなので
とてもじゃないけど入院バッグに入りません。
陣痛始まった妊婦たちが全員
入院バッグとは別に
でっかいタライを手に持って入院する図も
だいぶ不思議だと思うー。
じゃまやし、
頭にかぶって持っていくのもアリか?
全員使うのなら、産院で
あらかじめ準備しといてくれたら
効率がいいのにね。
妊娠中に購入して
いったん家に持って帰って
再びお産入院時に持参しろっていうのは
やっぱりコントを求められているのかもしれません。