がんばらんでええ。テキトーでええ。
YouTubeチャンネルの冒頭で
「がんばらんでええ。
テキトーでええ」
というフレーズがあります。
その言葉に救われている、
という嬉しい声を
たくさんいただいています。
必死に『いいママ』を演じようとしていた30代。
あの頃のわたしは、
自分がしたいことをするのではなく
周囲に認められることで安心を得ようと
無意識のうちにしたくないことまで
がんばりすぎていました。
周囲のママが、少々ズボラであっても
とくに気にならないし、
みんな違っていいと思えるのに
自分が手を抜くことにだけは
悪い印象を持っていて
それをすることが許せませんでした。
努力することは悪いことではないですが
ちゃんとやらないといけない
人に迷惑をかけてはいけない
人に頼ってはいけない
手を抜いたらダメ
真面目にやらないと。
こうじゃなきゃいけない
こうあるべきだ
休んじゃいけない
肩に力が入りすぎて
自分を追い詰めてしまうと
柔軟な思考ができなくなって
かえっていろんなことが
うまくいかなくなることがあります。
固定概念にとらわれて
自分の人生に制限を設けてしまったわたしは
自身を、そして家族のことも
苦しめる結果になってしまいました。
成長した子どもたちは
ママのことをよく見ていました。
ママが『いいママ』であるのは、
何のため?
子どものために自然体で
いいママなのか?
それとも
いいママと周囲に思わせたいから
いいママなのか?
つまり、
自分のため?
それとも子どものため?
わたしの場合、世間一般的に見て
「いいママ」だったと思いますが、
子どもたちは、わたしの本心を見抜いていたんですね。
ママが「いいママ」なのは
自分がかわいいからだ・・・
子どものために、って言いながら
ほんとは自己満足でしかない。
そんな偽善の「いいママ」なんかいらない!
思春期の子どもたちに見透かされ、
指摘されたんです。
そう・・・
わたしが自分のやらかしに気づいたのは
40歳を過ぎてからだったんですよね・・・。
それからというもの、
子どものために犠牲になるような生き方をするのは
やめようと決心しました。
わたしの人生はわたしのもの。
もっと大事にしていい。
そして自分のしたいように、
したいレベルで
大切な子どもたちのことを守り、
与えられるものを与えてあげればいい。
でも、無理してまでしない!
それを気づかせてくれたのは
子どもたちです。
〝がんばらないことをがんばる〟
手を抜いたらいけないことと、
ズボラでいいところをしっかり見極めて
周囲の目を気にず
自分の生き方に堂々と胸を張る!
それが
正解とか不正解とかではなくて
自分が心地よい生き方をして
失敗を恐れない。
失敗したなと感じたら
そのつど軌道修正しながら進む。
反省はしても後悔はしない。
そんなあっけらかんとした
人間らしいママの生きざまが
家族の本当の幸せにつながるんだと
今は確信しています。
なんでもテキトーにこなして
いい結果が出るはずがないし、
一生懸命がんばって努力することで
上手にいくこともありますよね。
でも、
がんばりすぎて疲れ果ててしまい
見返りがないことに苛立ったり
ショックを受け、メンタルをすり減らしてしまっては
元も子もありません。
がんばりすぎてしまうと
無意識に子どもにも旦那にも
同じようにがんばることを期待してしまうことも
あります。
例えば自分は1日中子どもに向き合っているのに
子どもが言うことを聞いてくれないと
イライラ・・・
自分が『ちゃんとしないといけない』
と思いこんでいるので
「うちの子はダメ」
「みんなに迷惑がかかる」
つい、子どもにも完ぺきを求めて
イライラしてしまいます。
そしてそんなときはたいてい
「わたしはこんなにがんばっているのに、なんで!!」
になりがち。
子育てにネガティブな感情が
出てきたときや、
自分自身の生き方に自信がなくなるのは
がんばりすぎてて
「休みたい」のSOSサインが出てるときなんだと
思います。
適度に休んだり
人に頼ったりすることを
自分に許している人なら
同じようなことをパパや子どもがしても
許せるはずなんですよね。
適度に手を抜くことは
悪いことではないんです。
限界になるまでがんばらなくていい。
〝テキトーでええねん〟
というのは
いいかげんにするということではなく
自分に合ったやり方やペースで
行動するということです。
他のママがすごくできるように見えても
その人にだって苦手なことがあります。
人間はみんなひとりひとり違うんだから
人と比べる時点でアホみたい。
わたしには、わたしに合ったペースと
やり方があっていいし、
あなたにはあなたのペースがあるのです。
もっと自由に生きてみてほしいと
思います。
1人じゃできないことを
抱え込んで無理にがんばろうとしないで
誰かに助けを求めてみましょうね。
できるかできないか。
乗り越えられるか超えられないか。
そんな0か100か
みたいな極端なことばかり考えず
自分のやることすべてに
満点を求めずに子育てしてみましょう。
完璧じゃないわたしには
難しく感じることも
逃げたくなることだってありますよ。
でも、ええねん。
がんばらんでええんやし
テキトーでええんやもん♪